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國學院大學伝統文化リサーチセンター資料館@渋谷区東

2012-10-30 | 写真日記
以前から気になっていたサクラさんの母校でもある“國學院大學”の考古学資料館
凄いお宝があるような話も聞いていたので、五反田までの歯科治療のあと早速出かけてみた。



國學院大學渋谷キャンパス@渋谷区東 渋谷から日赤医療センター行きのバスで、10分足らず。
神道の研究・教育機関であった皇典講究所(こうてんこうきゅうじょ)を母体とした大学(WIKIより)

オープンカフェにて 全体的に明るい。羨ましい環境

大学生協内にて(1)さすが國學院らしい品ぞろえ 皇学教科書がずらり

大学生協内にて(2)神道科で、使用する越中ふんどしや足袋も販売していた。


國學院大學神殿 あるべきしてここにある神殿 天照皇大御神を主神に祀り天神地祓八百万を鎮祭する。平成5年の伊勢皇大神宮の式年遷宮時に旧社殿の古材を利用して建立されたそうだ。元々國學院は旧地千代田区飯田町にあった(明治15年)ものをこちらへ移転(大正12年)されている。サクラさんの話では、在学中もここに鎮座していたとか。

こちらが本館と道を隔てた場所にある“伝統文化リサーチセンター資料館”

たまたま荷田春満(かだのあずままろ)展をやっていた。
古典・国史を研究して復古神道を提唱。『万葉集』『古事記』『日本書紀』や大嘗会の研究の基礎を築き、賀茂真淵・本居宣長・平田篤胤と共に国学の四大人の一人に数えられた。(WIKIより)
“荷田”といえば、今年の正月、京都スティで訪れた伏見稲荷のお山に荷田社があったが荷田家は伏見稲荷の杜屋。当然春満も神官の息子として生まれ育ちその才を国学のため遺憾なく発揮したわけだ。


伊勢皇大神宮の御殿模型 絶対見ることが叶わない正殿の容姿。模型と言えどもたぶんここでしか見ることが出来ないであろう。


吉田神社行事壇復元模型 吉田神道といえば、こちらもまず催事の次第など見ることが叶わないので貴重な展示といえよう。

銅鏡各種 学術的にも貴重なものが多い

大神神社の山ノ神遺跡模型 まさかここでレプリカではあるが磐座を拝めるとは思わなかった。感激

以下からは圧巻の考古学収蔵品の数々の紹介


考古学資料エリアの様子


火焔土器 これぞ縄文!!と、言う土器を久しぶりに堪能

土偶 非常に興味深い造形の土偶の数々 左上の形状などちょっと他ではお目にかかれない

挙手人面土器 これは初見だった。挙手をしている様な姿からその名がある。全国でも唯一だとか。長野より出土


縄文土器の数々 展示されている量に圧倒される。さすが第一級の収蔵品ばかり。




展示されている大多数が日本の考古学会の黎明期を支えた樋口清之氏のコレクションが多数



これも国宝級の埴輪たち もちろんサクラさんは歓喜

珍しい彩色陶棺 初見 大きさから子供用か?彩色が見事 山梨県笛吹市出土

量といい質といい素晴らしい収蔵品の数々。さすが日本の考古学黎明期を築いた鳥居龍蔵や樋口清之らが関わっていただけに見事。ここへ来て続けて遺跡を訪れていながら消化不良気味だったので、思わぬ収穫に二人共大満足。
これで入館料無料!残念なのは、日曜日が休館なだけだろうか。
考古学、神学ファンならずも見るだけでも価値あり。おすすめ!!

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