近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

「センニンモ」 在来水草

2006年12月01日 07時58分01秒 | 滋賀県の水草・苔等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水草等の紹介、今日の1本はセンニンモ。農業水路で発見しました。水路の底は砂泥質で、両岸がコンクリート、川幅は1.5m程度、水位は0.2mくらいで少し流れがある環境でした。群生している水草に網を入れると、スジエビと一緒に数本の水草を手に入れました。エビモの様な見た目で、葉は更に細く、左右交互に生えていて枝別れいないので、恐らくセンニンモだと思います。
<データ>
名前:
センニンモ
分布:
 琵琶湖、滋賀県全域 
体長:
 葉幅が3~5mm程度 
生息:
 琵琶湖、流れのある河川や水路 
特徴:
 漢字で「仙人藻」と書く沈水性の多年草。形状は細長い葉には葉柄が無く、茎に狭い間隔で互生に付いています。良く見れば、葉の先は尖らずに凸型をしていますね。葉の色は薄い黄緑色~淡い茶褐色で茎は淡い黄褐色。類似のヤナギモと異なり、葉の縁には細かい鋸歯があります。節から白い根を出し泥の中を横走(縦か横かは分から無いが)して繁殖していますね。
参考・引用文献
私見:
 葉先が凸だと覚えれば、見分けやすい水草ですね
採取:
 茎を先から20cm程度採取する
育成:
 水槽に水を張り、細かい砂地に茎を植え込みます。(茎を長めに埋めないと水流で抜けてしまいます)外掛けの濾過器などで強めの流れを作ってあげます。高水温に弱い気がします。
動画:

画像:
         
         
 08.10.10追加画像。湖北琵琶湖岸で採取したものです。
         
 08.10.10追加画像、特徴である葉先の凸型。

    
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