1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

職長の職務 適正配置 その3(part1)

2018-08-31 13:00:00 | 日記
3 労働者の能力の把握と活用


(1) 労働能力の把握
労働能力とは、作業を遂行するために必要な能力を指すことである。
この労働能力は個人差が大きく、年齢が高くなるに従って能力差が拡大していく傾向がある。
一人ひとりの作業者がどのような労働能力を持っているかを把握しておくことは、
仕事の出来栄えや事故災害の防止に大きく関わってくるので、日頃から的確に把握をし
記録をしておく。
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職長の職務 適正配置 その2

2018-08-31 09:59:43 | 日記
2 作業の特性の把握


作業の特性として、作業の種類(形式・内容)、作業条件、
期間・期限、環境条件など作業が要求する条件と法定資格要件が必要がどうかを
知っておくことが必要である。

法的な資格要件としては、労働安全衛生法では、
①免許を要する業務
②技能講習を受けて資格を取得する業務
③特別教育を受ける必要のある業務
④学歴と経験年数を要する業務
などがあり、労働基準法では。年少者や女性(妊産婦等)に対しては、
深夜業や危険有害業務について制限が設けられている。

また、補修作業などでは高所、酸欠など危険な環境での溶接、玉掛けなどの作業が行われる。
このような場合は、作業計画の段階で作業環境、作業の危険と必要な資格免許や教育実施について、
よく打ち合わせをして指示書に明記をすることが必要なのである。





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職長の職務 適正配置 その1

2018-08-30 13:01:20 | 日記
1 適正配置の重要性


(1)適正配置とは

職長は、部下の作業者を通じて業務を遂行する。したがって、仕事の条件に対して、
一人ひとりの持っている労働能力、知識、経験、体力などを生かすように配慮して、
仕事が最も順調に進むように作業を割り当てることが必要である。
この仕事の条件と作業者の能力の両面から最もよい条件を考えて、
仕事の割り当てをしていくことを適正配置という。
職長にとって適正配置は重要な職務と言える。


(2)適正配置で職場の活性化
人は、仕事を通して上司、同僚や家族から認められたい、尊敬をされたいと思うし、
自分の人生の目的や目標を達成したいをいう夢を持っている。したがって、
自分の能力や希望にあった仕事に就いたときには、やりがいを感じ、
その仕事をやり遂げたことで成功感や達成感を味わう事ができ、職場が活性化する。


このように適正配置に努める事は、品質や能率の向上や事故災害の減少となって現れてくる。
よって、人の扱い方、ローテーションなどとともに労務管理の重要な項目と言える。

① 技術革新によって職場のあり方が大きく変わってきている。機械設備の自動化や大型化、
複雑化、専門化などが進んでおり、作業者が習得をしなければならない知識、
技能も高度化してきており、かつ専門化してきている。


②また、危険有害業務では、労働安全衛生法によって、資格を持っている者でなければ就業できない
作業が数多く定められている。


③職場の合理化が進み、一人ひとりの業務範囲が広くなっており、一人でいくつもの
資格を習得することも必要になってきている。

すなわち、適正配置は、作業者一人ひとりの能力開発とヤル気の育成に結び付くだけではなく、
労働災害の防止にも貢献をする。
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職長の職務 作業手順の定め方 まとめ

2018-08-30 09:56:02 | 日記
作業手順の定め方をまとめると


1 職長は自ら中心になって作業手順を整備する。
2 部下に作業手順の大切さを教え、それを守ることの重要性を教えて順守させる。
3 作業内容が変更になった場合は、必ず作業手順を見直し、改定して、周知徹底する。
4 自分の職場だけでなく、類似作業をしている他の職場でも、事故や災害があった場合は、関連する作業の手順書を見直して、必要があれば改定し、事故災害の概要を記載する。
5 非定常作業でも、終了時点で今後参考になる要素作業については、作業手順として記録しておく。
6 職場にある作業手順書の定期的な見直しをルール化し、役割分担を決めて実施する。
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職長の職務 作業手順の定め方 その5

2018-08-29 13:01:21 | 日記
5 非定常作業における作業手順書


定常的または日常的に行われている作業については、比較的基準的な作業手順書が整っており、
事故や災害の発生を未然に防止することができている(もちろん作業手順書どうりという前提があるが)。
しかし、故障設備の復旧、部品交換のような保全作業では、時間的余裕もなく、作業の進行にともなって状況が変化をすることが多く、
事前に十分な検討や作業手順書を準備することは非常に困難である。
ところが、このような非定常作業で災害が発生する割合が非常に多く高い、そこで次に示す対応が必要となってくる。


(1)ある程度事前に準備ができる非定常作業の場合

点検、調整、注油、増締め、検査といった、一定の周期に行われるような作業については、前回の作業を参考にして、
ある程度の事前準備が可能となる。
このような場合は、基本的には定常作業と同じようにして要素作業を取り出し、定常作業で使用をしている作業手順書を利用できることが多い。
また、それぞれの特殊な作業ごとに、前回の状況を基に手順書を作成することも可能である。
このような場合に注意しなければならないのは、


1 安全装置の作業前の機能点検、安全柵の設置、注意標識の設置などの、誤作動を防ぐ対策を急所の中に入れる。
2 作業者の配置人員などの基準を作業手順書の作成とともに明らかにしておく。


(2)予期しない故障の復旧、補修工事のような場合
このような場合には、なるべく設備の停止時間をできるだけ短くするために、すぐに復旧や補修工事に取り掛かるようなことが少なくない。
しかし、このような作業の仕方をしてしまうと、準備不足による予想しなかった事態が発生をしてしまい、結果的に損害が大きくなることになる。


1 まず、関係者が集まり、作業の進め方のフローチャートを作る。特に、上下作業や複数の作業者が同時に作業をするような場合には危険が倍増をする。
どちらが優先的に仕事を進めるかを、当事者間でよく調整をする。

2 自分の仕事の範囲が決まったら、作業の流れの中で、どの要素的な作業で危険が大きくなるかを評価する。
3 そして、大きな危険が予想される要素的作業については、大まかな作業の分解と急所を考えて、ツール・ボックス・ミーティングで作業者と話し合う。
4 特に、危険または有害性が予想される場面では、職長自身が立ち会っての直接指示・指揮することも必要である。
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