【思い出せる君たちへ】 H2nd「夢を死なせるわけにいかない」公演

「思い出公演」いくつか申し込んでたんですけど、これが当たりまして行って来ました。

AKB48 公式サイトはこちら。
AKB48公式サイト「思い出せる君たちへ　～AKB48グループ全公演～」概要はこちら。

5月7日（火）H2nd「夢を死なせるわけにいかない」公演メンバー
菊地あやか/松井咲子/倉持明日香/小林香菜/佐藤亜美菜/近野莉菜/中田ちさと/
前田亜美/松原夏海/宮崎美穂/石田晴香/大家志津香/片山陽加/小森美果/藤江れいな/
多田愛佳（HKT48）

ひまわり組 2nd Stage「夢を死なせるわけにいかない」　wiki




TOKYO DOME CITY HALLは実は今回が初めて。以前、ここの前を通った時にものすごい行列があって「一体何かあるの？」と思ったのを覚えてますが、このホールだったんだ。各種イベントやライブが行われていますね。
ここは地下に向けて作ってある、非常に珍しい劇場です。つまり入口が1階ですが、そこが客席の最上階となります。アリーナ席の方は延々地下にエスカレーター降りていくことになります。
座席は自動的に決められてしまうので選べないのですが、私は第3バルコニー正面で舞台からはかなり遠いじゃん・・・と思っていましたが、行ってみると舞台からの奥行きがあまりなく、しかも正面でしたので上から見下ろす形でよく見えます。
アリーナでオールスタンディングで、大きいおじさんおにーさん達（！）に混ざってよく見えないよりは、この方がずっといいかも。最近行ってるライブもスタンディングはほとんどなくて、正直2時間立つのは辛いと思ってたし、近くや前の人は殆ど着席で見てたので私も立たないで済みました。よかった。腰が辛いので。。。
上から眺めると、全員のフォーメーションがチェックできます。モニターもあるので細かいところも大丈夫。

すっごい正直に書きますと、このメンバーの中に私の「推し」がいない状態なんです。思い出公演は全部で9本申し込みましたが、当たったのはこのH2ndと来週行われるもう1本だけ。一推しの公演は外れちゃいました。。。
しかもこのH2nd、ギリギリで最後に追加して申し込んだ形で、奇しくもそれだけが前半公演の当選・・・　あららこんなもんかと思いましたけど、秋葉原の劇場は昨年9月に行った「シアターの女神」以来全く当たらないので、当然これは行きます。どっちかというと大規模ライブよりも小規模の方が好きなので。だから武道館や日産スタジアム、東京ドーム級の公演はほとんどスルーしていますので、今回は当たったら全部行くつもりでした。

上に「この日の公演には特に推しがいない」とは書きましたけど、特に推してはいないけど面白いと思えるメンバーはこの日の出演者の中には結構いて、まずしいちゃんですね。彼女のトーク力とか、YouTubeの情熱大陸みたいに握手人口を増やしたい動画なんかはすごく好きです。彼女のライブも観てみたかった。
あとは、あーみんは「永遠プレッシャー」を見てて可愛いなと思います。最近じゃ『シュガー・ラッシュ』のヴァネロペに似てるってことで映画好き友さんの中では話題でした。先日卒業した萌乃ちゃんのポジにあーみんが入ってるようです。
綺麗系のもちくらさんや、れいにゃんも観てみたいし、なっつみぃも先日卒業を発表したのでこれは貴重なステージになるのでしょう。
去年のB5th公演で観たのは、はるきゃん、ちかりな、KK、みゃお、こもり、あみなちやんの6人。今回も結構かぶってるんで、劇場とホールじゃどう違うかも楽しみ。

去年もほぼ同じメンバーでTDLでやってますが、この顔触れを見ただけでも分かる通り、いわゆる「劇場公演でいつでも会えるメンバー」、すなわちAKBの中では「中堅」カテゴリ。
ある程度AKBでもキャリアを積んでいるけど、AKBのメディア選抜には入らない、しかしながら固定ファンが根強くつくメンバーばかりなので、これを見に来るということは相当気合い入った方でしょう。私のようについでにふらっと申し込んで当たってしまった人が行っちゃっていいものだろうか？　しかもH2ndのセトリ全く聴いてないしね・・・少々不安ながらも、それでも去年の秋葉原の公演が楽しかったので参戦しました。




影アナは、本物のアナウンサーみたいにすごく普通に綺麗に場内注意事項を読みあげた後、いきなりテンション変わって
「皆さんこんばんはー！　倉持明日香です！！」
ということでもっちー。　

H2nd「夢を死なせるわけにいかない」セットリストはこちら。

overture
ロマンス、イラネ
夢を死なせるわけにいかない
Let's get "あと1センチ"
愛とプライド
Bye Bye Bye（石田・前田・宮崎）
初めてのジェリービーンズ（片山・近野・藤江）
となりのバナナ（多田・小林）
記憶のジレンマ（倉持・松原・中田・松井咲）
Confession（大家・菊地・小森・佐藤）
森へ行こう
青春の稲妻
生きるって素晴らしい
愛の毛布

