アニメイトの台北旗艦店がオープン！

日本の漫画やアニメが台湾でも人気があるというのはかなり知られていると思いますが、日本の専門店、アニメイトの支店が台北にあるのはご存知でしょうか。
アニメイト台北店はアニメイト唯一の海外店で、10年前の2000年に若者の町西門町に出店していますが、この度さらに駅に近い大通り沿いに旗艦店がオープンしました。

今までのお店はビルの3、4階にあり、知る人ぞ知る、という感じでしたが、新しくできた旗艦店は看板も大きくてわかりやすく、明るくてとても入りやすい雰囲気です。

 

1階は書籍フロア。
コミックスはもちろん、ライトノベル、雑誌、イラスト集などを扱っており、日本から直輸入したものと、台湾で出版されている中国語版のもの、両方あります。
また、お店の奥には、日本の中古品チェーン店「らしんばん」が入店しており、中古の同人誌、CD、グッズをお手ごろ価格で販売。
台湾のファンに大好評を得ています。

 

地下1階はグッズフロア。
おなじみの人気キャラクターのグッズが、作品別に並んでいます。
日本からの直輸入品が多いですが、台湾の会社が権利を得て製造しているグッズもあり、比率は７：３だそうです。
台湾で作っているものは日本では販売していませんので、日本のファンの方はレアな台湾ものをゲットしてみては？

 

今回旗艦店のオープンで、今まではなかったコスプレグッズも入荷。
ハンガーにかかっているものは、試着OKだそうですよ！
台湾でも増えつつあるコスプレーヤーには非常に嬉しいコーナーではないかと。

 

台湾で人気のある作品は日本と全く変わらないそうです。
今、男の子に一番人気があるのは「けいおん！」とか。
テレビでも放映されていますし、西門町の駅前にも、ご覧の通りけいおんのゲートが！！

幸いなことに、台湾では日本からの直輸入物や、権利を取得して台湾で出版・製造されている正規版が流通しています。
台湾のファンも「本物」を求めており、こういったお店は日本と台湾双方にとってありがたい存在。

台湾でも自分で漫画を描いたり同人誌を作ったりする人が増えているそうです。
「たかが漫画、たかがアニメ」というなかれ。
漫画やアニメを通じて日本と台湾の若者が共有している文化は、思っている以上に深く、強いものなのです。（尾）

安利美特（アニメイト）台北旗艦店
台北市萬華区中華路1段104号1F
台北新交通システムMRT板南線　西門町駅そば

※2010年5月14日の番組「文化の台湾」では、台湾の漫画、アニメ事情について、アニメイトの竹村貴浩さんにお話をお聞きしています。
その業界の方ならではのお話が聞けますので、ぜひどうぞ。

番組を聴くには、上のバナーをクリック→5月14日をクリック→「文化の台湾」横のアイコンをクリックしてください。