彼方の異食住

バンクーバー暮らしの中で出会ったもの・感じたことを紹介します。

冬の散歩道

2008-01-26 18:24:51 | 日常風景
雨が多くてドンヨリした冬のこの時期、晴れの日が続くのは本当にありがたい。
…という訳で、冬場のわずかな好天を楽しみながら、ダウンタウンのEnglish Bay方面をブラブラしてきました~。


Seawallと呼ばれる、海沿いの長い散歩道を歩く…の図です。
眺めもいいし海風が心地よいので、いくらでもチャキチャキっと歩けるんですわ、コレが。
ちなみにこのサイトによると、↑の場所は公式にはSeawallではないみたいですが、色んな視点から見たSeawallの写真がたくさん掲載されてて面白いですよ


で、お次はビーチから見たダウンタウンです。
高層マンションの後ろから雪山がニョッキリ覗いてて、いい感じ~d(゜ー゜)o

…と、この時まで「今日は気分がいいから、もうちょっと歩いちゃおうかなぁ」な~んてノリノリだったのですが、小腹も減ったしカフェで一服しようと思い、手近な店を探していると、奴らの気配が…。
奴らは、視界の下の方から突然現れたかと思うと、私の右横をサッと通り過ぎて行きました。

ホッとしたのも束の間、肩の方に目を落とすと、何とも形容しがたいブツが1つ…いや、2つ。
いや~、鳥のウンチ爆弾を見事に食らいましたデス。しかも2発

もうカフェで一服どころの話じゃなくなってしまいました(;´д` )トホホ
お気に入りのダウンジャケットだったのに、どうしてくれるのさ~(怒)
一応、我が家の冴えない洗濯機で洗ってみたけど、ダウンが縮んでないことを祈るばかりです。


奴らです(イメージ写真)。かなり人相(?)悪い…かも

パンとピザの王国

2008-01-18 09:49:33 | 日常風景
ここバンクーバーでは、建物の中にいると暖かいので あまり洋服を着込む必要がないのですが、近頃 ババシャツを着るかどうか悩むくらい冷える日が続いています

こう寒いと、パン生地の発酵温度に気を使うから面倒なんですよねぇ。
…と言っても、1分ちょっと温めたオーブンに放り込むだけですが(^^;)

普段ブログ上で語ることがありませんが、こう見えても(…って見えないけど)パン作りを趣味としてるんですよぅ( ̄^ ̄)エッヘン
日本にいた時はあくまで「趣味」で、たま~にパンを焼く程度だったのですが、カナダに来てからかなり頻繁に焼いてます。

だって、それは…
カナダで市販されているパンって、美味しくないんですもの(ポソッ)

まず匂いが苦手。小麦の匂いとは思えないくらい、むせるような香りがパン売り場全体に立ちこめていて一瞬ひるみます(-д-lll)
次に味。「匂いに惑わされてるだけかな?」と思って食べてみると、パサパサしててやっぱり不味い

実は、パン屋さんのパンでさえ少し抵抗があって、カフェのサンドイッチなんかも、「市販のパンを使ってたらどうしよう」という恐怖感からあんまり手が出せない有様。・゜・(つД`)・゜・。
カナダ生活3年目にしても、克服できないことの1つです
レストランで出されるサービスのパンは、大概しっとりフワフワで美味しいんだけどなぁ…。
パンが主食の国でなぜっ
あぁ、ダブルソフトや超熟を食べてたあの頃が懐かしいです…( ̄-  ̄ )

…と まぁ、そんな感じで日々パン作りに励んでおるのですが、何度も作っていると、色んな種類のパンを焼いてみたくなるんですよね。(あくまで自己満足の世界ですけど)
ベーグル、食パン、テーブルロール、最近は惣菜パンなどにも挑戦してみたり。
ピザだって自分で焼くようになりました(*^^*)

だけどねぇ…
時々、具をのっけるだけの「手抜き 手作り風ピザ」をやりたい時があるんですよぅ
それで、出来合いのピザ台 or 生の生地を求めてスーパーの冷凍・冷蔵コーナーをくまなく探すのですが、いつも見つからなくって…(>_<)

「ここは『ピザ好き』の国じゃないのかい?」とトホホな気分でいたところ、先日ついに見つけたですよ!
Superstoreのパン売り場で。

最近とんと近寄らなくなった、パンの所にあったのね…くっ

フォアグラ列車

2008-01-10 12:29:20 | ドライブ・旅行
明けましておめでとうございます

クリスマス休暇を利用して、日本の温泉にサブ~ンと浸かったり、はたまた極北でオーロラ鑑賞してみたり、夢は広がるばかりだったのですが、諸般の事情でことごとく野望を打ち砕かれたため、こんな過ごし方をしてみました。

題して、「緊急企画!Rocky Mountaineer鉄道で行くバンフの旅(3食・昼寝付き)」。始まりま~す(^o^)

■ 12/27(木)

午前7時過ぎのRocky Mountaineer駅です (/0 ̄) ネムイ

実はワタクシ、VIA鉄道のPacific Central駅とゴッチャにしておりまして
Main St.から結構離れた場所にこの駅を発見した時はかなりビックリしました。
「毎日何かを学んでるんだよ」とは、タクシーの運ちゃんの言葉です。 ←彼も知らなかったらしい

