少林寺拳法 福井旭道院・福井成和道院

幼児から年配者まで誰でも生涯修行として楽しく行える少林寺拳法をめざし、日々修行に励んでいます。感謝の気持ちとともに・・

新型コロナ禍 模索中の新たな修練形態

2020-09-07 15:56:01 | 技術の話

新型コロナ禍 福井県でも、いまだ新規感染者が新聞紙上で発表されています。この中で 少林寺拳法の修練もソ-シャルディスタンスを確保し マスク着用の元 修練を行っています。技術修練で距離をとり 接触無しでの修練に 何か工夫はないかと 毎日毎日 考えて工夫を凝らし行っています。その中で出来上がってきた修練形態を紹介します。

①技術修練は 必ず マスク着用の元 含み気合で行う。気合無しでは どうしても突き 蹴りに 極め感がなく 緊張感が保てない。

②接触できないので 1.5mほどの100均で買った ポリエチレン製のスティックで 剛法を実施。 利点 身体の捌きで受けを行う感覚が身につきやすい。

③おもちゃのポリスチレン製の刀(長さ 1mほど)を購入し 剛法を実施予定

2mの距離をとって行う法形は、組手主体の感覚を実現できない。技に緊張感が保てず 緊張感が保てない。相対で行っている意識が保てない。

(解決策) 

2.5mほどの長さのゴムひもを帯に巻き付け 剛法修練。攻撃から受け、反撃では お互いの距離が詰まりゴムひもがたるむが残心、復位でゴムひもが 適度に張り距離を保てることを意識する。

 

    

    *ゴムひもがなしの状態で 互いに距離を保っての技術修練は 互いの一体感 前後の動きの統一感など なかなかその感覚を意識するのはむづかしい。

    

        『ワンタッチで 子供たちに装着できるように 作成  

      

ゴムは 幅2.5cm 長さ 40m巻を ネットで購入 (2000円程度)』

  

 平ゴムにワンタッチ式バックルを縫いつけ

バックルを帯に通し ワンタッチで取り付け*少年部でも 簡単に取り付けれるようにした。装着後の写真

 ゴムひもが張り その緊張感が 互いにつながっている感覚が芽生えた。

 ゴムひもの張り感が 互いに繰り出す攻技 防技の距離的な問題を解決できた。

 今回の試みは 新型コロナ禍での修練の一例です。参考にされ ぜひ 取り入れてください。

            福井旭道院・福井成和道院 道院長 松野良弘