ドラマー涼の激辛ブログ『Eat with fire!』

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ドラムのチューニング

2012年06月10日 | ドラムや楽器の話題

僕のドラムのチューニングはかなり適当です。
一応の基本は「均等に張る」ですが、そこからいろいろ崩していきます。その『均等』もけっこうアバウトだったりしますけどね。

僕が思うに、ドラムのチューニングというのは、 とにかく自分が叩いていて気持ちいいサウンドとタッチであることが一番重要だと思っているんです。
そういう気分的な事から、良い演奏が生まれるんではないかと思っているのです。

あと「ドラムのサウンドなんて、自分以外は誰も気にしちゃいない」と思ってもいいと思うんです。
だけど、自己満足は重要です。
自分の好きな楽器を使って、好きな音をみつけて出せばいい。自分が演奏していて気持ちよければ、それはきっと音に表れるはず!! 

僕は、ドラムセットの中では、スネアドラムの音が一番の肝だと思っていますが、そのスネアドラムのチューニングが一番難しいんです。
ヘッド両面の調整に加えて、スネア(スナッピー)の調整とかも影響してきますが、そのバランスどりがまたムズい!!
そして困った事に、現場(ハコやスタジオ等)によっても音が変わってくる(変わって聞こえる)のです。
昨日の現場ではすごくいい音がしてて気持ちよく演奏してたのに、今日の現場ではどうもしっくりこなかったりするんです。
昨日とは全然違った音に聞こえて、おまけにタッチまで違って感じたりするんです。なにもいじってないのにです。
まあ、箱鳴りとか、床や壁の材質とか、気温とか湿度とかいろんなことが影響したりもしてるんでしょうし、もちろんその日の気分や体調とかも影響もしてたりもするんでしょうけどね。
でも、僕は気分屋なので、そういうのに演奏が左右されてしまったりするんです。スネアが自分の気に入った音で鳴ってくれないと、悶々としながら演奏したり.... 
気になってしまうんです。
いけませんね。 本当はどんなチューニングであろうともちゃんと演奏できなきゃいけないんですけどね。

でも、「今日のチューニングはダメだなぁ」と思っていても、実は録音してみるとこれまた気にならなかったりもするんです。
「あれ? いい音してるじゃん!」みたいな。
自分が叩いている音と、離れたとこで聞く音は違うんです。 録音したり、PAなどを通せばなおさらです。
だからそんなにシビアにならなくてもいいんですよ。
といいつつ、僕自身はかなりシビアになるんですけどね(苦笑)

そんな感じで、僕の場合は一度気に入ったチューニングがみつかっても、それをずっとキープしているわけではなく、その日の気分によってもコロコロ変えたりしてます。 いい音にチューニングできてそれをそのまま維持したくしても、上記のような理由により、できないのです。
そんな感じで、たまにドツボにハマってしまい、家でドラムヘッドをとっかえひっかえしてチューニングを探ったりしてます。
時にはフープを変えたり、スネア(スナッピー)を変えたりもします。
でも、家で叩いていい音がしてると思っても、それをスタジオに持っていくとぜんぜん良くなかったり....その逆もあります。
昔からずっとそれの繰り返しですね。
でも、それがまた楽しかったりするんですよ、ふふ!

あと、リングミュートって意外と重宝するんですよ。
僕は『困った時のリングミュート』ってよく言ってるんですが、どうしてもチューニングがいまいちだと感じる時に、リングミュートを乗せるだけで、倍音とかが消えて音がまとまるのです。まあ、倍音大好きな人には邪道なんでしょうけどね。

ヤマハのスネアドラムを買うと、必ず(多分)リングミュートが付属しています。
それをスネアドラムと一緒にケースに入れて持ち運ぶといいです。
もちろんリングミュートだけでも売ってます。幅の細いタイプとか太いタイプとか、種類もあったりします。
使い古しのドラムヘッドを切り抜いて自作も出来たりします。その場合は切り口で手を切ったりしないようにね。

これはヤマハの黒いリングミュート。

なんか、最近リングミュート使ってる人が少ない気がするなぁ。

まぁ、オープンなノーミュートのサウントが主流だからだろうけどね。
でも、レコーディングにはリングミュートは重宝しますよ。

 
 
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