Tagebuch aus dem Laendle

ミュンヘンのはずれ、F村へ移った相変わらずの親バカレポートです。

山はしろがね

2012-02-26 16:37:41 | Weblog

この冬はやっと重い腰をあげてスキーに行ってきた。
蓉は1月に5回スクールへ行ったので、初心者に毛が生えたクラスへ。
華はド初心者クラスのスキースクールにそれぞれ放り込んだ。



初日はスキーをはいたまま、インストラクターに引きずられていた華ちゃん。
翌日には自分でリフトにつかまって登れるようになった。



スキースクールの最終日はお決まりのレース。
蓉のクラスではよく怖がって泣いてしまい、みんなの足をひっぱっていた女の子が2位で、蓉は3位だったので、憮然とする蓉。
直線のタイムを競うんだから、体重が重い子が速いのは物理の法則なのだよ。
なにしろ遠くにいても蚊トンボのようなシルエットですぐに見つけられる超フライ級の蓉。

華ちゃんはいつものマイペースでやっていたら、9人中9位という結果に大泣き。
レースとは過酷なものなのだよ。


スクールを終えたら、ママと一緒に中級ゲレンデも滑れるようになったふたり。
子どもはほんとに何でも習得が速いな。

ところで、去年はスキーに行けなかった分、せめてウエアを新調したかったワタシ。
セールの時期を狙って買おうと楽しみに待っていたら、セール好きのマメオに先を越され、「激安だったから。」とうれしそうにペアのウエアを買ってきた。
それは、ワタシのが小豆色、マメオのがあんこ色の色違いのウエア。
こんな和菓子ビフォーアフターみたいなペアルックで行くんですか?!と、思いっきりがっかり。
しかし激安と言われれば黙るしかなく、小豆が転がるように滑ってきました。
色白長身で見栄えのするマメオはまだしも、ワタシが小豆色のウエアで白いゲレンデにいては、まるで豆もちだな。

母さんの昼なべ

2012-02-18 12:10:01 | Weblog
子どもたちが幼稚園に入ってからこのかた、毎年カーニバルの季節になると気が重い。
いったいいつになったらカーニバルの衣装作りから解放されるのだ。
さすがに小学校に入ったら学校に仮装してくこともなかろうと思っていたら、低学年のうちはまだまだ仮装登校あり。
そして伏兵は学童保育。
学童では学年にかかわらず日を決めてみんな仮装してくるんだとか。
しかもテーマ指定で、今年は「ウエスタン」。
で、今年はルーク・スカイウォーカーになりたかった蓉もカウボーイになった。
華ちゃんはどうしてもインディアンがいいというので、母さんが夜なべならぬ昼なべで子どもたちが学校に行ってる間にチクチク縫いました。
買うとちゃっちいくせに高いからね~
マメオの着古したTシャツを紅茶で染めて、端切れ布を縫い付けてフリンジにチョキチョキ。
やりだしたら凝ってしまい、羽根付きのヘアバンドまで作っちゃった。
つくづく、ヒマですね、ワタシ。
そして当日。
手作り衣装を着ているのはうちの子たちだけだった。
ケチなのもヒマなのもワタシだけなのか…



このフリンジね、よく見るとカーテンとか、ふきんとか、ママの大昔のズボンとかなんだよ。


極悪強盗になりたかったのに、シェリフの帽子を買ってしまったので不満な蓉。
しかし、この不敵な笑い、ニヤリ。
シェリフにも極悪なのはいっぱいいるから、OKっすよ。

プリンセス卒業

2012-02-12 16:25:25 | Weblog
華ちゃんのピンク&プリンセス狂いもようやく終焉を迎えた。
「今年のカーニバルはどうする? プリンセス?」
「プリンセスなんかや~だよ!」
と、あっさり。
学童保育のカーニバルのテーマがウエスタンだったので、それに合わせてお誕生会のテーマもインディアンにした。


Wer möchte den Kuchen essen! - Ich, ich, ich!
みんなインディアンのかっこして来てねって言うと、ちゃんと着てきてくれる。
これがプリンセスで来てねと言っても、ちゃんと持ってるのよね。


Mh...schwierig... Wo kommt die Nase hin?
さて、エンタメがないと自分たちで遊べない今ドキの子たちのため、またしても夜なべで福笑いを製作。
華ちゃんの好きなインディアンキャラ、ヤカーリの顔で。
福笑いを知らないドイツの子たちに大ウケした。


Ein schönes Geschenk von Opa und Oma. Ich bin sooo happy!
今年の戦利品のイチおしは、ディーンドル。
アタシもバイエルンの子になりましたしね。

極寒のサーファー

2012-02-11 12:02:57 | Weblog

ますます寒波厳しいヨーロッパ。
こんなに寒いのに寒さをついて散歩に出かけたら、けっこうな人出。
さすがどんな気象条件でも散歩はかかさないドイツ人ですね。


イングリッシュ・ガーデンに足をのばしたら、運河でサーフィンをするふたりの男たちに遭遇。
ええっ気温は-8℃ですよ!?

