YUNTAKU NOTE

『ゆんたく』とはウチナーグチで「おしゃべり」と言う意味。

風と月のcafe

2006年11月30日 | Weblog
もうすっかりご無沙汰しているけど、ライブをやるのがとても好きだ。もちろんプロ・アマ問わず自分の好きなアーティストのライブを見に行くのも大好きである。

7年前までElephant's Walkというバンドでギターを弾いていた。金沢を中心に約5年間活動。それぞれがバンド経歴豊富な人達ばかりだったのでメンバーのみんなはかなり高度な楽曲センスの持ち主だった。特にボーカルともう一人のギタリストに関しては、よく金沢にこんな人達がいたな・・と思うくらいレベルが高かった。オマケにベーシストがイケメンのイギリス人だった。そうゆう人達と一緒にバンドやっていたおかげで、金沢にいながらもかなり大きなイベントでも声がかかり出演させてもらった。金沢市文化ホールや金沢城の野外ステージなんかでも演奏したが、やはり一番好きだったのはライブハウスでの単独ライブだ。当時は職場の女の子達にも声をかけて、みんな結構マメに見に来てくれていた。俺も当時はそれだけパワーがあったってことなのだろう・・。今の職場だったら、おそらくロック好きや・・ましてやライブハウスに行くような人はいそうもないので声をかけることもないだろうが・・。

さらに遡って・・・16年前。
「風と月のcafe」というブルースバンドで活動していた。こちらの方は活動拠点は東京(渋谷・下北沢)と横浜。確か富山(高岡)のライブハウスでもライブやった。このバンドはライブハウス専門だったが毎週のようにステージをやっていたのでライブの本数はすごく多かった。何本やったかははっきり覚えていない。ちなみに「風と月のcafe」というバンド名は俺ともう一人のギタリストがリスペクトする仲井戸麗市の歌の歌詞から拝借したものだ。

このバンドのメンバーの一人(ボーカル&ギター)と先月、東京で会うことができた。10年振りくらいに・・・。彼はすでに子供3人・・・いいお父さんだが、今でも音楽業界で仕事をしている。一緒に飲んでいた時に彼が、「たとえ一瞬でもいいから風月の再結成をしないか?」と提案してきた。まぁ、酒の席なので適当に返事をしていたが・・・どうやら本気らしい。当時のメンバー(4人)でライブをするのは今となっては無理だが・・・ベースとドラムは彼に任せればおそらくどこかから探してくるだろう・・・。場所は下北沢のライブハウス。ブルースバンドの強みはそれほど根詰めて練習しなくてもステージができてしまうことだ。もちろん経験があっての話だが。一週間くらいスタジオに篭れば何とかなりそうだ。俺は単独ではなく対バン形式にしよう!と提案しているが・・・・どうなんだろう?時期は未定だが来年前半になりそうだ。しかし俺は金沢に住んでいるので、そんな簡単な話ではないはずなのだが・・・・。俺も含めてだけど・・・いったい何を考えているのやら・・このオヤジどもは!まぁ、バンドマンなんていい加減な奴らばかりだからしょうがないんだろうけど(笑)

OKINAWAN CHRISTMAS PARTYの日に

2006年11月28日 | Weblog
名前もまだ正式に決まってないけど・・・まずは沖縄系バンドのデビューが決まってしまいました(笑)

構成は三線2人+ギター1人。完全なアンプラグド・バンドです。詳細は近々「どぅーちむにー日記」とチャンプルHPで告知されると思います。アコースティックギターと三線はとても相性が良いですよ。まぁ、今回はお試しライブという事で気の向いた方は聴きに来てください。なお、当日はG-FAの2人も沖縄から遊びに来てくれます。演奏もしてくれますよ。

12月6日(水)の少し早いクリスマスinチャンプルです。

このブログの読者さんは金沢以外の人が多いですが、そのうち音源とれたら掲載しますね。

先々はパーカッションも入れてガチッとしたバンドに育ってくれればいいですね。ぼちぼち頑張りましょう!20曲くらい持ち歌をキープできればライブハウスでもいけますよ!後は練習あるのみ。バンマス・ナオキ、YUKIちゃん・・・ゆたしく、うにげーさびらm(_ _)m

一枚のレコードから(4) ~BOOGIE WOOGIE CHRISTMAS~

2006年11月27日 | Weblog
2006年も一ヶ月を残すだけとなった。12月は忙しい中にも皆それぞれ今年一年の思いを振り返る。(振り返らない人もいるが・・)個人的にはますます沖縄にどっぷりつかった1年だった。この歳になっても新しい友人や知人ができるのは人見知りの激しい俺にとっては奇跡としか言いようがない。沖縄や沖縄の人々との付き合いは今後もずっと続けていければいいと思う・・。

