ドラマー涼の激辛ブログ『Eat with fire!』

常夏の激辛系ドラマー藤崎涼(Dr.涼)のBlog
ドラムより、食い物メインのブログです(笑)

純日本製のドラムヘッド『アサプラ(aspr)』これはドラムヘッドの革命だ!

2012年07月17日 | ドラムや楽器の話題
先日、ドラムのチューニングについて
の記事を書いたばかりですが、その直後に新しいドラムヘッドとの出会いがありました。



とある方からの紹介によって知った、日本唯一のドラムヘッドメーカー『アサプラ(ASPR)』のドラムヘッドです。
純日本産の原料を使い、日本国内で、職人さんが手作業で作る、完全なるMade in Japanのドラムヘッドです。
ドラムヘッドを作って、来年で50周年を迎えるそうです。
(今まではアサプラのブランドではなく、OEMでドラムヘッドを生産していたので、歴史は長くても名前を聞くのは初めてな人は多いはず)
株式会社アサプラは、普通のドラムヘッドの他に、マーチングドラム用のヘッドやティンパニ用のヘッド、三味線の皮、拡声装置の振動板なども作っています。
今回、自社のドラムヘッドを出すにあたって、試行錯誤の上、独自のドラムヘッドを開発したらしいのです。

これがアサプラのドラムヘッド。 

『aspR』と書いてあります。『アサプラ(A Sa Pu Ra)』の略らしい。変わった名前ですが、同社の前身会社である『朝日プラスチック』の略からきているようです。納得!
写真や光の関係で、白っぽく写っていますが、実際はもうちょっとベージュ系の色をしています。

ドラムヘッドと言えば、昔は本皮で、今はプラスティックが主流なのですが、このアサプラのドラムヘッド(LCシリーズ)はアニールド加工という特殊な加工をしたフィルムを使用していて、『プラスティックヘッドの明るさと本皮ヘッドの落ち着いた両方のサウンドを持ち合わせたヘッド』という触れ込みになっています。
プラスティックのドラムヘッドは、縦横方向で伸び方が異なるのですが、このアニールド・フィルムは、全方向に均一になる性質を持っているそうです。
ということは、チューニングしやすいって事になりますね。
そして、ヘッドが伸びにくいので、チューニングが狂いにくいということにも繋がるわけです。

そして、ASPRが一般的なドラムヘッドと違うのはフィルムの材質だけではなくて、リムの部分も違うのです。

この部分は、耐久性やサウンドにまで影響する箇所だと思います。
普通のドラムヘッドは、フィルムとリムを接着剤で固めて留めるのが一般的らしいのですが、アサプラのドラムヘッドは一枚一枚手作業で鉄の芯にヘッドを巻き付けて熱で圧着し、さらにアルミのリムでくるんでいるらしいです。(クリンプロックという加工だそうです)
そのおかげで、ヘッドの耐久性も抜群です。
几帳面と言われる日本人(笑)の手間ひまかけたドラムヘッドです。
なので、新品のヘッドを張るときによく鳴る『ペキッ ペキッ』というあの音が、アサプラのヘッドでは鳴らないです。あの音は接着剤の割れる音だときいたことがあります。もちろんそれが鳴ったからといってヘッドが割れるわけではないですが、あの音が鳴るとちょっとドキッとしますよね(笑) あの音が鳴ったときはチューニングが下がってしまうようです。


僕が最初に試したアサプラのヘッドは13インチのLCシリーズのコーディング仕様(PE-250C)でした。それを数台の13インチスネアドラムに張って試しました。
中低音がふくよかなサウンドで、張りすぎても耳障りなカンカン音が少ない。
僕は本皮のドラムヘッドは使った事はないのですが、本皮のドラムヘッドのサウンドに近いらしいですよ。
ノーミュートでも余計な音が鳴り過ぎず、程よく適度なミュート感もあり、いやな倍音もあまり出ません。
倍音が、いい感じで適度にコントロールされているのです。
てきとーに張ってもいい音で鳴る感じで、しかも、張り気味でも緩めでもいい音がする。チューニングレンジが広いってやつですね。
これは、チューニングに悩まずに済むヘッドだと思いました!
もちろん、レスポンスもタッチも申し分ありません。


