感染制御専門薬剤師

2006年01月11日 00時03分52秒 | + プラス
【感染制御専門薬剤師】というのが出来るらしい。
この専門薬剤師というのは、どうも日本薬剤師研修センター
研修認定薬剤師とは別な様子。
だからあえて“専門”薬剤師ってつけているんだろうな。
確かに薬学部では公衆衛生とか病原微生物学、
さらに消毒・滅菌関係を習うんで適任かもしれない。

薬学部の乱立でただでさえ余りまくる薬剤師って言われてるけど
こうやって専門知識を生かし、
ニッチ(隙間)なところで存在意義を高めて行くのって嬉しいね。

将来的にはがんやHIVの専門薬剤師もできるとのこと。
ただ、ふと思うのはいくら専門薬剤師の認定をもらっても
臨床の場にどれだけ近いかでしょうね。

最後に殺菌と滅菌の違いです。
滅菌⇒対象となる物質およびその周囲の空間の微生物を
     すべて死滅させるか、または除去すること。
殺菌⇒微生物を殺すこと。生存数を減らすこと。

感染症専門の薬剤師を認定へ、15日に初の試験 (読売新聞) - goo ニュース
薬剤耐性菌の発生など、医療現場で切実な問題となっている感染症に対応するため、医療機関に勤務する薬剤師でつくる日本病院薬剤師会(全田浩会長、会員約3万4000人)が、「感染制御専門薬剤師」の認定を始める。
 耐性菌を発生させにくい抗菌薬の使い方などを熟知し、医師に助言できる人材を育てる狙い。15日に初の認定試験を行い、年度内には専門薬剤師が誕生する。
 入院患者は病気や手術などで体力が低下しているため、耐性菌などが広がると重症化して死亡する恐れも高い。
 また、3年前に世界で流行した新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)は、病院内から感染が広がった。新型インフルエンザの発生が世界で警戒される中、院内感染対策は国内の病院にとっても最重要課題の一つとなってきた。
 感染制御専門薬剤師には、抗菌薬の適正使用や医療器具の消毒など、院内感染を防ぐための知識や技術が求められる。高い水準を維持するため、認定の有効期間は5年とし、同会などが開く講習会で所定の単位を履修しないと、更新が認められない。
 15日の初試験には193人が挑む予定。同会では「毎年100~200人を認定し、10年後には、必要な病院には1人ずつ配置できるようにしたい」(尾家重治・山口大病院助教授)としている。
 同会は今後、がんやHIV(エイズウイルス)などの専門薬剤師の認定も開始する予定。高度化・細分化を続ける医療現場で、高い専門性を持った薬剤師の育成を目指す。

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