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【嘘の戦争】 第7話

2017-02-26 18:05:05 | ドラマ・映画(草なぎくん)

(浩一)地獄に落ちろ。

 

 

宿敵の長男・晃に復讐…一族崩壊へ容赦なき罠を仕掛ける!一方、次男・隆も罠で反撃…嘘の騙し合いが激化。首謀者手下・六車が遂に登場…危険が迫る

 

2017年2月21日に、関西地方で放送された番組です☆

あらすじと、ネタバレありの感想、キャストを書いてます☆

草なぎ君ファンであるということを前提で、お読みください。

 

 

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≪あらすじ≫ (TVの番組表 & 番組HPより引用)

嘘の戦争 第7話

30年前、一家心中に見せかけて殺された家族の復讐(ふくしゅう)を次々に果たした浩一(草ナギ剛)は、ついに、事件の首謀者である興三(市村正親)に近づくことに成功。興三の娘・楓(山本美月)との結婚も決まる。一方、またしても浩一の巧みなウソに翻弄(ほんろう)され、興三もまた「2人で話がしたい」と浩一を呼び出すが、思わぬ事態に…。そして隆(藤木直人)は浩一が30年前の事件で生き残った“千葉陽一"だと疑いつつも、確固たる証拠をつかめずにいた。  隆の事を気にしつつも、浩一は30年前のOL殺人事件に関わっていながら、これまで何の罰も受けずに生きてきた晃(安田顕)に狙いを定め、事業拡大のために工場を全面改修するよう勧める。そして晃が早速、隆に工事に必要な多額の費用を用立ててくれるよう頼むと、隆は意外にもそれをあっさり承諾するが、それには隆なりの考えがあり…?  上機嫌の晃に、浩一はそれとなく、興三や隆のまわりで怪しい動きを見せる六車という男について尋ねる。晃の話を聞いた浩一の脳裏には、ある疑惑が浮かんで…。

 

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そして迎えた宿敵への復讐の時、会長は心筋梗塞の再発で、もう一本の回旋枝が詰まり、一時、心配停止となった。

薬は服用していたが、ストレスが重なり再発となった。

浩一がその場で心臓マッサージをしたおかげで、命を救われた。

軽い脳梗塞も発症したので、軽い後遺症が残るかもしれないのと、いまだ意識は戻ってなかった。

浩一に渋々お礼を言う隆は、六車が待つ駐車場へ行く。

六車は、録音ごと持ってる者を抹消するのが確実だと提案するが、隆は浩一を監視するように言う。




(オウム)バッカジャナイノ。

(百田)ほんと、ばっかじゃないの?どうかしてるよ。

(オウム)ドウカシテルヨ。ドウカシテルヨ。

(百田)何でよりによって、敵の命を助けるわけ?意味わかんねぇよ、心臓マッサージって。

(浩一)医者になりすます時に講習受けた。気道確保しながら心マ。お前も講習受けとけば?

(カズキ)えっ、何で。

(浩一)詐欺師には覚えといて無駄なことなんて1つもない。

(百田)意味わかんねぇ。死なせりゃよかったのに。

(ハルカ)ほんと。そしたら復讐も終わり。浩一もタイに帰れたのに。

(浩一)そんな簡単に終わらない。死んだら見せらんないし。

(ハルカ)何を?



(浩一)この世の地獄。あいつの口から懺悔の言葉を聞きたい。泣いて後悔させて、大事なものを壊して奪って、会長の目に焼き付けたいんだ、本物の絶望を。あの男も気になんな。

(百田)男って?

(浩一)六車って言ってたな。俺の事務所に忍び込んだのも、ハルカを付け回したのもアイツかも。

(百田)何?ヤバそうなやつ?

(浩一)ああ、かなり。調べられます?

(百田)名字だけじゃなぁ・・・

(ハルカ)大丈夫なの?

(浩一)なんとかするよ。それより、まず晃をはめる。30年前、OL殺人に関わりながら、父親に守られて何の罪も受けずに生きてきた。あいつを家族と引き離し、孤独の底に沈めてやる。

 

 




晃は、老朽化が進む工場の製造ラインを増やす全面改修・拡張計画を四方田建設株式の四方田と話し合う。

省エネ設備にすることで補助金も申請でき、エネルギーコストも約15%削減できると勧められる。

(晃)どう思う?

(浩一)この先、海外への販売ルートを広げることを考えると。

(晃)だよね。よし、本社に掛け合ってみるか。

晃の会社を出たあと、浩一は六車に尾行される。

一方、晃は、隆の元へ行き、工場の全面改修に前金で2000万円かかることを話す。

(晃)おやじとまた倒れたし、俺もしっかりしなきゃと思って、タイとの取り引きをスタートに、東南アジアの市場を開拓しようと思ってる。

(隆)すすめてきたのは一ノ瀬か?

