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【ミステリー】日本書紀に登場するUFOとUMA

2016-08-27 | 不思議・ミステリー
録りだめていた「世界不思議発見!」を、たまたま見ていたらオーロラ特集の冒頭で、気になる紹介をしていた。
日本書紀の推古天皇の御代の記述に
「天に赤い印が現れその形はキジの尾のごとく」
と、言うような事が記載されていて番組では、オーロラの事であると云っていた。

気になったのでさっそく手元にある 講談社学術文庫版「日本書紀 下巻」(現代仮名訳版)の該当頁(同書110頁)を調べたところ以下のように書かれていた。
「十二月一日、天に赤色の気(しるし)が現れた。長さは一丈あまりで、形は雉(キギス)の尾のようであった。」

雉の尾と云われても…ピンこないのだが、創造ではオーロラというよりは、尾を引いているのなら火球や彗星のたぐいでないだろうか?
また、聖徳太子の薨去の一年前との記述から西暦612年の12月(天武天皇の御代)の項には
「灌頂幡(かんじょうばた)のような形で、火の色をしたものが、空を浮かんで北へ流れた。これはどの国でも見られた。~ この日、白気(はっき)が東の山に現れ、その大きさは四囲(一丈二尺=約4.6m)であった。」 

(灌頂幡とは、お寺の本堂などで見られる天井からぶら下がっている荘厳具のこと)
もしかして日本で最も古いUFOの目撃談かも知れない。

で、ついでに同書のちょっと前の章にもヘンな記述がある。
二十七年夏四月四日、近江国から
「蒲生川に何か不思議なものが浮かび、形は人のようにも見えます。」(省略)
秋七月、摂津の国のある漁夫が、堀江に網をはっていた。何かの物が網に引っかかった。その形は赤子のようでもあり、魚でもなく人間でもなく、何とも名づけられなかった。

(引用 同書p109-110)

これは一体どんな生物だったのだろう?
日本書紀は「謎」多き書である。


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