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キムタクの月9ヒロイン?林志玲って誰?

2010年03月07日 07時06分41秒 | 芸能

(林志玲さん。大人と子供が交じり合ったような魅力がある)

先月下旬、あるニュースが日本と台湾を駆け巡った。木村拓哉さんの新作ドラマに台湾の林志玲(リン・チーリン)さんが出演するというのだ。あの、アジアで広く人気がある二枚目、キムタクの相手役なのか?フジテレビの「月9(月曜日午後9時に放送されるドラマで最も注目される枠)」のヒロインなのか?どうなんだ???

とりあえずフライング気味ながら林志玲さんについて紹介しよう。林志玲さんにはやはり「台湾のトップモデル」というタイトルがしっくりくる。中国大陸や香港でも「台湾第一名模(台湾でトップの名モデル)」と呼ばれる。1974年11月生まれなのでもう35歳だが、その美しさはまったく衰えない。
2001年からモデルを始めたが、人に知られるようになったのはなんと言っても2004年からの「林志玲現象」だ。「お金を出せばファッションモデルと食事できる。ならば誰々はいくらだ?」といった、いささか不謹慎な話題(実際にあるらしい)から、林志玲というモデルは抜群の人気という話となり、その美貌とプロポーションがはっきりと認識されるようになったのだ。それからというものテレビ、雑誌で爆発的な人気となり、台湾の人たちは林さんの顔を見ない日が無くなった。
林さんは今では当たり前の、ファッションモデルの芸能界進出の先駆けとなり、それまで一般の人たちには「あのCMに出ているモデル」などと呼ばれるしかなかったファッションモデルの面々が、顔ばかりか名前までも全国津々浦々に知られるようになったのだ。

(2009年大晦日。台北市政府前の年越しイベントで男性タレント、胡瓜と踊る林志玲さん)

ドラマやバラエティ番組にモデルが出ることは増えた。しかし、林志玲さんは今も孤高の地位を保っているように見える。その原因は彼女の持つ強力な親近感によるものではないか。(身長も174センチとモデルとしては高くない)
一気に有名人になったからか、はたまた「たかがモデル」といった偏見からか、心無い中傷や冷やかしなどに遭うこともあったが、その都度、彼女は高いEQ(感情をコントロールする能力。「心の知能指数」とも。台湾では知能指数のIQと共によく使われる)を発揮、終始笑顔で応対して周囲を感心させた。それも全くいやみなくやってのける。
彼女の声はトーンが高く、「赤ん坊のような声」(「娃娃音」と言う)、「女の子が甘えたり物をねだったりするような声」(「嗲嗲声」と言う)だと笑う人もいたが、今では林さんのトレードマークだ。知的でありながら時には「天然」っぽいところも見せて可愛らしい。そんなわけで、台湾で知らない人のいない美女でありながら、「隣のお姉さん」的親近感にあふれているのだ。

(日本の国土交通省は林さんに絶大な信頼を。足掛け三年、ビジット・ジャパン・キャンペーンの台湾向け観光大使を務めた)

そのため、林志玲さんの活動は他のモデルたちと一線を画している感がある。頭がいいのだろう。台湾のアカデミー賞「金馬奨」やレコード大賞の「金曲奨」、テレビ・ラジオ番組の大賞「金鐘奨」など大舞台での司会も堂々と務めた。
忘れられないのは日本の国土交通省の外国人観光客誘致キャンペーン、VJC(ビジット・ジャパン・キャンペーン)で2004年から2006年まで台湾向けの観光大使を務めたことだ。VJCによるテレビ番組『日本再発見』では日本語を話しながら日本の各地をロケして紹介した。これは書籍化もされた。林さんは高校、大学時代をカナダで過ごしており英語が流暢だが、かつて日本に短期遊学したこともあり簡単な日本語ならかなり話せるのだ。
2006年には国際的な慈善団体、ワールドビジョンのHOPEプロジェクトの一環でスワジランドを訪問、エイズで苦しむ人たちに接して同国のエイズ問題への関心を世界に呼びかけた。また、2005年からこれまで女性のがん早期発見キャンペーンのキャラクターも務めているなど、公益活動での活躍が目立つ。