"All aboard!(お早くご乗車願います)"…という大きな掛け声と共に、乗車開始。
何だか、映画「ポーラー・エクスプレス」のワンシーンみたいでした

発車してからしばらくすると、コーヒーとマフィンが配られました。
それでお腹も満たされた頃、乗客がゾロゾロと席を離れるので、「車内探検、もしくは外の風にでも当たりに行くのかなぁ」などと呑気に構えていたら、
乗務員さんに「食堂車に行かないの?」と聞かれ、
「え、さっきのマフィンが朝ごはんだったんじゃ…(・∀・)」
「違うよ。」
「…(汗)」
「ホラ、さっさと行った行った」とばかりに食堂車へ促され、デラックスな朝食をいただいたのでした。

この後も、食事の合い間の「おやつ」攻撃は容赦なく続き(笑)、
電車という閉鎖的な空間の中、大したエネルギー消費もなくただ座り、食事が用意されるのをひたすら待つという「フォアグラ的生活」が始まるのでした。
もう、ぐうたらの極みです

あ、ちゃんと景色も堪能しましたよぅ。
こんな感じに↓

電車の窓越しに撮ったので、車内の明かりが若干映り込んでますが(^-^;A
たぶんシスコ鉄橋と思われます。
ちなみに、右端に見切れている(笑)のは、ロッキー・マウンテニア号の先頭部です。


行けども行けども同じような雪景色で、かなり記憶があやふやなのですが、
トンプソン川沿いを走っている時のモノだと思います。

この日はカムループスのホテルで1泊
一旦電車を降りてまっすぐホテルに向かったはずなのに、当の本人より、預けていた荷物の方が先に到着していたのが未だに謎です( ̄~ ̄;)??

■ 12/28(金)

天気は今ひとつだけど、今日も列車はひた走る。。。



サラサラの雪って、積もるとこんな感じなんですねぇ。キレイです。

…なんて旅情に浸っていたら、観光ポイントでも駅でもない所で電車が停車しました。
窓の外をよく見ると、雪の中で何かがモゾモゾしている…。
野生動物か!?…と思いきや、その正体はただのサンタでした(笑)
こんなクリスマスも終わった年の瀬に、こんな所で何してんの?…とは本人には言いませんが、そうこうする内にサンタも電車に乗り込み、電車は再び走り出したのでした。

ロッキー・マウンテニア号には、ちびっ子たちの遊び場も完備されており、そこにサプライズ・ゲストとしてサンタが仕込まれて(笑)いたのかな…と思っていたのですが、何と私たちの席にまで挨拶に来てくれたんですよ。サンタ専属の秘書連れて(^^;
しかも、プレセントとして、ロッキー・マウンテニア鉄道のロゴ入りマフラーまでいただいちゃいました ラッキー
売店で売られているマフラーと全く一緒だったなんて内緒ですが、電車の中は飛行機の中にいる時よりもはるかに寒く、コレが意外と重宝しました。
ありがとう、サンタさん!

本日の行程も半ばを過ぎたあたりで、再び電車が停止。
「今度は何?」と思っていると、車内アナウンスが入りました。
どうやら前方の線路に不具合が見つかった模様。
近くの町に引き返そうにも、後ろには別の電車が控えているらしく、線路が復旧するまでしばらくお待ちください…との事。

山の中で待つこと数時間。
作業員が入れ替わりで線路の修復に当たってはいるものの、電車が動き出す様子は全く見られず。


で、とっぷり日が暮れてしまいました~
長期戦に備え、キッチン・スタッフがありあわせの材料で夕飯を用意してくれたのが嬉しかったです( ̄人 ̄)アリガタヤー
実際に電車が再始動したのは、夜中の2時か3時頃だったと思います。

■ 12/29(土)

本来なら昨日の夕方にバンフに到着するはずだったのが、思わぬ事態により、雄大な朝のロッキーを拝むことになりました。皮肉なことに天気も良好

ちなみに、写真はキャッスル山です。
こんなに素晴らしい景色が目の前に広がっているっていうのに、カメラのバッテリー切れのため、写真撮影はあっさり修了_l ̄l○ 寒いって罪です

無事に目的地に着いたのは、お昼前だったでしょうか…(;´・`)> フゥ
【座っていた時間】 約27時間
この間、ずぅ~っと笑顔とサービスを絶やさなかった乗務員さんには、本当に敬服いたします。

【遭遇した野生動物】
  ハクトウワシの群れ、コヨーテ、エルク(寒い中泳いでた)、サンタクロース(線路脇で発見 (笑))


コチラは、この日最後に見た風景です。
疲労がハンパじゃなくって、観光どころじゃありませんでした。

■ 12/30(日)

バンフの滞在がもう1日あって良かったです( ̄ー ̄)v
帰りの時間と相談して、近所のサルファー山に登ってみました。


頂上から少しだけ歩けるようになっていたので、そこからパチリ。


バンフの町並みです。
夏のカナディアンロッキーも見事だけど、冬に訪れるのも風情があって悪くないですよね。

正直、冬のバンフって閑古鳥が鳴いてるイメージがあって、旅行の予定を立てる時、「ホテルの予約なんて最後でいいやー」なんてタカをくくっておりました。
でも、フタを開けてみたら、ウィンタースポーツをする人やクリスマス休暇をのんびり過ごす人で一杯で、どこもホテルは満員御礼。
宿を探すのも一苦労でした。皆さん、旅のご予定は計画的に。