さて・・そんな12月はやはりクリスマスムード。昨夜、金沢のアトリオというデパートの前のバス停でバスを待っていると、ショウウィンドーの中でサンタの格好をしたウサギの人形がクリスマスソングをバックに踊っていたが・・・この街、いつからこんなにクリスマスを意識する街になったのか?不思議だ。

今回紹介するのは個人的に自信を持ってオススメするクリスマスアルバムである。実はクリスマスアルバムはそのアーティストの趣味・趣向が最も顕著に現れる。オリジナルももちろんたくさんあるが、多くはスタンダードナンバーを独自の切り口でアレンジしているため、アーティストのセンスが問われる。

◆ブライアン・セッツアー・オーケストラ/「BOOGIE WOOGIE CHRISTMAS」

ブライアン・セッツァーと言えば、ギターを弾く人なら一度は名前を聞いたことあるだろう。80年代に一世を風靡したロカビリーバンド、ストレイ・キャッツのボーカル&ギタリストである。現在はスィング、ジャズ、ロックを融合したビッグバンド形式の”ブライアン・セッツアー・オーケストラ”(以下BSO)で活動している。BSOはアメリカはもとより日本でも非常に人気の高いバンドである。かつてのロカビリーファン、俺のようなロック、ブルース好きだけではなく・・30代の大人の女性にも人気がある。一度CDを聞けば分かるが曲調がかなり洒落てる・・・例えれば、ラスベガスの高級ホテルのボールルームでかかっている様な曲が多い。そして何と言っても、ブライアン・セッツアーのギターのテクニック・・・開いた口がふさがらなくなるくらいギターがウマいのだ。実際ライブで見れば一目瞭然である。トレードマークであるグレッチ6120をまるで自分の体に一部の様に正確に弾きまくるのだ。自分もかつてバンドでグレッチ6119(テネシーローズ)というギターを弾いていた。いわゆるfホールがついたセミアコタイプで、とにかくデカい。が、音はマイルドで抜群に心地が良い代物だった。

そんなブライアン・セッツァーが自身のオーケストラ名義でリリースしたクリスマスアルバムが「BOOGIE WOOGIE CHRISTMAS」。ある意味これぞクリスマス!という感じでお洒落でジャジーでそれでいてノリも良い。誰でも知っている有名な曲は「Jingle Bells」「Sleigh Ride」くらいだが、プレスリーのカヴァーなども収録されている。そして面白いのがクリスマスの定番、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」もアレンジされている点だ。とにかくお洒落でカッコいいクリスマスアルバムで絶対オススメである。カップルで部屋の中でのんびり聴くも良し、パーティのBGMとしても申し分ない。

大きめのTSUTAYAに置いてあるのでレンタルもできるが、音楽好きなら一枚もっていても絶対損はない。ちなみに日本盤にはボーナストラックとしてボーカルの代わりにグレッチで演奏した「Jingle Bells」が入っているので、買うなら日本盤!

掘り出しもの

2006年11月26日 | Weblog
2回連続のタワレコねたです。

本日、午前中楽器店の帰りにタワーレコードにて笑ってしまうほど安くて良質なBLUESのCDを見つけたので思わず購入。

「Nothing But The Blues」というBOXセット。
何と40枚組、700曲以上収録されていて値段は4500円(笑)
収録されているミュージシャンもブルース好きなら誰でも知っているブルースマンばかりだ・・。ロバート・ジョンソン、マディー・ウォーターズ、ジョン・リー・フッカー、ベッシー・スミス、スリーピー・ジョン・エスティス、ライトニング・ホプキンスなどなど・・・。一人のアーチストが1枚~2枚のCDにまとめて収録されている。いわゆるベスト盤の寄せ集めのような感じだ。TVショッピングで出てくるセットCDのようだが・・まさかTVショッピングで1930年代のオールドブルースなんて紹介されないだろうし・・それに価格が安すぎる。1枚100円ちょっとの値段だ。

ほとんどのアーティストはCDを持っているものばかりだが、聴いたこともない曲も結構あって面白そうだ。しかも音も良い。まぁ、700曲もあるのでそう簡単に聞けない上に、PCに取り込むのも大変だ・・。

