そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

ラストサマー

2007年02月12日 | ホラー

1997年 アメリカ 102分
■原題「I Know What You Did Last Summer」
■2007.2.7 wowow
■監督 ジム・ギレスピー
■出演
   ジェニファー・ラヴ・ヒューイット(ジュリー)
   サラ・ミシェル・ゲラー(ヘレン)
   ライアン・フィリップ(バリー)
   フレディ・プリンゼ・ジュニア(レイ)
   ブリジット・ウィルソン=サンプラス(アン・ヘッシュ)
   ジョニー・ガレッキー(ミューズ・ワトソン)

《story》

「気絶してたら、謎は解けない」

ジュリーとレイ、ヘレンとバリーの2組のカップルは、高校卒業を祝って、車で海岸に行った。その帰りに一人の男を車ではねた。彼らは、その男は死んだものと思い、見つかるのを恐れ、海に投げ捨てようとした。そのとき、息を吹き返しのだが、そのまま海に沈めてしまった。4人は、このことを誰にも話さないと誓い、別れた。1年後、町にもどったジュリーの家に、差出人のない手紙が届いた。その中には、「知ってるぞ」と、1年前の事故を思わせることが書かれていた。そして、4人のまわりには、不気味なかぎ爪の男の影が・・・。

普通の人間だったら悩むよな
もし事故にせよ人を殺してしまったら、夜も眠れないくらい悩むと思う。小心者だから、見えない影に怯え、精神状態は不安定になって、怒りっぽくなったりひどく悲しくなったり、まともには生きていけないと思う。4人で共有しているだけましかもしれない。責任が4分の1になるように感じるからね。もし一人だったら、きっとこの町には帰らないだろうな。

最近「ひき逃げ」事件ってのがあとを絶たない。人を轢いて、ニュースなんかで報道され、そのままのうのうと生きることができるなんて信じられない。殺人なんておこしたら、たとえ自首しても、ずっと苦しんで生きていくことになると思う。
そんな人を殺めた苦しみが、このかぎ爪の男だったのだと思う。それがモンスター化してしまったところから、殺人の影が薄くなってしまったけど。

トランクにあったカニだらけの死体が、一瞬のうちに無くなったあたりからおかしくなった。罪の意識の亡霊がモンスターに変わった。ジェイソン見たいに。人間の心の闇から生まれる恐怖には、筋が通る。でも、モンスター化してしまったら、襲われる恐怖しかない。

この「1」の方も、昔見た覚えがある。「ラストサマー2」を見かけたけどやめた。昔見たような気がする。おもしろくない。無理して見ても仕方ない。

 蝶が飛んでた
裏山に散歩に出かけた。暖冬と叫ばれているように、ほんとうにあたたかい。4月、5月の陽気だ。農家の庭先にピンクの梅が満開になっていた。野鳥がさえずっている。春先に咲くような花は見あたらないが、黄色い蝶が飛んでいた。冬を越そうと眠っていた蝶が、勘違いして目を覚ましたみたいだ。辺りを飛んでも、花はどこにもない。確かに異常だ。しかし、寒い冬が嫌いな私は、こうして気持ちよく散歩できることを喜んでいる。身勝手なものだ。後に、大異変が起こることを、頭の片隅では思っていても、実際に起こるまでは知らないふりをしているのだ。時折寒波がやってくる、これくらいの暖かさがいいなあと、自分のことしか考えていないのだ。どうせ何もできなのだからとあきらめて、開き直っているのだ。


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