(2006年のスワジランド訪問。子供たちに優しく接する。トップモデルがエイズに苦しむ村を訪れることで大きな話題になった)

モデル活動を続けながら、公共性の高い場面に登場することの多かった林志玲さんだが、2008年、ついに女優業に進出、日本でもヒットした『レッドクリフ』(ジョン・ウー監督)のパート1、2に出演、昨年は台湾を代表するシンガーソングライター、ジェイ・チョウの主演作『刺陵(トレジャーハンター)』(朱延平・監督)でヒロインを務めた。また、あのSMAPの『そっと きゅっと』のプロモーション・ビデオでも主役を演じ、台湾のファンをあっと言わせた。

(昨年は『レッドクリフ』のフォトブックを日本で出版。サイン会を開くなど徐々に知名度も上がっている?)

さて、木村拓哉さんの新作ドラマ、四月スタート(五月の説も)と言うことだが全貌はまだ明らかになっていない。ヒロインについても正式な発表はなく、現時点では林志玲さんの出演はあくまで「消息筋」の話。しかし、林さんは「まだ決まっていない・・・楽しみにしている」と話していると伝えられ、否が応でも期待は高まる。

木村拓哉さんのドラマへの出演、それも相手役となれば夢のような話だ。台湾の認知度アップに一役も二役も買うことになるだろう。反面、眼の肥えた日本の視聴者を前に日本語で芝居するのだろうから大変だ。もし本当に決まるようならば、日本の皆様、「台湾のお姉さん」への応援のほど、なにとぞお願い申し上げます!(U) 



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
決まったみたいです! (U)
2010-03-24 17:32:20
24日の日本のメディアの報道から、木村拓哉さんの新作ドラマ『月の恋人』の相手役には、篠原涼子さん、北川景子さんのほか、リン・チーリンさんが決まったようです!5月の放送開始予定です。北川景子さんと言えば、今最も人気のある若手女優さんで・・・いいですよね~。でも、RTIとしては我らがリンさんを全力サポートです!日本の皆さん、リンさんの応援もお願いしますね!
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Unknown ()
2010-04-13 20:56:45
リン・チーリンさんが去年の秋前か秋以降に
日本で仕事するとかきいたことあるけど
本当でしたね。林志玲さんは映画で
火を使うシーンとか爆発するシーンとかも
みてただろうし映画の方はハードでしたよね。
あんなに火の矢が飛んできて火が色んな
所についたら誰でも怖いですよ。
役者さんは大変だなあとおもいます。
今後アジアにでにんき火がついてとなり仕事も
完全燃焼できるといいですね。
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見ました! (駒の子)
2010-05-16 03:50:18
リンチーリンの日本語、意外と上手でしたね!
元々出来るリンチーリンとくらべたらかわいそうなのかもしれないですが、松田翔太の中国語より全然×2上手だと思います!
もしかしたら今はまだ演技でちょっとぎこちないようにしてるだけで、これからもっと本領発揮!かもですね、楽しみです!
台湾でも早く放送してほしいです!
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月9ドラマ「月恋」 (万太郎)
2010-05-16 15:10:06
観ました、一回目視聴率は何と22.4%だという事で二回目以降、期待ですね。
但し登場人物の設定が日本人のやり手青年実業家vs中国人の貧乏美人工員というので、抵抗感というかああ在り来たりの従来ドラマのストーリーかなという感は有りました。
展開はやはり二回目以降に...です。

そもそもリン・チーリンさん、綺麗な女性だから、私なら日・中の国際警察官二人の世界を駆けるアクションドラマ、恋有り、冒険有り、を製作しちゃいますが。
あはは、誰も期待していない?!
まぁ、月9ドラマ、観ましょうね。
ではまた


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