秋雨に濡れて訃報の届きけり 今日の俳句 今日を俳句

いつか来る別れとはわかっていたつもりだが、昨日今日とは云々と曹洞宗のお坊さんがお話になっていました。ご家族ご遺族にとってはどんな言葉も心に届かなかったのでは・・・
別れの順番の大切さを今度も強く思いました
斎場からの帰り道はなぜか濡れて帰りたい気分になり、ひとりで雨の道を駅までしっかり濡れながら歩きました。

憂き我を芯まで濡らす秋の雨

七夕や思いもかけぬ便りかな 今日の俳句 今日を俳句

よりによって七夕の日に連絡が来るとは・・・
それも真夏のゴルフの誘いとは・・・
持つべきは友かも

暑さにも寒さにも風にも雨にも弱いことを百も承知の誘い？

七夕や何でもありの願いごと 今日の俳句 今日を俳句

テレビなどでもみかける願いごと
じつにあれやこれやなんでもあり

裁縫が上手になるようにとかいうそもそもの願いごとがこんなになったら頼まれるほうも大変でしょうね
年金とおなじように宙に浮くものも少なくない？

手袋を思い出させて風が吹き 今日の俳句 今日を俳句

冬に逆戻り！？
情けないことに風邪

短夜をなお短くす地震かな

いつものことですが、真夜中の地震はびっくりです。
夢だと受け止めて反応しなかったひともいるそうです。

こいのぼり風が吹かねば所在なし 今日の俳句 今日を俳句

勇ましいこいのぼりも風が吹いてのこと
風が吹かないとどんなに出来のよい凧でもあがらない

のんびりゆったりぶら下がるこいのぼりも見ようによっては一興？

曲がること知らぬ菖蒲の湯につかり 今日の俳句 今日を俳句

尚武を願う気持ちはともかく恒例の５月５日の菖蒲湯
菖蒲には薬効もあるそうでなにか元気がでたような気分

菩薩には上野の若葉も似合いけり 今日の俳句 今日を俳句

上野で薬師寺展
日光、月光の両菩薩などなど

日本人の能力にあらためて感服
信仰の対象としてというよりも芸術品としてみているひとが大半？

当時の日本をもう一度勉強
壬申の乱、律令制度の整備・・・

外に出でよ青葉若葉が光いる 今日の俳句 今日を俳句

ソメイヨシノの喧騒からしばし
初夏の香りがいっぱい
この時期こそ戸外で陽の光にふれるとき

賜りし春筍の味ぞ濃し 今日の俳句 今日を俳句

たけのこのいただきもの
旬の春筍はなんとも言えないおいしさでした