■2005年 日本 104分
■2006.7.15 wowow
■監督 田中誠
■出演 ：鳥肌実（タナカヒロシ） ユンソナ（弁当屋の娘） 加賀まりこ（母） 高橋克実（小林専務） 宮迫博之（友人田辺） 市川実和子（テルミンと俳句の会の女の子） 小島聖（看護婦）
《story》
「日本一不器用な男のちょっとだけいい話」
かつら工場に勤める、独身３２才タナカヒロシ。無口で、人付き合いもなく、恋人もなく。ある日、父親が急死、そして母親も後を追うように死去。一人での生活が始まったところで、悪徳リフォームにかかり、大きな謝金。家も売りアパート暮らし。そしてついに会社も倒産。そんなとき、お昼の弁当を売っていた娘と、再び出会う。そして・・・。
◎これを不器用と言うのだろうか。それとも個性というのだろうか。一生懸命やってるけど、うまくいかないのとはちがう。はじめから拒否しているような、かかわろうとしていないような。目を見ると、おどおどしていない。しっかり見ているから、はじめから拒否しているような気がする。あきらめているのではなく、はじめから進もうしていないのだ。不器用とは、がんばろうとするのだけど、うまくいかないこと。最後に、進もうと思ったから、ちょっとだけいいことがあった。うまくいかなくても進もうとしないとね。
