■1999年 アメリカ 112分
■2006.2.6 BS2
■監督 スパイク・ジョーンズ
■出演 ジョン・ボレイショ・マルコヴィッチ（ジョン・マルコヴィッチ） キャメロン・ディアス（ロッテ・シュワルツ） ジョン・キューザック（クレイグ・シュワルツ） キャスリーン・キーナー（マキシン）
《story》
人形使いのクレイグとその妻ロッテは貧乏な生活を送っていた。クレイグは定職につこうとあるビルを訪れる。その会社は７と２分の１階にある天井の低い不思議な会社だった。入社したクレイグはその会社のある一室で俳優のマルコヴィッチの頭の中に入る穴を見つける。
「他人になりたいと思ったことはありませんか」
◎他人になりたいという願望を、穴の中にはいることで実現させた発想はすばらしい。しかも、人形使いから人間使いにへと、その特技が重なるところがおもしろい。ただ、私としては、その発見をもっと別のことに生かし、何か感動があればいいなという重いがある。自分の欲だけに使うのはさわやかでない。マルコヴィッチもたまったものではない。入る側、入られる側、どこかで両者が結びつく場面があって何かに生かされたとしたら最後はハッピーエンド。新たな穴は幸福を呼ぶ穴となるのでは。今のままではあの子の将来は暗いかも。
マルコヴィッチの穴 公式サイト
