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あぁ、監督

2009年03月31日 23時25分54秒 | 読むログ(本)

あぁ、監督 ――名将、奇将、珍将/野村克也(著)

まずは、敵将の本からというこで、野村監督の本を。

プロ野球の名監督を野村氏が分析しているのだが、
これが実に面白い。
6タイプに分けて分析している。
詳細は読んでからのお楽しみということで。

誰が一番とは明確にしていないが、
「巨人軍論」なる著書もあるように、
野村監督が目標にしていたのはV9時代の巨人。
ということは川上監督。
当著にも、川上監督だからV9を達成できたという記述があり、
川上監督が一番ということだと推測できる。

以前にも野村氏の本を読んだが、
一貫しているのは、人間形成ということ。
この本にも人間形成が第一ということが書かれており、
いろんな意味で参考になる本。


ただし、WBCの監督について、野村氏は中日落合監督を推していたようだが、
これについては素人ながら反論したい。

ホームランを打った選手を笑顔で迎えないような監督は、
WBCのような一発勝負の舞台ではどうだろうか?

代表チームの監督は戦術に長けているのもちろんだが、
選手のモチベーションを短期間でいかにあげるかも重要。

選手と一緒に喜ぶような監督は、野村氏は好まないようだが、
一緒に喜んでモチベーションをあげる監督が代表チームにはあうと思う。
どうでしょう?