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台湾を代表する男性アーティスト、王力宏を髣髴させる、厳爵。

2010年05月24日 20時57分41秒 | 芸能
  1988年生まれの厳爵。4月22日、デビュー作の“謝謝你的美好(君の優しさに感謝)”をリリースしました。全11曲の作詞、作曲、編曲そして製作のいずれも彼の手によるもので、更にキーボードも担当しています。色白の厳爵はどちらかといえば、静かで優しそうなイメージの歌手ですが、そんなイメージと裏腹に、今回の収録曲の多くはハイテンポのものです。たとえばソフトロックやヒップホップ、ビーバップとチャイニーズポップスが融合したものなどです。ビーバップとは1940年代に起こったジャズの新しいスタイルで、速いテンポ、複雑なメロディーとハーモニーが特徴とされています。数少ないですが、フォークソングやR&Bなどのスタイルの曲もあります。

  2008年、厳爵はレコード会社に自分を売り込んだのがきっかけで、今回の歌手デビューに繋がりました。そのとき、彼は自分の歌を収録したCDと、歌の歌詞やそれぞれの歌を作った背景などを詳しく記した資料をレコード会社の関係者に手渡しました。二人はレストランで会ったので、注文が来る前に相手は彼の音楽を聴き始めたところ、完全に聞き入ってしまい、次の曲はまたどんなサプライズを見せてくれるのかと期待しながら、全曲を聴き終わったそうです。そのレコード会社の社長も厳爵の音楽を聴いただけで、そのルックスや年齢、背景、アイドルとして必要な条件を持っているかどうかを無視し、その場で彼と契約を結ぶことを決めるなど、異例の早い決定をしました。かなり見込まれているのですね。


   10歳でアメリカに留学に行ったため、中国語はあまり流暢ではないようですが、このアルバムを作っている間、一生懸命中国語でその音楽に対する自分の考え方を伝えようとしていたとのことです。プロデュース、編曲、レコーディング、楽器の演奏なども長けている彼は、ある時期、アイドルドラマのためのサントラを作っていたんですが、一般の編曲者なら一日に一曲を仕上げられれば早い方ですが、彼はなんと一週間のうちに使用可能だと評価される曲、20曲あまりも渡しました。努力家で幅広い才能を持つ厳爵、本当にデビューした当初の人気アーティスト、王力宏を髣髴させます。でも、王力宏ナンバーツーに甘んじることなく、世界を視野に入れるような大物アーティストに成長してほしい!(00)


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