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台北市立美術館で篠山紀信展が開催中

2010年11月02日 20時17分32秒 | 台湾日記

 言わずと知れた日本の写真家、篠山紀信さん。
 その独特の視点や撮影手法を集結させた「シノラマ・トーキョー」展が、10月16日から2011年1月2日まで、台北市立美術館で開催中です。


放送局のすぐ近くにある台北市立美術館
立体パズルのようなユニークな外観が目を引く

 台北市立美術館は、台湾各地の美術館の中でも、国際的に有名な芸術家の展覧会や世界規模での巡回展を多く手がける事で知られています。
 今回、満を持しての篠山さんの作品展に、台北のみならず台湾各地から、プロカメラマンや写真ファンが押しかけています。


展示作品の一つ、『大相撲』(1995年)


写真展が行われている3階Cエリアの模型
・・・と篠山さん

 台湾写真界の第一人者と言われるプロカメラマンの多くは、日本留学組です。 
 最近では、そうした人々が次世代の教育に回り、台湾で養成された若手が頭角を 現して来ていますが、ひと世代前までは、「撮影を学ぶならまず日本へ」が合言葉のようになっていたと言います。
 篠山紀信さんと聞くと、一般にはヌード写真で有名な部分がありますが、それも含め、常に時代を先取りしたその斬新で強烈な表現方法などは、台湾の写真家たちが熱く芸術論を戦わせる対象となっています。

 展示作品は合計72点、8つのテーマに分かれています。
 10月17日には、篠山さん本人を招いて座談会が行われました。
 特に台湾の人たちの関心を集めたのは、日本の伝統芸能などをモチーフにした作品で、プロだけでなく一般の写真ファンらも参加して、篠山さん独特の世界「シノラマ」について2時間たっぷり語り合われました。


 ところで、台北市立美術館は、6日に開幕する台北国際花博覧会の会場の一つ、圓山公園エリアに隣接しています。
 圓山公園エリアでは11月1日、50組の新婚カップルを招いて特別に結婚写真撮影イベントが行われたのですが、みなさん、会場のお隣のモダンな美術館にも興味津々で、多くのカップルが美術館でも撮影に興じていました。


右にも、左にも花嫁さんが

 広大な公園をバックにした、こんなステキなガラス張りのショット、もちろん、新婚さんじゃなくても大歓迎です。
 お正月に台湾旅行を検討中という方、ぜひ、台北花博と、お隣の美術館で篠山紀信展という、ちょっと変わったお楽しみをダブルでいかがでしょうか。(華)

台北国際花博覧会公式HP

台北市立美術館公式HP


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