(晃)えっ?そりゃ、まあ、浩一くんの提案だけど、決めたのは俺だ。

(隆)そうか。

(晃)何だよ?

(隆)・・・

(晃)何なんだよ?無理なら無理って・・・

(隆)分かった。金は出す。

(晃)えっ?

(隆)ただし、記録は全て取っておくこと。施工業者との電話は録音。メールも全て保管する。

(晃)何のためにそんな。

(隆)今後、一ノ瀬とのやり取りも全て記録してほしい。

(晃)だから、何のために。

(隆)施工業者と会うときには、俺も立ち会う。2000万は貴重な金だ。ちゃんと使われるか確認したい。わかったな?

(晃)ありがとう、隆。必ず期待に応えてみせる。仁科カテーテルで結果を出すからな。

(隆)ああ。

浩一が仕掛けてくるのを待っていた隆は、2000万円出すことに同意する。

そのことを電話で晃から報告された浩一。

(浩一)隆が2000万出すことに同意した。

(百田)おぉ~。

(浩一)晃のPC監視しとけ。

(カズキ)うい。

(浩一)改修業務とのメールのやり取りを見張って・・・

(カズキ)あっ、ちょうど業務からメール届いた。

入金のタイミングをカズキにチェックさせつつ、浩一は晃と見積書などを確認し、評判も上々の四方田建設会社との契約を大丈夫だという。

(浩一)大事な工場、下手な業者に任せられませんから。

(晃)さすが、頼りになるよ、浩一君は。

(浩一)ふふっ。

(晃)ふふっ。よし。早速、明日にでも契約を。

お祝いにシャンパンを頼む晃。

(晃)おやじがあんなことになったのに、不謹慎かな?

(浩一)仁科カテーテルが発展すれば会長も喜びますよ。

(晃)だよね?ふふふっ。いや~、でも、隆が金を出してくれるとは思わなかったなぁ。ほんと。

(浩一)会長が倒れた今、隆さんが頼れるのは晃さんだけだ。やっぱり期待してるんですよ、実のお兄さんに。

(晃)頑張らないとな、俺も。

(浩一)あっ、隆さんと言えば、六車って人知ってます?

(晃)えっ?何で?

(浩一)病院で隆さんが立ち話してた人がそういう名前だったんで。

(晃)六車さんと?

(浩一)うん。

(晃)助けてもらったことがあるよ、昔。俺がまだ本社にいた頃、暴力団とトラブルになっちゃって。

(浩一)へぇ~。

(晃)そしたら、おやじが六車さんを紹介してくれたの。

(浩一)うん。

(晃)で、あの人が出てったら、ちょっと前まで大騒ぎしてた やくざ全員、おとなしくなっちゃって。

(浩一)えっ、何ですか?それ。何者ですか?

(晃)さあ・・・まあ、随分昔から、おやじの下で働いてたみたいよ?まあ、多分・・・まあ、俺が学生の時から。

(浩一)そんな昔から。

(晃)うん。

二人は、シャンパンで乾杯する。




夜の病院で、楓が会長の病室に行くと、浩一が待っていた。

(楓)びっくりした。どうしたの?こんな時間に。

(浩一)顔が見たくなって。

(楓)父なら、まだ意識が・・・

(浩一)会長じゃなくて楓の。

(楓)あっ・・・

病室に入り、楓は、晃から電話がかかってきた話をする。

(楓)晃兄さん、工場を全面改修して、事業拡大するって。隆兄さんも賛成してくれたって喜んでた。

(浩一)そっか。

(楓)アドバイスしてくれたんでしょ?浩一さんが。

(浩一)うん、まあ、そういう仕事だからね。

(楓)浩一さん、あなた一体何者?

(浩一)ん?

(楓)兄達の仲を近付けてくれた。私と父の仲も。浩一さんがいなかったら、私、一生父とは冷えきったままだった。ホントになってる気がする。家族が一つに。

(浩一)効くだろ?像の尻尾。まあ、安もんだけどね。

ちょうど、その時、会長の意識が戻る。

楓が医師を呼びに行ってる間、隆が病室を訪れた。

会長は浩一の顔を見て、浩一が言った言葉『30年前の報いだ。父の分、母の分、弟の。・・・お前の地獄は、まだこれからだ。生きて、俺の復讐を見届けろ!』を思いだし、興奮する。

隆は浩一を追い出し、『家族以外、誰も見舞いに入れるな』と楓に言う。

(楓)どうして目の敵にするの?

