「フィクサー」

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新作初日で借りました！って、、劇場で観れなかったんです。
ゲオさん、結構仕入れてくれているのに、いつも余ってます。
しかももう、「新作なのに、１週間レンタル」です。
それなのに１本しか借りられてなかった。。(ToT)
おもしろいのに、残念です。

確かに、私の場合の新作の１泊や２泊レンタルでも観たい！！
っていう映画は、
公開時にすごく話題性あって、（監督○○！出演○○！制作費○○億円！興行収入○○円！観客動員数○○人！）
劇場で絶対観たいと思いつつ、見損なってしまったとか、、
思いっきり迫力のあるアクションシーンがあって、悪者をやっつけて、すっきりしたいとか、、
ある程度頭を使わないような、簡単なわかりやすいストーリーとか、
ってのが条件ですね、、人間ドラマや重いの暗いの、はイヤ、、
もちろん、大好きな俳優さんが出演してたらってのも条件ですが、、(^_^;)

でも実際、話題で飛びついても、
「Mr.&Mrs. スミス」は派手な夫婦ケンカだったし、
「アイ・アム・レジェンド」はゾンビ映画だったし、
「クローバー・フィールド」は目がまわる映像で気持ち悪くなったし、、
「パーフェクト・ストレンジャー」は何これ、ずるい～～～ってラスト。
反面、
「デジャヴ」や「ダイハード4.0」は、本当に劇場で観るべきだったというぐらいおもしろかったり、、
観たい！と思っていてもまだ手が出せない「クラッシュ」とか「ブロークバック・マウンテン」とか、、

どんな映画でも製作には数え切れないぐらいの人がたずさわっていて、
想像を超える、お金と労力がかかっているわけですから、、
「観る側の人間」は楽です。おもしろい、おもしろくない、、
それで終わるだけですからね、、映画は最大の娯楽です。



「フィクサー」は「ドラマ」です。登場人物たちの、絶望感、虚無感、己の無力さ、いろいろな感情の変化、表情、セリフ、全て見落とさないように、聞き逃さないようにと集中して見ました。
ぼ～～っとしてる時より、頭が冴えている時がいいみたい。
疲れるけど、おもしろい！！
特にそんな派手なシーンやアクションもないし、（予告編は実にうまく作られています。(^_^;)）若者向きじゃないだろう、、つまらないだろう、、
でも本当に映画好きの大人にはとてもおもしろい映画だと思います。

私は監督は、ソダーバーグ監督だとずっと思ってたんです。（映画を観ても、、m(__)m）制作にはたずさわっているのですが、トニー・ギルロイ氏の初監督作品です。脚本、監督をてがけた、トニー・ギルロイ氏のインタビュー記事（eiga.com)
80回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞を含む7部門にノミネートされたのは、素晴らしいです。５０歳で夢をかなえた監督さんです。

もちろん、ジョージ・クルーニーの演技力・存在感があっての映画です。
この映画の製作費が、2000万ドル（約20億円）だけど、ジョージの推定出演料は1500万ドルとも2000万ドルとも（約15〜20億円）言われてるようです。（想像つかない世界です、、）ジョージは「金のためにするんじゃない。後からもらえるんだろう（笑）」と言ったそうです。）トニー・ギルロイ氏のインタビューより、、

ジョージは、ギャンブル好きの格好悪い役です。弁護士でありながら法廷に立たない、影のフィクサー（事件のもみ消し屋）です。親戚との共同経営のレストラン経営に失敗してとんでもない借金を背負ってしまいます。格好悪いけど、かっこいい。そこに、友人の敏腕弁護士が手がける巨額の企業訴訟問題、薬剤訴訟の事件で問題を起こしてしまい、まきこまれていくのですが、、
ともかくジョージがかっこいい！

ティルダ・スウィントンがアカデミー助演女優賞を受賞しています。
おすぎさんが、「ナルニア物語」のレビューで彼女って本当に演技へたよね～
と言ったのが忘れられません。氷の魔女は迫力あったけど、おすぎさんの言葉の後に映画を観たので、これは下手なのか？って余計なこと考えちゃった。
私には演技の何が上手で下手なのか、わかりませんが、、
この映画では追い詰められた企業の責任者です。選択肢を誤ってしまうのですが、、助演女優賞は納得です。
私はいつも、ケイト・ブランシェットとかぶって見えてしまうのですが、、似てないかな～～orz

あぁ、また支離滅裂。。

今度はジョージの笑顔が見たい！って思ってたら、
なぁんと、来月公開「かけひきは、恋のはじまり」恋愛映画です。
相手役が昔付き合ったって噂のレニー・ゼルウィガーです。
楽しみです。おしまい！