レコード屋

2006年11月24日 | Weblog
レコード屋に行くのが何よりも楽しい!という話である。

最近・・というか昔からなんだけど音楽の話をしながら酒を飲んでると本当に時間が経つのを忘れてしまう。多分、興味の無い人には恐ろしくつまらない話なんだろうけど、音楽好き同志では大いに盛り上がる。「単なるオタク会話じゃん!」と思うかもしれないけど・・・別に否定しない。その通りだからだ。そもそも人間は一つくらい「オタク」と言われるくらいのトコトン追求する趣味を持つべきだと思う。スポーツでも音楽でも何でもいい。まぁ、家や飲み屋にいる時でも仕事の事を考えていたい・・という人はそれでもいいんだろうけど、俺はそんな高尚な意思を持ち合わせていないので、会社を出ればすっかり別の事を考えている。

年上や同年代もさることながら・・最近は自分よりずっと年下の若い子達が結構、60年代や70年代のロックを聞いていたりする。彼らや彼女達にとってビートルズやQUEENやストーンズは新鮮な曲として聞いているみたいである。さすがに1930年代のカントリーブルースが好きな20代にはいまだ出会ったことは無いが・・・。

最近はレコード屋(今はCDショップと言うのだろうか?)も経営が結構大変みたいだ。ネットで音楽がダウンロードできるようになったり、レンタルショップの影響だろうか?最大手のタワーレコードもナプスターと業務提携する時代である。

考え方が古臭いかもしれないが・・やっぱり俺はレコード屋に行くのが大好きである。小学生の頃から駄菓子屋より近所のレコード屋に行く方が好きだというマセガキだったので、これはもうしょうがない。レコード屋にはネットで音楽をダウンロードすることでは絶対できないことがある。「ジャケ買い」だ。「ジャケ買い」とはCDのジャケットを見て「ピン」と来たCDを買うことだ。半ば衝動買いに近いのだが・・これは音楽好きにしかわからない感覚である。CDなんて無かった時代・・レコードの時代はジャケットも大きかったのでジャケ買いは本当に楽しかった。学生の分際でお金も無かったのであまり買えなかったが・・・。

自分がよく行くレコード屋は近所のタワーレコード。(金沢市片町のラブロというビルにある)タワーレコードと大きな楽器店(島●楽器)が隣り合わせにあるという、何とも俺にとっては垂涎の立地である!なぜタワーレコードかというと・・・地方のショップの割にはブラック系が充実しているからである。個人的にはブラック系・・・特にブルース、ソウル、R&B、ファンク、レゲエは絶対に外せないので郊外のレコード屋は残念ながら全く行かない。あと、ワールド系・・・キューバ音楽やハワイアンなど意外とギターがフューチャーされたものが多いので面白い。沖縄音楽も那覇のレコード店とは比較にならないが・・そこそこ揃っている。

これだけ色んなCDを物色するので、レコード屋に行くのはほとんど一人の時。誰かが言っていたが、女の子が洋服を買うのに何時間もかけるのと似ているのかもしれない。「CD買うのと一緒にしないでよ!」と言われそうだが・・・そんなの大して変わらない。気に入った洋服(CD)を探したり、試着(試聴)もするし、家に持ち帰ったらまず開けてみるのも似たような感覚だ。どっちが偉いとかいう問題ではない・・・単なる趣味の違いである。

ただ、洋服買いとレコード買いの大きな違いが一つだけある。レコード屋は何歳になっても通えることだ。良い音楽は何年経っても色褪せないのだ。
レコード屋通いは恐らく、80歳になっても止められないだろう・・・。

・・・と言うわけで次回は数人の方のリクエストにお答えして、とっておきのクリスマスアルバムを紹介します!

久しぶり!清志郎!

2006年11月22日 | Weblog
去る11月17日、あの偉大なるソウルマン、サム・ムーアのライブに忌野清志郎がゲスト出演!何とサムの名曲「I Thank You」を熱唱したそうです。清志郎はその日、ライブ会場の東京ブルーノートにCHABOと一緒に出かけたのだが、サムに声をかけられて一曲だけ歌いました。まさかのBIG PRESENTに会場は一時、騒然となり大いに盛り上がったそうです。ちなみに清志郎は主治医からのお許しは得てなかったとのこと・・。

抗がん剤で頭も丸坊主にしてしまった清志郎ですが・・そこは彼らしく帽子も何もかぶらず登場。職場の子から教えてもらったんだが、朝の"めざまし何とか”という番組でも大きく紹介されていたみたい・・。

清志郎さま、病気が治ったら・・清志郎&CHABOのブルースをステージで見せてくれ!
かつての日比谷野音の夏の夜のようにさぁ・・。
東京でも沖縄でも何処へだって飛んでいくぜ!

