ゲームシナリオライターMistaの制作メモ@将棋ミステリー「千里の棋譜」PS4/Switch

夥しい漢字の悩み

さて、ANGEL WHISPERの後編のスクリプト目視チェックに入っています。
目視チェックとはまだテストせずに、ざっと書いたスクリプトを順に眺めて
流れや演出、フラグや分岐、台詞など全てを見ていきます。
もちろん、テストしないと分かりませんが、この段階で直せるものは直した方が
後々のテストの際もそれなりにまとまった状態からプレーできるので、
やりやすいという理屈です。

さて、文章で、

夥しい知がそこに集積しました。

 というのがあったのですが、

おびただしい知がそこに集積しました。

 このように開く(ひらがなにする)かが難しいところ。
特にスマホだと小中学生もいるので、読めない漢字を多用するのは避けたい一方、
漢字の方が伝わるものもあります。
上記などは普通はひらがなにすべきかなと思いつつ、
漢字の方がいかにも知が集積している感もあり悩ましいですね。
この辺の判断は語り手が誰であるのかとかも含め、総合的に判断しますが、
読める読めないは余り気にしないスタンスではあります。

なぜならば、子供が読めるように平易な文や簡単な漢字で構成された文章が
子供にとって本当に良いとは限らないからです。
単純には、読めない漢字があった時にそれを自分で調べたり大人に聞けば
それが学習になりますし、それ以前に前述の漢字の持つ力もあり、
前後の文脈も併せて雰囲気で読めることもあるので、
あまり妥協はしない方がむしろ良いだろうと思っています。

とはいえ、今は変換で簡単に難読漢字が出てしまうので
必要以上に難しい漢字を多用しがちなことも事実で
鉛筆で書いて自分が使わない漢字はやはり使うべきでないでしょう。

以上の観点で上記などは実に微妙だなと思い、ふと整理してみました。
とはいえ、漢字一文字に熟考しても仕方ないので、
結局は感覚的に決めていってしまいますが。
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