水戸の生きもの(鳥など)

水戸市や水戸市近くで観察できた鳥などの記録。

イソヒヨドリ

2015年10月30日 17時52分01秒 | 自然観察

 

2015.10.09  伊師浜  イソヒヨドリ(雌)

 

2015.10.09  伊師浜  ハクセキレイ

2015.10.09 伊師浜  ハクセキレイ

 

  10月9日、日立市の伊師浜に行ってきました。

  伊師浜には、鵜飼のためのウミウの捕獲が日本で唯一許可されている鵜の岬があります。また、日本の「白砂青松百選」にも選ばれているとの事です。

  この日は、イソヒヨドリの雌やハクセキレイを見ることが出来ました。イソヒヨドリは全国の海岸や河口に生息していますが、近年内陸部に分布を広げていると言われています。そう言えば、私の住んでいる水戸市の市街地でも見る事があります。

  ところで、ハクセキレイは、今では水戸市内のどこでも見られて、「水戸市の鳥」にも選ばれています。しかし、このハクセキレイが水戸市内で初めて繁殖が確認されたのは、1968年6月です。このような事例を考えるとイソヒヨドリも水戸市内で普通に見ることが出来るようになるかもしれません。

  伊師浜の海岸を歩いていて、心配なこともあります。全国的なことなのでしょうが、砂浜の面積が少なくなっているようなのです。テトラポットだらけの海岸は、寂しいですね。

 

リンク「水戸の住人の徒然の記」(私が旅で見た鳥など)http://mitonoikimono.blogspot.jp/


涸沼のコブハクチョウ

2015年10月16日 17時49分00秒 | 自然観察

 

2015.10.15  涸沼  コブハクチヨウなど

 

2015.10.05  涸沼  魚をくわえるコブハクチョウ

 

2015.10.05  涸沼  ダイサギ(亜種チュウダイサギ)など

 

   10月15日、茨城町の「涸沼自然公園」近くの涸沼の護岸沿いに散歩に行ってきました。

  涸沼には、多くの冬鳥が渡ってきますが、まだカモなどの冬鳥はそれほど多く見られませんでした。それでも、渡ってきたと思われるカルガモやダイサギ(亜種チュウダイサギ)が見られました。

  また、もともと日本に生息していなかったと考えられる、外来種のコブハクチョウが、7羽確認されました。しかも、その内の1羽が魚をくわえていました。主に水草を食べると図鑑にもあるのですが、魚をくわえているのは初めて見ました。なんと逞しいのでしょう。このコブハクチョウは、水戸市の千波湖で飼育されていたものが移動してきた可能性が高いと思われます。私は今年の冬に2羽確認していましたが、7羽まで増えていました。

  涸沼は、ラムサール条約に登録された、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地です。このまま外来種のコブハクチヨウが増え続けた場合に、本来生息している水鳥などに悪い影響が出てしまうことが心配です。


渡りの途中のエゾビタキ

2015年10月04日 13時30分36秒 | 自然観察

 

2015.09.27  水戸市森林公園  エゾビタキ

 

 

2015.09.27  水戸市森林公園  大鍋からの風景

  9月27日、水戸市森林公園に行ってきました。

ここは、水戸市内で里山の鳥を楽しめる場所です。この時期は、有志によりサシバやハチクマの渡りの調査が行われていて、私も遊びに行ってきました。

  8月から9月は、この辺りやより北の地域で繁殖した夏鳥が、南に帰る時期です。この日は、サシバやハチクマの渡りは天候のせいか私は見ることが出来なかったのですが、近くの木に止まったエゾビタキの姿を撮影することが出来ました。エゾビタキは、日本より北で繁殖し9月頃になると平地林などに旅の途中で寄る、秋を感じさせるヒタキの仲間です。その他にも上空をアマツバメが飛び、鳴き声だけでしたがセンダイムシクイやコサメビタキも渡りの途中で居たように思われます。サシバやハチクマの渡りの場所は、他の小鳥類にとっても渡りの場所として使われているようです。良い環境が残るといいですね。