ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

自然について思うこと ~小平・あじさい公園で~

2023-06-11 | 日記

先日、小平市の市民文化会館(ルネこだいら)

で上映された「Fhukushima50(フクシマフィフティ)

を見に行ってきました。

この映画は、2011年3月11日、三陸沖で発生

した大地震(M9.0)による大津波によって

福島第一原子力発電所が被災。発電所の

すべての電源が喪失。原子炉の冷却ができず

メルトダウンが発生するという未曽有の

事態に立ち向かった所員らの、死と隣り

合わせの作業を描いた映画です。

私は涙が止まりませんでした。

    

映画の最後のほうでは、日常が戻ってきた

ような感じの場面が流れていましたが、

現実には、廃炉を含め原発事故の後処理は

今なお続いています。

「福島」が犠牲になったこの大事故は、

日本を揺るがすものでした。

「この事故は人間の奢りではなかったか」

映画の中で、確かそう語られていたように

記憶しています。

自然からの警鐘を決して忘れてはならない

思うのです。

 

映画の後、市民文化会館の近くにある

「小平あじさい公園」を訪れました。

高ぶった興奮を鎮めるためでもありました。

 

この公園は、園内のすべてにアジサイが

植えられている公園です。何度か紹介して

います。

園内のアジサイは、ガクアジサイが主ですが、

西洋アジサイもみることが出来ます。

それほど広くはありませんが、小道を散策し

ながらアジサイを楽しめるようになっています。

 

よく知られているとおり、アジサイの原種は

ガクアジサイで、日本が原産地です。

それが西洋に伝わり、品種改良されて、

日本に戻ってきました。

欧米ではハイドランジアと呼ばれている

そうです。

 

今はいろいろな品種があるようで、たくさん

のブロガーさんが、お寺や公園など各地の

素敵なアジサイの写真をアップしています。

アジサイの花(実際は萼ですね)の柔らかさ、

穏やかさ、優しさ、静けさを撮るのは、本当に

難しいですね。

 

アジサイも自然の恵です。

アジサイを楽しみながら、自然の大事さに

もっと気づかなければと思いました。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (花華)
2023-06-12 00:22:47
地震だけでも驚いたのに津波に原発の被災。
あの日は忘れられない日になりましたね。

今を盛りに咲き競うように咲くアジサイ、装飾花の色とりどりの色彩が
人々の心を癒してくれるのでしょうね。
花華さんへ (ヒマヒマノキ)
2023-06-12 09:53:19
おはようございます。
コメントをありがとうございます。
3.11の原発事故は大地震とともに
忘れられないですね。福島はいまだに
復興していないですが、これまでに
ない大災害ということなんですね。
アジサイには本当に癒されます。
万葉集にも詠まれているそうですから、
奈良時代からあった花なんですね。

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