近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

「ニッポンヨコエビ」 虫じゃない!

2006年12月19日 08時20分02秒 | 滋賀県の甲殻類紹介
閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する甲殻類の紹介、今日の1匹はニッポンヨコエビ。山間部の渓流で、落ち葉の下から薄い黄色のムシの様な生物を発見。ダンゴムシを横に圧縮したような体型と体色から、ニッポンヨコエビではないかと思います(サワヨコエビ属か?殆ど勘なので、詳しい方の訂正を御願いします)。
<データ>
名前:ニッポンヨコエビ
分布:滋賀県全 
体長:10mm前後の個体を良く見かけます。 
生息:渓流の石、沢の落葉の下など水質の良い所
     
特徴:
 漢字で「日本横蝦」と書くこれでも甲殻類。体型は、ダンゴムシを横から圧縮して平たくした感じですね。体色は淡い黄褐色で背面がやや濃い色をしています。繁殖期は春から夏と秋から冬の2回らしく(未確認)、卵は淡水エビ同様に雌のお腹で孵化します。乾燥させたヨコエビが、カメの餌として売られているようです。私は水位が1cm未満の沢や、湧水のある水路の水草の中で見つけましたが、どこも水質が非常に良いところでした。落葉や死体を食べている、川の分解者ですね。
参考・引用文献
私見:
 これが繁殖できるような水槽が、トゲウオ飼育の理想です。
採取:
 石や落ち葉の下に生息しているので、タモ網で掬うか素手で掬う
飼育:
 ①容器:紙コップに成体飼育数は4、5匹
 ②底床:砂利
 ③濾過:どれでも可
 ④設備:ヒーター×、エアーポンプ×、ファンorクラー△
 ⑤水草:クロモやバイカモ
 ⑥餌 :落ち葉など
 ⑦混泳:メダカくらいなら可能・・・
 ⑧置物:不要
 ⑨繁殖:可能

 砂を敷いた水槽に、水草、落葉を入れます。高水温や悪水質に弱いので水の管理に注意する。エアレーションもした方が良いかもしれません。基本的に餌は枯葉などなので、餌を与えない方が良いです(水質のために)。私は味海苔の瓶に砂利を敷き、其処に枯葉と水草を入れた物を日影に置いて野外で飼育しています。
動画:

画像:名前:
       
      正面から見たヨコエビ。体はペランペランです

       
   ノミの夫婦ならぬヨコエビの夫妻。勿論、中央の丸い小さな塊が♂です。


TOP画像とは別の生息地で採取した個体です。

    
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2 コメント

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Unknown (きつね)
2006-12-20 23:15:50
なんか、不思議な生物ですね。
今回のサイズでどれくらいの大きさなんですか?
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Unknown (ryu-oumi)
2006-12-21 07:58:09
>きつねさん
 今回のサイズで5~7mmくらいです。魚と一緒に持ち帰ったため、食べられてしまった様です。そのため正確なデーターが取れませんでした。
返信する

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