http://www.kiyoshiro.co.jp/topics/index.html




ジョン・レノンを追って・・・2006 初冬 軽井沢にて

2006年11月18日 | Weblog
5年ぶりに軽井沢を訪ねた。
この街は個人的にも思い入れのたくさんある場所で、比較的行きやすい事もあってこれまで何度も足を運んでいる。今回は1泊しかできなかったのでゆっくりはできなかったけど・・・今回の軽井沢訪問の目的はジョン・レノンの足跡を辿ること。ジョンが晩年、毎年のように軽井沢に長期滞在(長い時は半年くらい・・)していた事はあまりにも有名な話だ。

ジョンはどうして軽井沢の町をそれほどまでに気に入っていたのか・・?今となってはその本心は想像の域を出なけれど・・・実際、軽井沢に訪れてみれば何となく分かるような気がする。軽井沢という町には何となく「女性の優しさ」の様な「安心感」が漂っている。森の径や小さなパン屋、決して気取ってない小さなカフェ・・・時間に追われている事を忘れさせてくれる空間・・そんな感覚がジョンのハウスハズバンドとしての意識に触れたのだと思う。個人的な解釈だが・・。
だから軽井沢を想う時、いつも自然にジョンの「Woman」を思い出す。

今回、訪れたのは万平ホテルとフランスベーカリー。それとジョンが毎朝サイクリングしていたコースを自転車で走ってみた。幸い雲ひとつない快晴でとても爽快だった。

万平ホテルはジョンが長期滞在していたホテル。旧軽井沢から少し森の径に入った所に建っている、小さなホテルだ。ジョンは毎朝、このホテルの一階のカフェでロイヤルミルクティを飲んでいた。実はロイヤルミルクティ自体、もともとメニューには無かったがジョンがリクエストして作ってもらっていたそうである。今ではメニューにも載っていて、ジョンが飲んだものと全く同じレシピで出してくれる。ホテルの中にはジョンとヨーコの直筆のメッセージ(写真)とサングラスが展示されている。

万平ホテルから自転車で10分足らず・・旧軽井沢のメインストリートにフランスベーカリーがある。ここはジョンが軽井沢滞在中に毎朝のように息子のショーンを連れてフランスパンを買いに来ていた小さなパン屋だ。店の中にはジョンの小さな写真がさりげなく飾ってあった。ここのフランスパンもまた開店当初と全く同じ材料と手間をかけて作られているそうだ。この店の2階には老夫婦が経営している小さなカフェがあって、1階のフランスパンでフレンチサンドを作ってくれる。

ここのフランスパンを買いに軽井沢まで来る人もいるくらいで、とても人気がある。結構サイズが大きいので少ししか買えなかったが、軽井沢に訪れる事があったら是非立ち寄ってみて欲しい。

ジョンがニューヨークのダコタハウスの前で凶弾に倒れてから今年で26年。当時、自分は中学1年生だった。ビートルズを狂った様に聴き始めたのもこの時期。生まれて初めて自分のギターを買ってもらったのもこの頃だった。そしてその年の12月8日・・・終礼の時、担任の先生が教室に入るなり「ビートルズのジョン・レノンが亡くなったそうです・・・」と一言。おそらく身内や友人以外の死で、これほど頭の中がが真っ白になることはこれからも無いと思う。正直、ウソだと思った。急いで家に帰ってテレビをつけると、どのチャンネルでもジョンの死が大きく報道されていた・・・その時、その事実を確信してものすごい脱力感をに襲われたことを今でもはっきりと覚えている。

来年、自分もジョンが死んだ時と同じ年齢になる・・。
Starting Over・・・「再出発」
ジョンが他界する直前にリリースしたアルバムの一曲目にある曲。
そう・・ジョンは40歳からミュージシャンとして再出発するつもりだったのです・・。


(Just Like) Starting Over
JOHN LENNON

Our life together is so precious together
We have grown, we have grown
Although our love is still special
Let's take a chance and fly away somewhere alone

僕ら二人の人生は、二人で一緒にいるからこそ尊いもの
僕らは成長したんだ・・・確かに僕らは成長したんだ
僕らの愛は、まだ特別ではあるけれど
二人っきりでどこか遠くへ飛び立つチャンスを与えて欲しいんだ

It's been too long since we took the time
No-one's to blame, I know time flies so quickly
But when I see you darling
It's like we both are falling in love again
It'll be just like starting over, starting over

僕らが一緒になってから、随分と長い時間が過ぎていったね
それを誰かのせいにするつもりはない、時がとても速く流れ去ることは僕もよくわかっている
でもダーリン、君の顔を見ているとね
また、僕ら二人が恋に落ちるような感じになるんだよ
そう、また二人で恋に落ちるように、もう一度始めよう!