今まで、チューニングに悩んだ時は『困った時のリングミュート』とか言って、リングミュートで音をまとめたり、ガムテープをヘッドに貼ったりしてましたが、これからはその必要がなくなりそうです。
ミュートせずに、ドラム本来の鳴りが得られるということです。
近年ではノーミュートのサウンドが主流になってきてはいますが、完全ノーミュートのサウンドって扱いが難しいんですよね。
もちろん僕はミュートされたサウンドも否定しませんけどね。タオルとかでミュートしたスネアドラムのサウンドも、あれはあれでいいものですよ。楽曲や環境によって色々とコントロールするのも重要です。要は"自分の満足するいい音が出せる"ことがなによりも大切だと僕は思っています。
でも、このヘッドは、余計な事をしないでも、ちょうどいいドラム本来のサウンドが引き出せるドラムヘッドだと思うんです。

今までのヘッドだと、まずは均一に張った状態からチューニングを色々変えてみて一番いいポイントを探していたのですが、アサプラのヘッドは、一度張ったらほぼそのままでOKな感じ。
あとは自分の好きなピッチに微調整するだけで、特にああだこうだ悩みながらいじくる必要もありません。
極端に言えば、てきとーに張ってもいい音が鳴ってしまう感じです。
チューニングレンジが非常に広いです。

今まで、色んなドラムヘッドをとっかえひっかえ試してきましたが、アサプラのヘッドを張ってみて「俺のスネアドラムってこんな音も鳴ったんだ?」みたいな驚きがありました。 ドラム本来のサウンドが引き出せた感じがしました。

このドラムヘッドは、きっと廉価版のドラムセットに張ると特に威力を発揮するだろう。

これは、ドラムヘッドの革命かもしれない....

そんなわけで、スネアドラムだけでなく、タムタムのヘッド(両面)もasprのLCシリーズを採用することにしました。(トップはコーティングありで、ボトムはコーティングなし)

YAMAHA PHXのドラムセットに張ってみました。
けっこうダルダルに張ったローピッチでも鳴る鳴る!! なんじゃこりゃ!
叩いてて、めっちゃ気持ちいい!
ヤマハPHXシリーズのドラムは、ただでさえ中低音がすごいドラムですが、それに加えてLCシリーズヘッドの中低音が加わり、大迫力のロックドラムサウンドになりました。 これはすごい。
今まで、PHXにはコーテッドアンバサダーを使っていました。音にうるさいドラマーDave WecklさんもPHXにはコーテッドを張ってましたし。もちろんそれはそれでいいサウンドだなと思ってましたが、今回アサプラのLCヘッドを使ってみて、張った瞬間に気に入りました。
というか、僕の全てのドラムに、アサプラのヘッドを採用することに決めましたよ。



以上、紹介したのはasprのLC HEADというシリーズなんですが、
もう一つ上のクラスに『SL HEAD』という、鉄の8倍の引張強度高張力を持った繊維「テクノーラ」を使ったヘッドがあるのです。
14インチで1枚6~7千円しますが、耐久性も抜群なようです。耐久性を考えれば、高くても元は取れるでしょう(笑)
でも、その前に、こちらもやっぱりサウンドが素晴らしい。
僕はスネアドラムの打面に使っています。

SLシリーズもLCシリーズも、どちらもチューニングレンジは広いですが、僕個人の見解では、どちらかというととSLヘッドはハイピッチチューニングが好きな人向けで、LCヘッドはローピッチチューニングが好きな人向けかなと思います。 

僕は特別耳がいいわけでもないですし音響の専門家でもないので、理論的なことはわかりませんが、野性的感覚(笑)でこのヘッドに一発で惚れました。
とりあえず、ドラマーの皆さんは一度騙されたと思って使ってみる事をお勧めします。
これだけは見ていてもなにもわからない。とりあえず叩いてみないとね!
僕の周りでは、ハマるドラマー続出中です!

チューニングが楽なので、ドラムを始めたばかりのアマチュアドラマーにも特にお勧め。すぐにいい音が鳴ります。
あとは、廉価版のドラムセットを持っている人にもすすめたいです。サウンドが激変するでしょう。
僕も、ドラムを始めた頃は、フルセットで5万円くらいの、ベニア板を使ったようなドラムセットを使っていた事があります。当然、それなりのショボいヘッドがついてきたのですが、ヘッドをREMO社のものに変えただけでサウンドが抜群に良くなったという経験があります。
ドラムって、実はシェルよりもヘッドが重要なんじゃないか?と思った瞬間でした。まあ、そこからヘッドジプシーの旅が始まったわけでありますが(笑)
でも、ここにきてとうとうヘッドジプシーの旅も終わりを告げる時がやってきたようです!! 

