ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

夏の終わりに ~埼玉・川越氷川神社 風鈴まつり~

2017-09-10 | まつり・イベント
ようやく涼しい日が続いたかと思うと、また暑さがぶり返したり。それでも少しづつ秋の気配が感じられるようになってきました。
夏の終わりに、涼やかな風鈴の音を聞いておこうと、川越の氷川神社の風鈴まつりに行ってみました。西武池袋線を所沢で乗り換えて、終点の本川越駅でおり、今回はタクシーで神社に向かいました。街をそぞろ歩く人出の中に、浴衣姿の若者が随分と見られます。どうやら風鈴まつりの仕掛けの一つのようです。川越は本当に観光上手な町ですね。



川越の氷川神社と言えば、その祭礼として行われる川越まつりの山車行事が有名ですが、神社はそもそも縁結びの神様です。この風鈴まつりは、神様のそのお力をいただくべく、良縁祈願のまつりとして4年前から行われているものなのだそうです。









境内はカップルで溢れかえっていました。既に良縁で結ばれている人たちでしょうから、今更わざわざ願をかけなくともいいのではないかと思うのですが、それは野暮というものでしょう。
境内の風鈴の音に心打たれるのかと思いきや、特設された回廊には、願い事が書かれた札がつけられた風鈴が、それこそ鈴なりになっています。その回廊を大勢の人が少しづつ進んで行きます。とにもかくにも人・人・人なのです。
やっとたどりついた回廊の出口にはいろいろな種類のおみくじが置かれていて、これまた若いカップルが、良いお告げのおみくじを引きますようにと、真剣におみくじを選んでいます。見回すと、中高年の参拝客は少ないようです。
そういえば、行きに乗ったタクシーの運転手さんが、私の方を見て「風鈴まつりは、若い人の縁結びですよ」と冗談交じりに言ってましたっけ。「あはは、分かってますよ。風鈴を見に来たんですよ」と返事したものの、そんなに枯れて見えるのかと、がっくり。もっとも誰が見てもそうなんですが(笑)。
それでも神様のおかげで、若い人のパワーを少しいただいたような気がして「元気いっぱいで」帰ってきました。帰り道で、来世は世の中の人が驚くような縁が待っているはずとつぶやきましたら、家人に「そう、よかったわね。願ってるわ」と笑われてしまいました。




















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