Everyday we used to make it love
Why can't we be making love nice and easy
It's time to spread our wings and fly
Don't let another day go by my love
It'll be just like starting over, starting over

毎日、僕らは愛し合っていた
もっと気楽に簡単に愛し合おう
さぁ、二人で羽を広げて、飛び立つ時間がやってきたよ
もう一日だけ、僕の愛から離れることを遅らせて欲しい
そう、また二人で恋に落ちるように、もう一度始めよう!

Why don't we take off alone
Take a trip somewhere far, far away
We'll be together all alone again
Like we used to in the early days
Well, well, well darling

二人だけで飛び立とう!
どこかとても遠いところへ旅をしよう
僕らは、また二人っきりになるんだ
そう、僕らが出会ったあの頃そうしていたように

It's been too long since we took the time
No-one's to blame, I know time flies so quickly
But when I see you darling
It's like we both are falling in love again
It'll be just like starting over, starting over

僕らが時を共にしてから、随分と長い時間が過ぎていったね
それを誰かのせいにするつもりはない、時がとても速く流れ去ることは僕もよくわかってる
でもダーリン、君の顔を見ているとね
また、僕ら二人が恋に落ちるような感じになるんだよ
そう、また二人で恋に落ちるように、もう一度始めるのさ

Our life together is so precious together
We have grown, we have grown
Although our love is still special
Let's take a chance and fly away somewhere

僕ら二人の人生は、二人で一緒にいるからこそ尊いもの
僕らは成長したんだ・・・確かに僕らは成長したんだ
僕らの愛は、まだ特別ではあるけれど
二人っきりでどこか遠くへ飛び立つチャンスを与えて欲しいんだ

Starting over

また二人で始めるんだよ




テニス ~彼と彼女の温度差~

2006年11月09日 | Weblog
CHABOの大好きな曲に「テニス」というギター弾き語りの曲がある。男と女の考え方の「温度差」を歌った曲で、歌詞がとても秀逸だ。ブルースマンが書く曲にはこのような彼と彼女の行き違いを唄った曲が結構多い。

「テニス」はブルース調の曲ではないが・・・CHABOはこの曲の中で、どこのカップルでも少なからず抱いている「彼女の不安感」や「彼のわがままさ」を第三者の立場から唄っている。このような内容の詩をメロウなギターのメロディに載せて唄っている・・。とてもギタリストの作った曲とは思えないほど繊細で素晴らしい楽曲だ。

そもそも男と女なんてお互いの妥協や努力なしでは絶対にうまく行かない。うまく行くはずがないのだ。例えば・・・宮古島で生まれ育った彼女と都会の雑多を経験してきた彼がいたとする・・・。育った環境も違えば見てきたものも違う。感じ方も違えば、価値観なんて当然のごとく違うのだ。それでもうまく行く時は行くのだ。いろんな違いを埋め合わせているもの・・・それはお互い分かり合おうとする努力やあるいは何か共通の楽しみかもしれない・・・彼と彼女の乖離の埋め合わせとしてCHABOはこの曲のなかで”テニス”をメタファーとして使っている。

この曲で”テニス”とは・・愛情や妥協、理解・・もしかしたら「話し合い」かもしれないし、「ケンカ」かもしれない。それはその二人によって違うだろうが・・。

別に女性の肩を持つわけではないが、大体、男はわがままな生き物である。現実も見ないで、いい歳して叶えられそうもない夢を追いかけるのも大概、男の方。もちろんそうでない人もいるとは思うが、俺の知っているカップルではだいたい男のほうが勝手気ままな考え方をしている。俺もこれまでそうだったと思う。要はいつまでたっても子供なのだ。それでも彼女が歩み寄ってくれるから、何とかうまく行くのだと思う。でも彼はその時点では彼女の努力を理解しようとしないので、時には彼女が「爆発」したりする。でも・・やっぱり何とかフラフラしながらもうまく行ったりする・・・。男って不思議なもので、見た目とても気が合いそうもない人に惚れたり付き合ったりするもんなんだよね・・。自分もこれまで音楽やってる人と付き合ったことは一度もないし、気に掛けた事すらないと思う・・。

この曲を聴いてるとそうゆう光景がホントに思い浮かぶ。
多分、俺が二十歳そこそこの小僧で「この曲の言ってる事、身に染みてわかるよ・・・」なんて言うと「なに甘ちゃんな事いってるんだ?」って言われると思うけど・・。四十代、五十代の人にこうゆう曲を歌われると、やっぱり色々巡り巡って、結局戻り着くのはとても単純なことなんだなって感じる。

まぁ結婚している夫婦からみれば「結婚すればそんなこと考えている余裕はない」って愚痴られそうだけど・・・それは・・だって、結婚する前はそうだったでしょ?状況が変われば立場も変わるもの・・。でも結婚してもう何十年も経っているCHABOがこのような歌をサラっと書いてしまうのは・・やはり凄い。

演奏するのは結構、難しい曲だけど・・そのうち完成させたい。もちろんギターとピアニカ(←懐かしい・・)で!