(隆)次は兄さんだ。晃兄さんに災難が降りかかる。多分、父さんの災難も。これじゃ終わらない。

(楓)どういうこと?



病院を出ると、ハルカが浩一を待っていた。

(浩一)おう、何してんの?

(ハルカ)どうなったのかなと思って。

(浩一)意識が戻った。

(ハルカ)会長の?

(浩一)俺の言葉、聞かれてたみたいだ。

(ハルカ)何言ったの?

(浩一)生きて復讐を見届けろ、とか。会話できるまで、あとどのぐらいの時間が残されてるか分からない。急がないとな。

 


晃が四方田建設の契約書にサインしたメールを送るが、パソコンを遠隔操操作し、四方田建設のメアドをカズキのパソコンのメアドに書き換えていたため、メールは全てカズキに届く。


カズキは2月末までに入金するよう返信するが、晃は早めに入金しようとする。

(浩一)晃は、今気持ちが高ぶってる。父親が倒れて、自分も何とかしなきゃという思い、弟の期待に応えたいという思い。だから・・・

(ハルカ)だから、いつも以上に軽率になってる。

翌朝、2000万円の入金が確認とれ、百田が四方田建設の百武と偽って、入金確認の電話を晃にする。

15時過ぎに、隆・浩一・晃揃って、四方田建設との打ち合わせが行われるはずが、偽・四方田建設だったため約束の時間になっても来なかった。

四方田建設に確認したところ、百武も存在せず、入金もやり取りしてなかった。

浩一が銀行に確認したところ、2000万円は全て引き落とされた後だった。

もちろん、カズキが雇った男性に引き落とさせたのだ。

ニシナコーポレーションに損害を与えたとして、隆からクビを宣告される晃は、隆と二人だけで話をすることに。

(晃)クビなんて、たった2000万円で。

(隆)たった?

(晃)分かってる。大金だよ。でもさ、ニシナコーポレーション全体で考えたらさ・・・

(隆)何にも分かってない!おやじが最初に倒れたのは、経営悪化によるストレスからだ。

(晃)えっ?

(隆)俺が引き継いで、いろいろ努力したけど、このままじゃ、二科コーポレーションの存続も危うい。

(晃)うそだろ。

(隆)今、開発中の手術支援ロボットが最後の一手だ。もうすぐ大学病院での治験も始まる。この情報が出れば、株価も上がる。無事製品化までたどり着ければ・・・

(晃)ちょっと待てよ。えっ・・・経営はそこそこ好調なんじゃ。

(隆)嘘なんだよ。おやじの代に、赤字を隠すため、利益を水増しして計上した。それが今も続いてる。

(晃)それ、粉飾決算だろ。銀行や株主にバレたら大変・・・

(隆)それぐらい厳しいんだよ、うちの経営は!たかが2000万なんて、ふざけるな!頼むよ、俺だって、ほんとはこんなことしたくない。本当は社長なんか兄貴に任せて、開発だけに集中したい。でも、兄貴が・・・

(晃)俺が何?ダメすぎるから・・・お前が仕方なく社長をやってた?

(隆)会社に損失与えるのは、今回だけじゃないだろ。

(晃)悪かったな。




晃を待っていた浩一。

(浩一)何の話だったんですか?

(晃)別に。

(浩一)僕にも言えないような話ですか。

(晃)ううん、そういうんじゃ。それよりさ、今日から無職だよ。ついてないよな。ほんと、俺ってついてない。ちっ。

(浩一)ついてない?

(晃)昔からっそう。トラブルに巻き込まれたり、だまされたり、俺が悪いわけじゃないのに。

(浩一)2000万円騙し取られたのに、自分は悪くない?いや、そうですね。晃さんは、今日もついてなかっただけだ。じゃあ、僕はこれで。

(晃)あっ、あのさ・・・これからも相談に乗ってくれるよね?

(浩一)そばにいながら、こんな詐欺を防げなかった。経営コンサル失格です。

(晃)いや、そんなこと・・・

(浩一)残念ですが、もう あなたの力にはなれない。

(晃)待ってくれよ、なあ!君にまで見捨てられたら、俺、どうすれば。一人でどうしたらいいんだよ。

(浩一)地獄に落ちろ。






夜、酔った晃が道端のチンピラに殴られ、倒れたところに、ギャバ嬢ハルカが近づき、公園で介抱する。

(晃)こんなことされても、俺、金ないけど。

(ハルカ)知ってる。チンピラ達が財布抜いてったもん。

(晃)えっ?・・・最悪だ。

(ハルカ)私も。彼氏に浮気されて最悪。

(晃)そっか、寂しいねぇ。

(ハルカ)あなたは?何があったの?

