さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

石見銀山

2017年01月19日 | 山陰・北陸日本海



江津での用事も終わり、のんびりと石見銀山でも見物することにした。世界遺産
である。それにしてもアクセスが悪い。山陰本線は1時間に1本程度。仁万駅から
石見銀山へ向かうバスは2~3時間に1本程度。乗り継ぎを考えると、わずかな
区間だというのに特急に乗るしかなく、いくらも乗らないのに数百円払うはめに。

銀山へ向かうローカルバスに乗ると、私の他に乗客は若いお嬢さんひとりだけ。まあ
しぶい観光地ですからね。残念ながらお話をする機会は持てなかった。
あれ?「もてない」って言葉、ここからきてるのか?



バスは「世界遺産センター」にはひんぱんに出ているが、なんだか観光客向けの
近代施設には関心がないので、こちらの「石見銀山資料館」に入る。こちらの
ほうは他に誰もいなかった。これいかに、である。



代官所って、四国にはなかったんですね。東北はわかります。幕末に会津の連中が
青森方面へ追いやられたというのは大山捨松の話で出てきましたからね。中央政府の
管轄にはなく、ちらほらと原住民が住んでいたの?



銀が発掘されるとなると、当然争奪戦が始まります。その醜い争いについてはあまり
詳しく展示されていませんでした。当時、ここの銀の発掘量は世界全体の3分の1に
までなっていたんだって。



発掘に使われた機器などもありました。



面白かったのがこれ。1595年に、ポルトガル人が作成した日本地図です。地理的
重要度に応じて大きさが違っています。先ほどの代官所の配置に見られるように、
四国はとても小さく、東北は存在しない!関西より東は田舎で、扱いが小さい
ですね~。しかし、関東の東にある島はいったいどこなんだ?

さてこのあと、1時間ほど歩いて銀山の坑道を見物しようと思っていたのだが、
荷物が重い。バス停の前にあったコインロッカーは小さくて入らない。そこで
この資料館の奥にある大きなロッカーを使わせてもらえないかと係の女性に
頼んでみた。

資料館には見学者がほとんどいないようだし、わざわざ一番奥にあるロッカーを
使う人もいなそうだ。にもかかわらず「利用は館内のみ」などと張り紙があるのだ。
しかしふたつ返事で親切にも使わせて頂けました(^益^)bアリガトウゴザイマシタ



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