古布で小物を作る ・ 暇を見つけては読書

古布を利用して袋物やテーブルウエアなどを作って楽しんでいます。
合間には読書したり、お出かけしたり・・・・

「モンローが死んだ日」・・・小池真理子 著

2017-02-05 | 読書
小池真理子さんの「モンローが死んだ日」を読みました。

舞台は軽井沢。


個人図書館の司書のような仕事をしている50代の女性と
4つ年下の彼女の精神科主治医との恋物語です。


女性は夫を亡くし、子供もなく天蓋孤独。
精神科医も独身で、川崎市から週の後半のみ軽井沢のクリニックに
通ってきているという設定です。



小池さんの小説にいつも感じる
虚無的な空気がこの小説にも濃く流れているような気がしました。




精神科医は秘密を抱えているようで・・・
いつも何かにおびえているようにも見える・・・


物語後半で、その秘密も、おびえの理由もわかっていくのですが、
「ふに落ちる」という言葉がぴったり。


久々の一気読みでした。






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