そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

十五才 学校IV

2008年01月06日 | 人間/社会派ドラマ


2000年 日本 120分
■2007.12.31 DVD
■監督 山田洋次
■出演
   金井勇太(川島大介-中学三年生)
   麻実れい
    (長距離トラックのドライバー-大庭すみれ)
   赤井英和(大型トラックの運転手-佐々木康)
   秋野暢子(母・彩子)  
   笹野高史(小型トラックの運転手の児玉)
   梅垣義明(同乗者・宮本)
   大沢龍太郎(息子・登)  小林稔侍(父・秀雄)
   丹波哲郎(ひとり暮らしの老人・畑鉄男)

 《story》

「十五の頃、あなたの「学校」は、どこにありましたか。 」

横浜郊外に住む、不登校中学三年の大介。学校の大介の机には金魚鉢が置かれていた。ある日、屋久島の縄文杉を目指して家を出た。ヒッチハイクの旅である。トラックに拾われ大阪に。そして女性ドライバーの家では引きこもりの息子がいた。屋久島では、真知子に連れられ縄文杉を見ることができた。島では、一晩泊めてもらった老人の介護をすることに。さまざまな人と出会い、成長して帰った大介は、父とも和解し、学校に向かう。

 DVDを捜していたんです
古い映画のDVDはなかなか発売されない。ついこの間までVHSが主流だったのだから。久しぶりに行ったレンタルビデオ店で、VHSとDVDが入れ替わっていることがわかった。しかも旧作1枚100円。もうwowowはやめてもいいかなと思った。月に見る本数はどうやっても10本前後。レンタル店で好きな映画を見る方が得。wowowの料金よりも安くすむ。
この映画の主人公は吉岡秀隆だと思っていた。ずっと思いこんでいた。でも、ちがった。「夕凪の街」に出ていた凪生だった。また、この「思いこみ」に悩まされる1年になりそうだ。いい映画だと思う。現場の不登校の実態とはかけ離れているけどね。家を飛び出せる力があるなら大丈夫。良い傾向に向かっているということだ。あんな実行力があるんだから、自力で立ち直れる。彼は、自分を見失っていただけだ。
自分を成長させてくれる場は、あの学校だけではないよ。世の中の人々との出会いそのものが学校なんだよ。そう言いたいのだと思う。でも、今はそう言えない。世の中は、もっと人をだめにする。とことんまで人をどん底に落としていく。そして捨てられる。あんないい人ばかりじゃない。今の自分が世の中を信じていないから、そう思うのかもしれない。



最新の画像もっと見る