（アンコール）

ロックだよ、人生は・・・
50%
ハートが風邪をひいた夜
掌が語ること


メモしてなかったので、ユニット曲のところとかメンバー怪しいですが、違ってたらすいません。

M5：Bye Bye Bye
前田亜美ちゃん。彼女は背が高いし最近すごく綺麗になってきて目立ちますね。

M6：初めてのジェリービーンズ
衣装が可愛い。蛍光の透明レインコート＆ギター同色って面白いけど、ギター身体にくっついて歌うのって大変じゃ？
藤江れいなが黄色で可愛い。

M7：となりのバナナ
小林香菜とHKT多田愛佳の2名。
多田「私、HKTじゃ姉さんって呼ばれてるんだよ」
小林「じゃあ私なんか婆さん（おばさん？）だ」
的なゆるい会話が間奏であって大笑い。博多のらぶたんに贈られる声援が大きかった。なかなか博多までは皆さん行けないでしょうから、彼女が東京で出てくれることも嬉しいんじゃないでしょうか。

M8：記憶のジレンマ
実はこれだけ唯一聴いたことがある曲で、何でかというと東京秋祭りの動画を見てたから。去年辞めちゃった増田有華＆佐藤夏希の組み合わせがすごく好きで。

今回は倉持・松原・中田・松井咲という「お姉さんチーム」っぽいメンバー。このメンバーで聴くのもすごいよかった。
特に松原さん。卒業発表したということもあって余計に切なそうに、丁寧にパフォーマンスしてました。

M10：森へ行こう
これってAKBらしくないな？みたいな感じの曲なんだけど、私個人的にこういう曲好きです。
ちょっとサスペンスっぽくて。全部アイドルちっくな曲じゃなくて、変わってる曲の方が面白いし。

M13：愛の毛布
ウェディングドレスで登場なんですね。
クリーム色とピュアホワイトの2種類の生地で仕立てたのをメンバー半数づつ着てて、生地によって切り替えなしと1段の切り替えなんですね。それで1人ずつ少しずつ違っているデザインも面白い。こういう所、すっごいよく見ちゃいます。遠くからでもよく分かるんですよ。
惜しむらくは裾が長すぎて引きずっている子と、寸足らずの子が1人ずついたこと、せっかくの舞台なのでここは丈を合わせてあげたほうが・・・とも思いますけど、みんな忙しいしそこまでは見ないかな。
20代前半の子のウェディングドレス姿はやっぱり一番キラキラ度が高いですね。メンバーも嬉しいんじゃないでしょうか。


ここでアンコールなんですけど、最初バラけててどうしていいかわからない感じで。最後は一体になりました。AKBのアンコールって「お約束」があるみたいなので私にもよくわからないのですが（苦笑）

最後のMCで、みゃおがもっちぃに指名されました。

「今日の公演は、中堅どころって感じで（場内失笑）
ここでみんなに喝を入れたいと思います。
次世代に負けないで、中堅がんばるぞー！
えいえいおー！！」

・・・すごく切実というか、でもコミカルなみゃおのMC、すごくよかったです。
TVをつければ毎度毎度おなじみの顔触れのメンバー、メディア選抜もそれなりに見せ所とかがあっていいけど、さすがにそればかりじゃ飽きてしまう。かと言っていわゆる「次世代メン」ってあまり私は興味がないんですよね。
どちらかというとスキルがあるパフォーマンスを見たい派ですし。
この日のメンバーはAKBの公演を支えてきたという意地だとかプライドだとかもいっぱいあると思う。それでもいつも陽が当たる訳ではなくて悔しい思いもたくさんして来ている彼女たち。ここでえいえいおーと言いたくなったみゃおが、なんかとっても素敵でした。


全員AKBとしてのキャリアは長く、それぞれ交流も深いだろうし劇場で経験積んでいるだけに流れを作るのが上手い、安心して見ていられる公演です。
お互いがお互いをよく知っている分、ヘルプもできるので、それが舞台の円滑さにつながっているような気がします。

しーちゃんの、バラエティで培ったトーク力はさすがですね。
そして先日卒業発表したなっつみぃ。彼女がこの中では2期なので最古参となるのかな。劇場を支えてきたスキルあるメンバーです。卒業していくのはとてももったいない・・・　　それでも発表したからかふっきれた感じで、最後の挨拶も一番最初に観客側に出て行くなど、1つ1つの仕事を大事にしている様子が分かります。
そしてこの公演のセンター的役目はもっちぃかな？　今月にはソロデビューも決まってる。存在感あるので目を惹きますね。

とにかくこのメンバーは全員実力があってそつがないんです。
何歌わせてもきっちりまとめてきますし、ホールでの公演だからMCやフォーメーションも手を抜かないし、TVでは伝わりにくい魅力がありますね。
「中堅」と言われ陰でAKBを支えてきた彼女たち。次世代や選抜メンバーにはない、彼女たちの持つ魅力があるんだなと感じる公演でした。また観てみたくなるのも不思議です。