小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

音の識別ができること

2017年05月03日 02時12分41秒 | 日記
2013年8月29日(木)(5歳4か月)
 
 
 毎週木曜日の、ヒッポの和泉中央ファミリー。
 
 アメリカホームステイから帰って来て最初の和泉中央
ファミリーということもあって、やっぱり、りえがホーム
ステイの報告をしていた。
 
 近くで聞いている春奈にも影響しているようで、近頃
英語を話してみたいという気になっているようだ。
 
 今日も自己紹介タイム(と言っても顔ぶれはいつもの
メンバーなのだけど)で英語で自己紹介をする。
 
 「my name is HARUNA, please call me HARUNA」
 
 みんなが、「ハルナ~」と返してくれると、
 
 「センキュー」
 
 
 ファミリーの帰りの車の中で、
 
 「サンキューやなくてセンキューなんは、いつわかったん?」
 
と、訊くと、
 
 「だんだんと」
 
と、春奈が答えた。
 
 少し感心した。
 
 これは幼児だから耳がいい、というようなことじゃない。
 
 Thank youという言葉と日本人が普段の会話の中で使う
「サンキュー」を、意味が同じでも違う音としてとらえられて
いることだからだ。
 
 ひとつ例を挙げると、adultという言葉。日本人の大半が
「アダルト」と発音する。それは、アダルトという言葉がいろ
いろな場面で使われ耳にしているからだ。
 英語の発音はカタカナで書くけど「アドウツ」である。
 
 つまりは、日本語化されてしまった英単語をふだん耳に
しているがために、英語の発音もそれでいいと思い込んで
しまっているわけだ。
 
 春奈は日本語化されたサンキューと英語のthank youが
別の音である、意味は一緒でも日本語と英語では異なる音だ
ということに気づいていたのである。
 
 こういう音の識別ができる、というところに人間のすごさが
あると思う。
 
 だからこそ、人間は言葉を使いこなすことができるわけだ。

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