(晃)クビになった。会社の金、騙し取られて。

(ハルカ)へぇ~。

(晃)知らなかったんだ。ううっ・・・会社がそんなに苦しかったなんて・・・まさか、粉飾決算してたなんて。

酔いもあって、ハルカに色々話し出す晃だった。









楓が浩一に電話で、「この先何があっても受け入れる。本気だから。だから話して。」というが、浩一は「何もないよ。楓に隠し事なんて、何一つしてないよ。」と返す。




一方、隆と七尾は浩一について話す。

(隆)2000万円は投資だ。一ノ瀬の尻尾を、詐欺を立証できるだけの証拠をつかむための。

(七尾)だったら、晃さんをクビにする必要は・・・

(隆)そこまでやらないと、一ノ瀬の目は誤魔化せない。兄のPC、調べさせたら、遠隔操作できる状態になっていたそうだ。念のため、私のも調べた。家のPCが、同じウイルスに感染していた。感染源は、兄から受け取った。一ノ瀬の作った事業計画が入ってる。

(七尾)二人のPCを監視してたってことですか。

(隆)ああ。そして、まんまと2000万奪い取った。この一件が片付いたら、兄は元に戻す。しばらくは気の毒だが、あの男と闘うためだ。我慢してもらう。ここからは一ノ瀬との騙し合いだ。




浩一は、2000万円をハルカと百田で分ける。

隆が開発中の医療用ロボットが製品化したら、一発逆転らしい。

今の医療用ロボット市場は、アメリカに独占されているが、対抗できる設計らしい。

その設計データを盗み、アメリカのライバル会社に売ることを百田が言い出す。

セキュリティの突破に、盗んだ晃の社員IDを使うことを提案するハルカ。


(一ノ瀬)いや、やめとこう。会長が進めた開発なら別だけど、そうじゃない。これは預かっとくよ。

と晃のカードを預かる浩一。

晃の次に狙うは、六車。



浩一は、盗聴されている部屋で、ゴミ箱に隠しているものがあるとわざと話し、六車を事務所に誘い込む。

録音テープと思わせるが、実際には麻酔に使う高濃度ガスの機械をセットしていた。

浩一が事務所を防犯カメラで監視する中、ハルカは、

(ハルカ)あのさ、もういいんじゃない。百さんの言う通り、六車って男やばいと思う。会長は倒れたし、晃も会社を追われた。あとは、あの録音をネットにでもあげれば・・・もう十分でしょ?戻ろうよ、一緒にタイに。

(浩一)いいぞ、戻って。確かにこのままだと、ハルカも危ない。そろそろ戻ったほうがいいかもな。

(ハルカ)私一人じゃ意味ない。

(浩一)何が不満だよ?金ならさっき渡したろ?

(ハルカ)そういうこと言ってるんじゃない。

(浩一)じゃあ、何なんだよ。

(ハルカ)好きだから!死ぬとこなんか見たくない!浩一が好きだから。

ハルカが泣きながら訴えるが、ちょうどその時、六車が事務所に来て、監視カメラに気がつく。

 

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ついに、晃兄さんとのさよなら。

でも、隆たちにつながっているから、30年前の事件については何も話さず、去っていくんですね・・・浩一。

次回は、六車でしょうか・・・

三瓶園長の謎も残ってますね。 

 

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≪キャスト≫

 

一ノ瀬浩一(旧姓:千葉)【詐欺師】 : 草なぎ剛


◆詐欺師仲間◆

十倉ハルカ【女詐欺師・相棒】 : 水原希子

百田ユウジ【浩一の兄貴分】 : マギー

八尋カズキ【詐欺師見習い】 : 菊池風磨

 

◆児童養護施設◆

三瓶 守【経営者】 : 大杉 漣

 

◆仁科家◆

仁科興三【会長】 : 市村正規

仁科 隆【次男・社長】 : 藤木直人

仁科 晃【長男・子会社社長】 : 安田 顕

仁科 楓【長女・医師】 : 山本美月

 

◆ニシナコーポレーション◆

七尾伸二【会長秘書】 : 姜 暢雄

四谷果歩【社長秘書】 : 野村麻純

 

≪スタッフ≫

脚本 : 後藤法子

音楽 : 林ゆうき ・ 橘 麻美

演出・プロデューサー : 三宅喜重

演出 : 宝来忠昭

プロデューサー : 河西秀幸

 

 

関西テレビ【嘘の戦争】HPは、こちら☆http://www.ktv.jp/uso/index.html

 



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