以前のブログにも書きましたが、ドラムは同じチューニングでも叩く環境によって聞こえ方が全然変わってきたりします。 その度にチューニングし直したり、ヘッドを交換したりもしていましたが、アサプラのヘッドはそれがなくなりました。 常に安定して鳴るんです。

もちろん、R社のヘッドも、世界スタンダードなだけあって品質も素晴らしいです。
でも、アサプラのヘッドも世界スタンダードになるクオリティを充分に持っていると思います。
手作りなので、量産には限界がありそうですけどね(笑) 
世界に誇れるmade in japanのドラムヘッドですね。

僕もずっとR社のヘッドを使ってきましたが、R社のとはキャラクターが違います。アサプラはアサプラの音がするという感じです! どちらも良いものであることは間違いありませんね。食べ物や異性の好みとかでもそうですが、万人が100%いいという物はありえません。そこは千差万別です。最終的には人それぞれの好みになりますからね。


僕はどちらかというとポップス、ロック系のドラマーではあり、ロックドラマー的な観点で書いてきましたが、このasprのドラムヘッドは、どちらかというとジャズドラマーやクラシック系、マーチング等の打楽器奏者の方に評価が高いんですよ。
という事は、全ドラマーにおすすめなわけですね!

まずはスネアドラム(14インチ)の打面用ヘッドから試してみてはいかがでしょうか?
下記で販売しております。


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ASPR(アサプラ)合成繊維のSLシリーズのヘッド(TE-02C)をスネアドラムに張ってのテスト(完全ノーミュート)。 
スネアサイドは、同じくアサプラのLCシリーズ(HC-075S)を使用。(スネアドラムはヤマハメイプルです)

ロービッチ気味にチューニングしています。ちなみに、タムはLCヘッドのノーミュートです。
サウンドはデジタルレコーダーにて2メートルほど離れた場所から録音しています。


ドラムソロ(YAMAHA PHX + アサプラヘッド)





アサプラヘッドを張ったドラムセットを、ライブハウスで使用した時のサウンドチェック時の音声

ドラムセットはヤマハのPHXシリーズ、ドラムヘッドはすべてASPR(アサプラ)を使用しています。
デジタルレコーダーにて客席から録音。

スネアドラム打面: ASPR "SL HEAD" TE-02C
スネアドラムボトム: ASPR "LC HEAD" HC-075S
タムタム: ASPR "LC HEAD" (打面:PE-250C / ボトム: PE-188)
ベースドラム: ASPR "LC HEAD" (打面:PE-250TR with ASPR IMPACT CONE AE-75)

ベードラの中に、PROTECTION racketのバスドラムミュートを入れている以外は完全にノーミュートです。
キックの打面には、アサプラのインパクトコーン(AE-75)を使用していますので、ちょっとアタックが強めになっています。




















アサプラ ASAPURA ドラムヘッド DRUM HEAD あさぷら
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4 コメント

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初めまして (Drums子)
2015-09-05 14:17:57
ドラマー涼さんの記事を参考にアサプラのヘッドを買わせていただきました。
このヘッドはすごいですね。
私も一発で虜になりました。
もう他のヘッドは使えないと思ってきました。
まだスネアドラムのしか使ってないのでタムとかにも使って最終的にはフルセットに使いたいと思います。
ありがとうございます。
Drums子様 (Dr.涼)
2015-09-17 12:57:30
コメントありがとうございます。
これはもうぜひフルセットで揃えてみてください。
値段は少し高めですが、きっとご満足されると思いますよ。
おそらくLCヘッドを買われたのだと思いますが、SUNEADORAMUnihaSLヘッドもおすすめです!
全く知らなかった… (ぺー)
2016-11-18 21:02:07
初めまして。
ストレイキャッツの1981のライブDVD を観ていて、スネアのヘッドが黄色く見えたので、調べていたら、この記事にあたりました。
黄色く見えるヘッドは、わかりませんでしたが、実に興味深いものに出会った気持ちです。
是非とも使ってみます。
ところで、OEM の正体を教えて下さい。
ペー様 (Dr.涼)
2016-11-19 02:27:20
コメントありがとうございます。
黄色っぽいスネアドラムのヘッドは、REMO社のファイバースキンか何かでしょうかね?
80年代にそのヘッドがあったかどうかはわかりませんが・・・。
それこそ本革ヘッドということも考えられますが、アサプラではないことだけは確かです。

ぜひアサプラのヘッドを使ってみてください!
ちなみに、アサプラ社は、過去にT社、P社、そしてY社のドラムヘッドを作っていたメーカーです。



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