テニス(詞・曲/仲井戸麗市)

明日をずっと探してる彼女と
今日しか生きようとしない彼は
昨日の出口で・・・ちょっとはぐれた

これまでの事ばかりに浮かれてる彼と
これからの事に時々、沈んでる彼女は
今夜の入り口で・・・ちょっとすれ違った

だけど 週末の午後には
二人 何事もなかったかのように
また楽しむだろう・・・

いつものように 汗をかきながら
テニス・・・

口ほどには それほど強くはない彼女と
言葉ほどに それほど優しくなれない彼は
長い坂道で・・・・ちょっと息を切らした

明日をまじめに探してる彼女と
今日しか生きようとしない彼は
昨日の出口で・・・ちょっとまたはぐれる・・

だけど 週末の午後ともなれば
二人 何事もなかったかのように
また楽めるだろう・・・

いつものように 汗をかきながら
テニス・・・

生き方のカタログなら手に余るほど・・
でも、二人の浮き沈みは手に負えぬほど・・

テニス・・
週末にやろう
武蔵野の森で・・


Bluesですね・・やっぱ!

2006年11月07日 | Weblog
・・・というわけで明日・・というかもう今日だけど、職場の人達とチャンプルで飲み会です。飲み会が終わったあとは、Blues in チャンプル・・・で、ギターでブルース2,3曲演奏しますよ!あと三線+アコギの曲もちょっと試してみましょう!

一枚のレコードから ~ロバート・ジョンソン ~

2006年11月06日 | Weblog
Robert Johnson・・プロ・アマ問わず、ブルースを演奏するギタリストなら誰でも「絶対」に知っている・・・と言うか知っていなければいけないブルースマンである。ロバート・ジョンソンと言えば・・「ギターがとんでもなくうまい」「女癖がとんでもなく悪い」「どんでもない大酒飲み」という印象が強いが、実際その通りであったらしい。最後は人妻と浮気をして、その旦那に毒殺されて27才で死んでいるのだ。まぁ、これだけブルースを地で生きたブルースマンも他には類を見ないのではないだろうか?彼はクロスロード(十字路)で悪魔に自分の魂を売って、その引替えとしてブルースギターのテクニックと名声を手に入れたという伝説まで残している。それほど彼のテクニックは超人的だったということだ。(←この伝説は「CROSSROADS」という映画にもなっている。ブルースファンならずとも、ギタリスト必見。スティーヴ・ヴァイという爬虫類顔の超早弾きギタリストも登場する)

ロバートジョンソンは1911年ミシシッピー州生まれ。いわゆるミシシッピー・デルタ地帯の出身である。ウィリー・ブラウウンやサン・ハウスに影響を受け15歳でギターを始め、恐ろしいスピードで腕が上達したと言う。彼が27年の生涯でレコーディングした曲はたったの29曲。テイク数でもわずか41テイクに過ぎない。しかし・・その曲のほとんどが超有名ミュージシャンにカバーされて世に出ている。有名どころではエリック・クラプトンやローリング・ストーンズあたり。

70年前にレコーディングされた彼の音源は今ではCDショップに行けば簡単に手に入る。そのギターテクニックは身震いするほど高度で、まさに「ブルース」そのものである。ブルースのテクニックはギターそのものの腕よりも、如何にBluesを表現するか・・に尽きる。わかりやすくいえば、音を鳴らす部分より、音を鳴らさない独特の感覚・・そこに如何にしてBluesの雰囲気を出すかである。(全然わかりにくいが・・・)おそらくブルースマンたちの生き方や、黒人として蔑視されてきた彼らの「心」があの独特なフレーズを生み出したのだろう。ロバート・ジョンソンのボトルネック奏法もファルセット唱法も高度がゆえに本当に物悲しい。

ロバート・ジョンソンを始めとする、ミシシッピーデルタのブルースマン達の演奏スタイルは後に「ミシシッピーデルタ・ブルース」と呼ばれ、現在の全てのロック、ジャズ、ポップスの原点といってもよい。

