杉原千畝・記念館からで5分もかからない木曽川沿いに、
旧八百津発電所がありますっ
丸山ダム
この発電所は、木曽川水系では初の発電所で、
明治44年に竣工し、そのうちの1基の発電装置は、
今もなお現役で、東北地方の発電所で稼動しているそうですっ
桜と旧八百津発電所(昭和49年運転停止、平成10年 国の重要文化財に指定されました)
発電所は、現在資料館として見学可能です
竣工時は、レンガ造りの赤い屋根でヨーロッパ風のモダンなデザインでしたが、
現在は化粧直しされて、アーチ形状はそのまま残ってますが、レンガは覆われてしまった・・・
こちらは、放水発電所で発電所の放水口から出る落差7mの水を再利用して発電
日立製作所製で貴重な発電装置であるため、係員の方も実はこちらの方が貴重との力説を
モルガンスミス製の水車とGE製(ジェネラル・エレクトリック)発電機
その後破壊事故にて水車はフランシスに取替えられたそうな・・・
そして発電機側も芝浦製作所がコイルを巻き替えて出力が引き上げられたそうですっ
やっぱり、国産が勝るってことですねっ
しかし、明治時代にこれだけのものを組み上げる労力と技術は尊敬に値します
資料館の裏側に、昔導かれていた水圧管の設置の名残が確認できますっ
昔はこのような概観だったようです
この迫力(大きさ)と、精密な機械の造形にテンション上がります
「東京・電業社原動機製造所製」との刻印があり、この部位も後に国産になったらしいです
(現・株式会社電業社機械製作所)
ボルト&レンチ さすがに大きいですね~
芝浦製作所の名板 (現在の東芝に関係する企業)
美しい~ (奥が水車、手前が発電機)
3組の発電機が設置されてます!(4基でしたが、1基は東北で今だ現役)
送電棟なども残ってます
2Fの展示室からの眺め
2Fの展示資料は、八百津界隈で出土した縄文式土器なども展示されている
資料館駐車場から、貯水槽が遠くに確認できます!
この貯水槽への水は、ここから更に上流9.7kmの地点から山間部をトンネルや水路橋などを経て
運ばれたそうですっ(明治時代の偉業にあっぱれ!)
資料館(発電所)まで、181mの水圧管で貯水槽から送られた水が水車を回して発電していたのですっ
残念ながら、水圧管は現在はもうありません・・・
貯水槽ゲート
水はありませんが、貯水槽はそのまま残ってますっ
この斜面を水圧管が発電所まで跨いでいたのです
平たい建物は温水プール 発電所敷地は「諸田公園」として整備されてますっ!
帰路、
八百津の中心街の亀喜総本家にて名物の“栗きんとん”を購入
ちなみに、関東では「栗きんとん」とは正月のお節料理の一品の栗の甘露煮のことですが、
こちら(岐阜)では、栗の実を粉々にして栗の形に整形したの饅頭みたいな?お菓子
のことを言います (おしるこ も通じません、ぜんざい と言います・・・)
亀喜総本家
ついでに、
川辺町界隈まで一旦遠回りして、こちらも岐阜界隈では知らない人はいない?
ほど有名な和菓子やさんの“養老軒”本店で、生どら焼きなどを購入
養老軒の代名詞「ふる~つ大福」は、午後には間違いなく売り切れており購入できず・・・
何回も食べたことあるから、まいっか
“養老軒”
名物の「ふる~つ大福」は、近くのイオンで時々出張販売やるからねっ
それにしても、春爛漫の良い天気でした~