ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

大町へ~国宝と芸術祭~

2017-07-20 | 日記
長野県には国宝の建物が5つあります。(善光寺、松本城、仁科神明宮、大法寺三重塔、安楽寺八角堂)
今回、大町市の仁科神明宮を見に行ってきました。(これで5つの国宝を全部見たことになります!)
ここは日本最古の神明造りの建造物!わが国古来の神明宮の様式を正確に伝えているとして国宝に指定されています。
立派な杉の大木!このお社の杜も文化財です。




鳥居をくぐって奥に進みます。参拝者が誰もいなくて静かな荘厳な佇まいでした。


国宝の中門です。この建物は江戸初期のものだそうです。




本殿の建物です。これも江戸初期のもの、背景の杜の中に厳かに…悠久の時が流れるような雰囲気でした。






杜の木々、どれも素晴らしい大木です。


白いアジサイがきれいに咲いていました。


今、大町では北アルプス国際芸術祭が開催されています。
すべて見るには2日半かかるということで、とりあえず東山エリアへ…


東山エリアの鷹狩山へ向かいます。山頂への階段、297段もありました…


石塔も風情があります。


山頂からの眺めは残念でしたがチョウや花に出会えました。


ササユリ園があるというので行ってみましたがもう末でした…


カワラナデシコとウスユキソウがひっそりと咲いていました。




道端にはウツボグサが…この花も昔はよくあったのですが今はあまり見かけません。


「風の始まり」リー・クーチェ作です。
木の枝を組み合わせて作った作品です。ここから風が起こっていくような雰囲気が…








山道の途中にあったクマ除けの鈴?!


一番関心のあった布施知子さんの作品を見ました。
布施知子さんは折り紙作家さんで、私は昔から本を通してあれこれ教えてもらいました。
その布施さんが今回、進化した折り紙の世界「無限折による枯山水」を出展!
撮影禁止で写真がありませんが、和紙を折って作り出された枯山水はその古民家の雰囲気と照明とがマッチして幽玄な世界を作り出していました。
訪問者がほとんど居ない時間帯もあって、その空間にしばらく身を置くことができて嬉しかったです。

旧八坂村の中心地には、フェリーチェ・ヴァリーニ作「バンブー・ウェーブ」がありました。
大きな竹を組み合わせて作った大作です。地元の方々も協力して作成したそうです。








地元の竹を使って作成されたとのこと、背後には竹林が…


近くの唐花見湿原にも立ち寄りました。
昔に比べて随分木々が増え、湿原が減少している感じがしましたが、湿原を渡る風が心地よかったです。


花の少ない時期で、咲いていたのはこの「クサレダマ」だけ…


国宝訪問から芸術祭の作品鑑賞まで、充実の大町の一日でした!
コメント (4)
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