おそらく自分も今後、仮に100年間毎日、ギターを弾き続けても彼のブルースフィーリングを真似する事は不可能だ。たとえ曲を完全にコピーできたとしても、ブルースマンの「心」までコピーすることはできない。彼のレコードを聴くと、ブルースとはそうゆう音楽なんだと改めて感じる。


ME AND THE DEVIL BLUES / ROBERT JOHNSON

Early this mornin'
  when you knocked upon my door
Early this mornin', ooh
  when you knocked upon my door
And I said, "Hello, Sadtan,
  I believe it's time to go."
Me and the Devil
  was walkin' side by side
Me and the Devil, ooh
  was walkin' side by side
And I'm goin' to beat my woman
  until I get satisfied

She say you don't see why
  that you will dog me 'round
She say you don't see why, ooh
  that you will dog me 'round
It must-a be that old evil spirit
  so deep down in the ground


You may bury my body
  down by the highway side
You may bury my body, ooh
  down by the highway side
So my old evil spirit
  can catch a Greyhound bus and ride


一枚のレコードから ~Uh-Huh / ジョン・メレンキャンプ ~

2006年11月05日 | Weblog
1980年代・・「British Invasion」と言われた時代。アメリカのビルボードやキャッシュボックス(←日本で言うオリコンに相当する)のヒットチャートの上位がイギリスのロックやポップスに占められていた時代である。「ニュー・ウェーブ」なんて言葉もこのころ生まれた。ちょうど自分たちの世代はこのころの音楽に最もリアルタイムに影響を受けているはずである。現在40歳前後の人達はこのころちょうど中学生~高校生。
テレビでは小林克也の「ベストヒットUSA」が深夜に放映され大人気だった。
そしてアメリカのケーブルテレビでMTVが始まったのもこの時期だった。

この時代のアメリカはベトナム戦争後の平和な時期・・のはずだったが景気がどん底で特にロサンゼルスは本当にひどい状況だった。

個人的な話だが・・・高校二年の時、小学生の時から貯金したお金とバイト代をはたいて初めてアメリカに行った。1984年2月~3月のこと。滞在先はアリゾナ州のWinslowという小さな田舎町だ。学校を休んでいくため、いわゆるホームステイで地元の高校に通った。
そこで2ヶ月間お世話になった家族の皆とは20年以上経った今でもクリスマスに手紙のやり取りをしている。

この、人口1万人にも満たない小さな町を知っている日本人はほとんどいないと思う。イーグルスの名曲「Take It Easy」・・誰もが一度は耳にしたことがある曲だと思うが、この歌詞に"I'm a standing on a corner in Winslow,Arizona..."というフレーズが出てくる。・・そう、このWinslowがこの町のことだ。ちなみにこの町は夜になると怖いくらいに星がたくさん見える。町全体がプラネタリウムになったように、空から降って来るんではないかと思うくらい星が見える・・。自分は生まれて初めてこの町で「天の川」を見た時の事を今でもはっきり覚えている。

この田舎町にKINOという小さなラジオ局があった。家族の長男(当時16歳)がここでレコードをかけるアルバイトをやっていたのだ。俺もこのラジオ局にほとんど毎日遊びに行き、ついには日本からのゲストとして番組に参加してしまった事もある。インターネットも携帯電話もない時代に・・アリゾナの田舎町に日本人が長期滞在するなんて地元にとっては本当にビッグニュースなのである。

そしてこの頃、そのラジオ局で最もかかっていたのがジョン・メレンキャンプの曲。圧倒的にリクエストが多かった。ロサンゼルスやニューヨークなどの都会ではイギリス産のポップスを聴くことが流行だったが、アリゾナの片田舎ではやっぱりアメリカンロックとカントリー。特にジョン・メレンキャンプとブルーススプリングスティーンは絶大な人気だった。ちなみに当時はジョン・クーガー・メレンキャンプと呼んでいた。

今回、紹介したアルバム「Uh-Huh」はアメリカで大ヒットした彼の代表作。特に「Pink Houses」という曲はまさにWinslowのような田舎町にぴったりの曲調だ。もしかしたら、このアルバム・・もう日本では廃盤になっているかもしれない。自分の家には当時、Winslowのスーパで買ったレコード(当時もちろんCDなんてない)を今でも大事に保管してある。

日本でも同じ事が言えるが・・・その国の「本当の姿」を見るには都会は全く参考にならない。
個人的な考えだが・・アメリカでニューヨークやロサンゼルスだけ見てもそれはアメリカを知ることにはならない。
ロンドンに行っただけではイギリスはわからない。
東京を見ただけでは日本の何もわからないのと同じである。

