そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

白い犬とワルツ

2006年02月18日 | 人間/社会派ドラマ


2002年 日本 99分
■2006.2.18 BS2
■監督 月野木隆  原作 テリー・ケイ
■出演 仲代達矢(中本英助) 藤村志保(中本光恵) 南果歩(梅本由恵)若村麻由美(恵美) 豊原功補(朴秀一)

《story》

「あなたにはあなたの『白い犬』が見えますか」

40年連れ添った妻、光恵が突然死んだ。途方にくれる老人の英助は、白い犬と出会う。不思議と犬の姿はそのほかの人の目には入らなかった。英助が呼べばその犬は現れ、時にワルツを踊ったり、いっしょに風呂に入ったり。49日の法要の日、光恵の遺言を守ろうと、光恵の骨を持って、息子が事故で死んだと山に向かう。白い犬とともに。

◎犬は飼い主に忠実だ。私は、孤独にさいなまれたとき、可愛らしい目で見つめる犬が、心を慰めてくれると思う。ネコの冷ややかな視線では、余計に気持ちが荒んでいく。この白い犬は、光恵の心を持った幻の犬か、神様が使わした天使のような犬か、それとも実は現実の犬が、偶然にも心を通わせたものなのか、それはわからない。しかし、「犬」について考えたとき、私個人は、人の心に寄り添うだけの力を持った生き物だと思っている。私も犬が飼いたい。
在日の問題も描かれてあった。問題として扱われる映画はたくさんある。表に出してはいけない風潮の中で、当たり前に語ることができる社会を映画は求めているような気がする。身の回りに隠されていることが問題であり、正面から語ること、そして未来を前向きに考えることができること。それができたらなと思う。



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