そよかぜから-映画

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奇跡の人

2006年02月25日 | 人間/社会派ドラマ


1962年 アメリカ 106分 原題「The Miracle Worker」
○アカデミー賞 / 第35回(1963年)-主演女優賞、助演女優賞
■2006.2.25  BS2
■監督 アーサー・ペン
■出演 アン・バンクロフト(アニー・サリヴァン)  パティ・デューク(ヘレン・ケラー)  ケラー氏(ヴィクター・ジョリー)

《story》
ヘレンケラーがサリバン先生と出会い、心が通じ合うまでを描いている。
ヘレンは生まれてまもなくかかった熱病がもとで、視力と聴力を失ってしまう。そのため、言葉も発することができなかった。家族は彼女を憐れんで、わがままに好き放題にさせていた。次第に手を焼き始めた家族は、家庭教師を頼むが、ヘレンの無法な行動に耐えきれずすぐに辞めてしまう。そんなとき、サリバン先生がヘレンのもとにやってくる。サリバン先生はヘレンのわがままに正面から向き合い、変えていこうと努力する。そして、ヘレンとの指での会話をしようと奮闘する。

○この映画は今まで何度も見てきた映画だ。そしていつも人と人との関わりの中で、人を大きく変えていくその関係に感動する。「奇跡の人」とは誰をさしているのだろうか。それは、三重苦を乗り越え、学ぶ姿勢を持ち、世界に心を広げていったヘレン・ケラーである。そして、そのヘレンの心を開いたサリバン先生でもある。サリバン先生なくして、今のヘレン・ケラーは存在しない。わがままな人として終わっていたかもしれない。不衛生な施設で一生を送っていたかもしれない。人を変える力こそ、人を感動に導いてくれる。人の苦しみを乗り越える力を与えてくれる人こそ、まさに奇跡を生み出す人なんだと思った。



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