そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

ダイ・ハード

2007年06月01日 | アクション


1988年 アメリカ 131分
■原題「DIE HARD」
■2007.5.26 wowow
■監督 ジョン・マクティアナン
■出演
  ブルース・ウィリス(ジョン・マクレーン)
  アラン・リックマン(ハンス・グルーバー)
  ボニー・ベデリア(ホリー・ジェネロ・マクレーン)
  アレクサンダー・ゴドノフ(カール)
  レジナルド・ヴェルジョンソン(アル・パウエル巡査)
  ポール・グリーソン(ドゥエイン・T・ロビンソン )
  ウィリアム・アザートン(ソーンバーグ)
  ハート・ボックナー(エリス)
  ジェームズ繁田(タカギ)
  アル・レオン(ユーリ)  デヴロー・ホワイト(アーガイル)
  グランド・L・ブッシュ(リトル・ジョンソン )  ロバート・ダヴィ(ビッグ・ジョンソン)

  《story》
妻のホリーが務めるロサンゼルスの日本商社のビルが、テロリストに占拠された。マックレーンがホリーの仕事部屋にいたとき、34階のパーティー会場がテロリストに封鎖された。マックレーンはテロリストから奪った無線機で、警察に連絡。ビルの通風口やエレベーターの通路などを使ってテロリストに迫っていく。

 ブルース・ウィリスの人間味
アクションものはあまり好きではないけど、ときどき魅入られる作品に出会う。それがこれだった。だいたい殺し合いはすきではない。簡単に人が殺させる場面は、戦争の心理と同じ。悪とされている人間を殺せば英雄だ。殺したことに後悔はない。小さな戦争だ。この映画がおもしろいのは、殺し合いがたくさんあってもブルース・ウィリスの人柄に引き込まれる。スクリーンの彼と、現実の彼は違うかもしれないけど、スクリーンでは暖かみを感じる。燃えたつような正義感ではなく、自然に感じる肩の凝らない正義とでも言えるかな。「アルマゲドン」で感じた人間味にあこがれる。

 美しいもの
青空が広がり、さわやかなそよかぜが吹く。頬でその感触を味わう。心で草原を歩く。傍らには姿は見えないけど、愛する人たちが寄り添う。「そよかせ」はそんな願いがこめられた名前。美しいものを感じたい。感動をたくさん経験したい。ここにはそんなうつくしいものや感動の記録を残したかった。でも、書きたくなるときや、書くことができるときは、決まって心が沈んだとき。書くことで、美しいものを感じる心を取り戻そうとしているようだ。それだけ私の心は貧しいのだ。今日、一番美しかったのは、あの子が一生懸命働いている姿だろうなあ。目をつむれば、バケツを持って水を汲みだしている姿が浮かぶ。がんばってね、ってジュースを差し出したら、やったーってうれしそうにしていた。やっぱり、美しいものを残したいね。
 『ハンナのかばん』 カレン・レビン(石岡史子:訳) ポプラ社 【BOOK】
アウシュビッツからのメッセージ
約150万人もの子どもが殺された。大人も含めると700万人だそうだ。どうして人はこんなにも残酷になれるのだろうか。「アンネの日記」は有名だが、こうして世に知られていない子どもたちにも、きっとそれぞれの人生があったはず。一人の命は大切でも、多くの命は簡単にあっけなくつぶすことができる。一匹の犬を救うことに感動しても、銃を持てばたくさんの命を奪って英雄になろうとする。
ハンナの生きた人生を振り返ることは、きっと銃を持つことを拒否する力となる。世の中には、それを信じて、さまざまな活動をしている人がいることも事実だ。ハンナの兄をつきとめ、ハンナの歩んだ道を少しでもたどることができた。ガス室に送られるハンナの心は張り裂けんばかり、恐怖と悲しみが渦巻いている。思わず目をつむってしまう自分がいる。



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