あ・しねま・たいむ

今日も映画でまったり

オペラ座の怪人

2016-08-15 23:31:26 | 映画 2005
パリオペラ座で50年前に起こった惨事、
その遺品オークションが開かれます。
当時のオペラ座の支援者だったラウル・シャニュイ子爵と、
バレエ教師だったマダム・ジリが、
ペルシャの衣装を纏ったサルのオルゴールを競い、
オルゴールは子爵の手に渡りました。
やがて競りは、天井から落下して大参事を引き起こした、
修復されたシャンデリアへ。
シャンデリアを天井へ吊り上げると、
シャニュイ子爵の記憶の中でシャンデリアは当時の輝きを取り戻し、
劇場の天井に燦然と輝いたのです。

このシャニュイ子爵の回想部分から、
モノクロ画面が鮮やかなカラーに変わります。
原作はガストン・ルルーが書いた「オペラ座の怪人」
あまりにも有名な物語ですが、使われる音楽もドラマチックで素敵です。
フィギュアスケートで取り上げる選手、多いよね。

顔を仮面で覆った、オペラ座の地下に住みつく孤独な怪人。
その怪人に愛され、音楽のレッスンを受け、
才能を開花させたクリスティーヌ。
幼馴染でクリスティーヌと恋に落ちるラウル・シャニュイ子爵。
この3人が織りなす愛の物語かな。
最終的にはラウルと結ばれますが、
クリスティーヌは怪人にも惹かれていたんだよね?
劇中、台詞はほぼ歌です。

「醜悪な怪人」という設定ではありますが、
この映画の怪人は、背が高く顔も男前。
見世物として晒されていた過去があるという設定のわりには、
仮面の下、顔の右上半分が火傷痕みたいになっているだけで。
そのうえ音楽、建築を含めた芸術の天才でもあります。
仮面をつけた姿は、白馬に乗ったラウルよりも、
( 実際に白馬に乗って駆けつけ、クリスティーヌを救います)
むしろかっこよかったりして。
地下に隠れ住む必然性ある?
歌声は不満です。
甘くない~。
夜毎クリスティーヌにその甘い歌声で歌のレッスンをしていた、
そんな設定なのに。



「お前は誰にも渡さん、私のものだ!」
と言い切る怪人は、現代で言うならストーカーですが・・・

フィギュアをいっぱいコレクション(それとも作製した?)して、
けっこー充実した生活してないか?


監督 ジョエル・シュマッカー
制作 アンドリュー・ロイド・ウェバー
脚本 ジョエル・シュマッカー、アンドリュー・ロイド・ウェバー
音楽 アンドリュー・ロイド・ウェバー
ファントム  ジェラルド・バトラー
クリスティーヌ  エミー・ロッサム
ラウル  パトリック・ウィルソン
マダム・ジリー  ミランダ・リチャードソン
カルロッタ  ミニー・ドライヴァー
フィルマン  キーラン・ハインズ
アンドレ  サイモン・キャロウ
メグ・ジリー  ジェニファー・エリソン
公開2005年1月