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【神明】鹿島鳥居@常陸国一之宮鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)他

2012-12-27 | 鳥居見聞録
※特徴に関して追記
茨城県鹿嶋市に鎮座する“常陸国一之宮鹿島神宮”代表的な「鹿島鳥居」は、ここで見ることが出来る。
鹿島鳥居の特徴として
(1)反り増が無いこと
(2)島木が無いこと
(3)額束が無いこと
(4)笠木が丸太状になっており両端が斜めに切り落とされていること※
(5)貫が角形で柱から突き出ていること
(6)楔が打たれていること
(7)僅かながら転びが発生していること
(8)木材を用いた場合 木口を正面向かって左側に、末口を右側に据える。(通常神明鳥居は、逆に据えられる。)
以上の条件を満たせば自然木でも石造りでもとりあえず「鹿島鳥居」の定義となるのだが、根岸によれば、「(本来あるべき姿としての)鹿島鳥居は自然木で組立てる以外に、その性格的な本領を発揮することが出来ない」と、言っているように自然木を用いたものが正式な鹿島鳥居である。と、付け加えている。
※この条件に関しては、鳥居の研究”鹿島鳥居”の項目ラストで「原則として」と、取り上げているので「例外もある」と解釈したい。(下記 息栖神社の鳥居など)

全国には多くの分祀された鹿島神社が存在するが、意外と“鹿島型”を踏襲して鳥居を建立している神社が少ないのが残念なところだ。

鹿島神宮の大鳥居 実はこの鳥居は二の鳥居になる。一の鳥居は鹿嶋市の北浦湖畔大船津にある。 撮影:2011-02
(残念ながら3-11大震災のおり破壊されて今は見ることが叶わない。今思うと訪れた翌月に崩壊したことになる。鹿島神宮のHPによれば、寄付も集まり平成26年までに再築できるメドはたったそうだ。)

末社 御厨社 素木で建立する場合は、木口側を左側にするのが鹿島鳥居の特徴 撮影:2005-11

こちらは、御手洗の池公園口にある大鳥居 撮影:2011-02

要石社にある鹿島鳥居 撮影:2011-11 

こちらは、改修される前の要石社の鹿島鳥居 撮影:2005-11

御手洗の池にある鹿島鳥居 撮影:2011-02

同 改修される前の鹿島鳥居 撮影:2001-10

息栖神社 二の鳥居 撮影:2006-06 (追記:厳密に言えば、笠木の両端が斜めになっていないのでこれを鹿島型とするかは微妙)

同 一の鳥居 撮影:2006-06 (追記:こちらも微妙なところ)

大生(おおう)神社(元鹿島)撮影:2006-06

鹿島神宮跡宮 撮影:2006-06
参考記事 鹿島の本宮・跡宮

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