もしこれからアメリカに旅行しようと思ってる人はぜひ南部に行ってみて下さい。ネイティヴアメリカン、黒人、白人のいろんな現実や歴史を体感できる。30年ほど前にアメリカで「ROOTS」というテレビドラマが大ヒットしたが・・・その国の真の姿を知ることは、そこで生まれ育った人達を知ることにもつながる。これが本当の交流だと思う。

新宿(冬の篇)

2006年11月03日 | Weblog
西口バスターミナル 乾いた空に冬が舞う
ハルクの電光クリスマスツリー
雪の休暇を歌ってる

北風に負けたレインコート
それでも・・・骨まで凍るほどでもない

全部洗い流せる 雨でも降らないか・・って
君が言った

ジングルベルのアーケード ラッシュの人並みで暖をとる
地下鉄のメロディにさえ市民権
そんなはずじゃないだろう・・・ビートルズ

家路辿り疲れた古い革靴 
それでも・・・履き捨てるほどにはボロでもない

半端な白夜を突き破る 炎の柱立てばいい・・って
君が言った

ネオンの花園 デコレーション
ヤクザの裏道にもロックンロール
コーヒーの香りにつられても 閑古鳥飛ばしたコルトレーン

誘惑の華ならよりどりみどり
それでも・・・真っ赤に染まるほどでもない

敷き詰められた路上の 石畳、飛び交えばいい・・って
君が言った

戦い済んで 日が暮れて
ビルの谷間にも除夜の鐘
テロルの季節の足音が 夜明けの歩道にうずくまる

素顔忘れた この街・・
それでも・・・愛しい寝顔さらしてる

眠れる人を見つけたら その時 この街の灯が消える・・って
君が言った

西口バスターミナル 乾いた空に冬が舞う
小田急ハルクの電光クリスマスツリー
雪の休暇をはしゃいでる

新宿・・そんなはずじゃないだろ?ビートルズ
コルトレーン・・
新宿・・PIT INN
紀伊国屋・・
SOUL BEAT
ラッセル・・クレイジーホース
ミラノ座・・・


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ホントは新宿なんて街はあんまり好きじゃなかった。
でも、住んでたところから近かった渋谷や三軒茶屋よりも圧倒的に
新宿での事をよく思い出したりする。特に冬になると。

バンドの練習スタジオが新宿にあったので、本当にこの街でいつも飲んでたし
よく遊んだ。もう、20年近く前の話だけど・・。
ま、そうゆう訳です・・。


冬の装い 2006

2006年11月01日 | Weblog
今日仕事の帰りに街を通りかかると、辺りはすっかりクリスマスの装いに変わっていた。
何だかイルミネーションが年々、派手になっていくような気がする。

自分にとってのクリスマスの風景と言えば・・・
大学のキャンパスにあったバカ大きいモミの木・・(写真があまり良くなくてすみません・・・)
それと、新宿西口の小田急HALKのクリスマスツリー。

金沢に帰ってからはクリスマスとはあまり縁がないので、印象はない・・・。
まぁ、あまりクリスマスの雰囲気が合う街並でもないしね。。

Acoustic Guitar

2006年11月01日 | Weblog
一ヶ月ほど前から新しいギターを物色中。
理由は・・後日、話すとして・・。

購入予定はエレアコとフルアコ。

先日、某楽器店で見つけたTAKAMINEのシングルカッタウェイのフルアコがとても
よかった。ボディが大きく音切れが良くブルースにはもってこいだ。
そして軽いのが何よりも良い!この歳になるとあまり重いギターは持ちたくない(^_^;)

エレアコはというと・・・YAMAHAのCPX(←何だかバイクの名前みたいだ・・・)
YAMAHAのギターなんて高校生以来、買ったことがないのだが・・実はこのギター、
Chaboが麗蘭というユニットで弾いていたギブソンのギターにそっくりな形をしている。
Chaboの弾いていたモデルはギブソンの限定モデルでおそらく見つかったとしても
中古で50万円はくだらないので、とても手は出ない。

CPXはボディが薄いので、アンプに通した音はエレキっぽいのかな・・と思いきや、
これがすごくヌケが良い。アコギの音です。
楽器屋の店員いわく、CPXはマイクとピエゾのブレンドで音を出しているそうな。
(多分、全モデルがそうゆう訳ではないと思うが・・)
さすがYAMAHA・・これを10万切る値段で出しているのだから、さすがである。

・・・そういえばチャンプルバンドの話も来ていたな。
(ナオキ→)せっかくなので新しいギター(フルアコの方)が手元に届いたら、三線とあわせてみよう!
三線とアコギは抜群に相性が良いよ。ビギンみたいだけどね。

いったい、ギターを買うのはこれで何本目だ?(笑)