ここ、サーフィン禁止されてるにもかかわらず、夏場は人気のスポットらしいが、こんな極寒の日にも。
けっこう流れが速くて危険そうなのに、人間ってやりたいとなったらほんとにいつでもどこでも何でもできちゃうんだな。


くどいようだけど、合間にこんなことできちゃうほど寒いんだよ~

見物してた誰かが「寒くないんですか?」ってきいたら、「たぶんあなたのほうが寒いんじゃないでしょうか。」というクールな回答。
ウエットスーツの中って意外と暖かいらしいが、でも顔はむき出しで水にも潜ってるのに。
ウエットスーツを脱ぐときが地獄だろうな~


なんちゃって季節行事

2012-02-04 22:20:10 | Weblog

節分とはいえ、去年までのように補習校で日本の季節行事を体験できるわけではないので豆まきも鬼もなんにもなし。
豆ぐらい煎ってもいいかな~とは思ったけど、この寒いのに外へ向かって「おには~そと」なんてやる気もおきないので、せめてと恵方巻を作った。

  
作ったはいいが、今年の恵方がどちらかわからないので、食べながら全員をぐるぐるまわらせ、どっかで恵方にあたればよし。
マメオも子どもたちもわけがわからぬまま、ワタシのいうとおりマジメにぐるぐるまわってくれる。
あなたがた、ほんとに素直ですね。
ほんとはこんな行事じゃないんだけどね。
ま、ドイツ式の亜流ということで。
各自太巻き一本のノルマをぺろりとこなしたわれわれ。
大人はともかく子どもたち、太巻きのほかにおかずもちゃんと完食。
いまさら驚くにはあたらないが、よく食うのう。


おてつだいあの手この手

2012-02-02 11:27:58 | Weblog

大寒波に襲われているヨーロッパ。
近くの湖も凍ってしまい、わずかに残った水部分に水鳥が寄せ集まってます。
氷の上を滑走するアヒル目撃。



さて、子どもたちもふたりとも小学生になったので、そろそろいろんなお手伝いをしてもらいたいところ。
朝ごはんの支度はともかく、マイブームにならないとお手伝いはまったくしないし、自分のことさえやらないふたりなので、親のほうもあの手この手で働かせようと画策する。
そして思いついたのは、このふたりのライバル心をくすぐる戦略。
というわけで、こんな表をつくってみた。



項目1。「ふとんたたんだ?」
項目2。「部屋はちゃんと片づいてる?」
項目3。「洗濯物しまった?」

この3項目は、ワタシがとりあえず自分でできるようになってほしい最低限項目なのだ。
だって、ふとんは起きたまんまの形になってるし、部屋は床が見えないし、洗濯物はたたんで部屋まで配達したら、そのままそこから引っ張り出して着るのでいつしか山が崩れ、ひどいありさま。

これらの項目を、やらないうちは赤の悲しい顔マークになっていて、ちゃんとできたら緑のスマイリーに裏返していいことになっている。
一番下の空欄は次にやってほしいことができたら書き込むつもり。
食洗器を空けるとか~、ゴミ捨てに行くとか~と、ズボラな母は子どもたちにどんどん家事を肩代わりさせようと企んでます。

翌日、単純なふたりの大張り切りのことといったら!
こりゃあ、100回ぐらい「○○しなさ~い!」って怒鳴るよりよっぽど効果あり。

しかしママゆずりで木のみ見て森を見ない蓉くん、「部屋片づける!」って宣言して本棚の本をせっせと種類分けして整頓し、誇らしげに報告に来た。
部屋全体を見渡せば、どこをどう片づけたのかまったく変化が見えない。
あのさ~、部屋の片づけっていうのは、床をあけていつでも掃除機をかけられる状態にしてってことなんだけどね。