うまさいと

お馬さんは好きですか?

ドーピングは怖い怖い。

2005-01-07 21:00:23 | 競馬
ふてきさんのところで話題になっていたんだけど、Club Hipicoの最多勝利調教師に輝いたSergio Inda師の管理馬で年末に出走した2頭のお馬さんからClenbuterolが検出されて、4ヶ月の開業禁止処分が出たらしい。最近Clenbuterolに関して何か触れた記憶が微かにあるんだが、詳しく触れてはいなかったか。私が言うまでもなく、競馬において禁止薬物は切っても切れない関係にあるわけで。日本で有名なところで言うとステートジャガーとかが挙げられるのか。最近では大井のアレが問題になりましたわな。他にも色々あるだろうけど今回は割愛。


これを世界に広げると、欧米でもやはりよく問題になったりする。最近ではerythropoietin(EPO:赤血球生成促進因子)なんかも取沙汰されているなぁと。これは赤血球増加が持久力の向上につながるそうで、実は元々馬の体内にも人の体内にもあるから検出が困難だったりとかあったらしい。今はどうかはわからんけども。しかも体内に120日間残存する可能性があったりと、きっちりした結果が出るまでに時間がかかるために処分も難しい。こんな感じで、規則の合間を縫う様なドーピングが繰り返され、その都度有効な検出方法が発見され・・・といったいたちごっこになってしまっている感はある。禁止薬物でも、うまく誘導体を作れば検出されなかったりするわけだしねぇ。この辺りのことについては詳しくはわかりませんが。


欧州で有名なのはAliysaの89年のOaksの1着失格かなぁ。この時の禁止薬物が何だったかというのはわからないが(個人的にはこれもClenbuterolかな?と思ってたりはする)これによってAga Khan殿下のイギリスからの撤退など色々な問題に発展したりもしたけども。アメリカではFree Houseが98年のBel Air H.後にClenbuterolが検出されて勝利を失いかけたこともあるし。多分再検査ではセーフだったんだと思うけども。


つい最近ではアメリカに移籍してCitation H.で3着に突っ込んだThree ValleysがMiddle Park S.の勝ちをふいにしてしまったということもあったなぁと。この場合は肺に溜まった粘液の為に用いられたもの(人間につかうと気管及び気道平滑筋を弛緩させるらしいんで、気管を広げて息をし易くするのか?)であって、製薬会社のガイドラインをきっちり守ったとは主張していたものの、やはり二回の検査で陽性反応が出たことでアウト。いかなる理由があろうとも、体内に残存していればその恩恵を受ける可能性は否定できないわけだし。


Abdullah殿下の持ち馬では昨年のRoyal Ascot MeetingにおけるQueen Ann S.で2着だったTillermanもやはりClenbuterolが検出されて失格になってしまったということもあり、製薬会社の指導の問題もあるんじゃないか?という疑いも出てくるわけで。


ちなみにClenbuterolは2mgが\3,500で売ってるサイトを見かけたんだが、人用だとこんなもんなのか。う~ん、難しい。


しかも、結局何が言いたいのかわからなくなった・・・。