日々平穏 

日々の雑多な話題と管理人の趣味中心の見聞記を紹介

【最上三鳥居】清池の石鳥居・六田の石鳥居・八幡神社の石鳥居

2013-07-10 | 鳥居見聞録
前回の続き「最上三鳥居」の紹介
三鳥居とあるので3ヶ所かと思いきや…。
「最上の三鳥居」と伝わるのは、実は4ヶ所ある。前回紹介した「元木の石鳥居」と今回紹介する残りの三基
ただし「八幡鳥居の石鳥居」の案内板には「最上の三鳥居」の記述は無い。

【清池の石鳥居】



清池の石鳥居@山形県天童市荒谷 県指定有形文化財(昭和30年8月)
建立:平安時代後期と推定される
山寺街道と横街道の交差点から、少し北へ入った畑の中に立っている。
石鳥居は凝灰岩石製で、高さ3.87㍍、笠木の長さ5.91㍍である。柱の太さは、周囲2.79㍍である。柱の上に載る笠木と島木は一石からなり、ほとんど直線であるが、笠木は両端でやや厚味があり、ゆるやかな反りをあらわしている。笠木・島木とも、両端は垂直に切られている。貫や束(つか)は失われてしまっているが、貫をさし込んだ痕跡が、両方の貫穴に残っている。
西向きに立っているため、もとは山寺に向かって立っていたと考えられている。山形市元木、東根市六田(与次郎稲荷神社)の石鳥居とともに、「最上の三鳥居」の1つといわれ、ほぼ同じ様式であり、平安時代後期の建立と推定されている。


【六田の石鳥居】



六田の石鳥居@山形県東根市四ツ家 與次郎稲荷神社境内に鎮座 東根市の指定有形文化財
建立:室町時代と伝わる。

【八幡神社の石鳥居】



八幡神社の石鳥居@山形市蔵王成沢字館山 蔵王成沢の八幡神社境内入口に鎮座 国指定文化財 建造物
建立:不明
「元木の石鳥居」に類似 建立日は不明だが元木と同時期と推定できる。
この石鳥居は、蔵王成沢の八幡神社境内入口に、南面して立っている。
鳥居ヶ丘の石鳥居と同じく凝灰岩製で、総高436cm、柱は径95.5cmの円柱で、礎石の上に直立している。
笠木と島木は1石から成り、貫は島木と同じ長さで、両柱を貫いている。
この鳥居は、もとは龍山信仰が盛んになった承久年間(1219~22年)以降、龍山への参道に造立されたもので、のちに八幡神社ができてから、現在地に移転されたことが伝えられている。、
なお同地の修験三蔵院に、天仁2年(1109年)に、この東方山間のウツボ清水より採石、造立したことを記す文書があるが、同地には、その採石の跡が残っている。

※由緒はこちらから引用
※この記事で使っている写真に関しては、山形在住OK氏よりご好意でご提供頂いたものですので転載はご遠慮下さい。
参考記事:【最上の三鳥居】元木の石鳥居@山形県山形市鳥居ヶ丘

最新の画像もっと見る

コメントを投稿