大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

リンカネーション!その⑥

2008年10月25日 22時31分08秒 | ヘケヘケTF
次に紹介するのは、やはり彼をおいてほかにいないでしょう。デストロン№2、スタースクリーム。


こちらもアニメ設定に近い仕上がり…これが開発される以前に“マスターピース”が作られたスタースクリーム、本製品はそれのダウンサイジング版と感じました。
初代スタースクリームは後頭部が尖っていたのが特徴ですが、マスターピース版共々それはアニメ設定に近い形になる様に改善されています。基本カラーは
そのままに、各部にホワイトのライン等が追加されていてメリハリの利いたデザインになっています。ただ、武器のナルビームが若干オーバースケールですね。


ご尊顔拝見。アニメ設定に近いんですが、若干下膨れ気味&角ばった感じにアレンジされ
ゴツくなっています。でも、これスマートなイメージの初代スタースクリームと若干違う気が…
どちらかと言うとギャラクシーフォース版に近いかも。


アニメ設定では、こちらも言わずと知れたデストロン軍団ニューリーダーを夢見る若き野心家。
実際デストロン№2の座に君臨するだけの実力はあるという設定ですが、どーも本編を見てる
とそうは思えないんですよね…一言で言うとヘタレのチンピラ。それでも彼には“若さ”という
メガトロンさまには無い武器を持っていたのですが、それが彼の実力を発揮させずに終わら
せてしまったという事なのでしょうか…?映画スタースクリームはイマイチ地味とは言えムチャ
クチャ強かったんですがねぇ?メガトロンさまとのやりとりはまた秀逸で、基本的にいつもメガト
ロンさまが一枚上手でいとも簡単に論破&撃破されているのですが、その一つ一つが中々に
面白く…例えば司令官のクローン(ニセモノ)をサイバトロンに送り込んだ時のやり取り。




メガトロンさま:さて、奴らにクローンを本物と思わせるにはどうすればいいと思うスタースクリーム?

スタースクリーム:そうですね…やっぱり敵を倒させるのが一番でしょうねぇ。それも出来るだけ位が高い奴、その方が奴らも信じやすいでしょう。

メガトロンさま:流石だなスタースクリーム。となると、適任なのはデストロン軍団№2のお前だ。

スタースクリーム:げぇ!?じょ、冗談じゃねぇやっっっ!?

メガトロンさま:話は最後まで聞かんかこの愚か者が!ワシはお前のクローンを倒させると言おうとしたのだ!



もう、この時のやり取り大好きです。他にも過去の世界から生還したスタースクリームがメガトロンさまに再会し、嬉しさのあまり思わず抱きついた後にメガトロンさまに邪険にされ、“メガトロンさまは、また会えた事が嬉しくないんですかぁ?”と素っ頓狂な事を言い出したりと、こいつら本当は仲が良いんじゃないか?もう本当に愛すべきヘタレ。大好きだ’`,、( ´∀`) ‘`,、
でも序盤に私が特に印象に残っている名シーンの主役でもあり、ニューリーダーになった後でもまたその座を狙う者がお前を狙うとメガトロンさまに諭された時、“蹴散らしてみせるさ!”と若さ溢れる反論で返すシーンなんか本当に素晴らしい。基本的に裏切りを繰り返すスタースクリームですが、毎回お仕置きだけで最終的には許してもらっていた彼ですが、劇場版アニメの方で傷ついたメガトロンさまを宇宙空間に放り出した事が致命傷になり、その後にガルバトロンへと生まれ変わったメガトロンさまに遂には処刑されてしまいました。しかし、その後も彼は幽霊になってしぶとく再登場し、ユニクロンを騙して生き返るも宇宙のかなたに吹っ飛ばされそれっきりで、アニメでの登場はこれが最後となりました(玩具展開では再登場しましたけど)。それから10年以上の時が流れ、ビーストウォーズで当時と全く同じ姿で再登場した時は、テレビの前で思わず大声で彼の名前を叫んでしまいました!いやー、あの時は本当に驚きましたわ…。

付属コミック展開では、これまでご紹介したヘケヘケにも書いた通り基本的にやられ役です。目に沁みる消火液かけられるわグリムロックに尻尾で殴打されるわ、他には実行中の陽動作戦が自分の立案したものだと忘れられたりともう踏んだり蹴ったりです。それが彼らしいと言えばらしいのですが、スカイファイヤー編では珍しく普通の悪役で通していました…まぁ最後には撤退するんですが。


可動に関しては、ヘケヘケカテゴリーではかなり厳し目です。腕にロール軸が無いので融通が利かず、あまりかっこいいポーズは取れません。
それに、首も後頭部パーツが襟パーツに干渉しほんの少し横を向く程度にしか動きません。しかし、この点に限っては襟が何かと邪魔なので
そんなに動かなくても気にはなりません。そして、下半身の可動は股関節が無駄に180度開脚も可能ですが、ロール軸は太ももでは無く膝に
あるのでいまいち融通が利きません。同様のキャラは多いのですが、スタースクリームの場合はなまじかっこいいのでそれが余計に惜しまれます。


武器は初代同様にナルビーム。ただ先端がアニメ設定と違い丸まっており、これが銃身ごとスプリングで
発射されるミサイルになっているので無茶苦茶違和感が。最初見た時は、オーバースケールでもこれは
これで迫力がありかっこいいと思ったのですが、実際は大きすぎて背中の翼に干渉し取り回しはかなり
厳しいです。そして上腕部にロール軸が無い為、アニメ設定での“腕の上にナルビームを配置”する銃撃
姿勢を再現出来ない(画像のはそれっぽく見せてるだけです)のが致命傷…。
ああ、なんでスタースクリームだけこんなに…ヘタレなトコまで忠実に再現しなくてもいいのに・゜・(つД`)・゜・


ビークルモードは、お馴染みのかつて“世界最強戦闘機”だったF-15イーグル(2008年現在での世界最強機はF-22
ラプター)。航空自衛隊の主力戦闘機なので、日本人ならニュースとかでよく見かけていると思います。やっぱりナル
ビームの形状が気になりますが、かなりきっちり纏まった変形をしていると思います。ただ、後方の青地に紅白ライン
の入った垂直尾翼がちょっと派手ですかね?飛行機玩具ではお約束のランディングギアも完備していますが、トランス
フォーマーなら着地する際にロボットモードになるのが普通なので、他の戦闘機に紛れる時くらいにしか使いませんよ
ね、考えてみれば。


変形シークエンス。コクピットが胸部に、後方のエンジンが両足にと基本パターンは初代と同じです。
特筆すべき点は腕と機首の処理で、まず腕は初代では上腕部だけが折り込まれていてロボットモードにする時は余剰パーツである下腕部を取り付けなければならなかった
ものを、こちらでは上手く下腕部も一緒に折り込まれるように出来ています。そして機首も、後頭部に折りたたまれることでこれを上手く処理しています。
もちろんこれはマスターピース版も同様なのですが、一万円近いものを二千円ちょっとの玩具に落とす作業で、ここまでマスターピース版の持ち味を継承出来たというのは
賞賛されるべきでしょう。


メガトロン:よく聞けスタースクリーム。仮にわしを倒せても、次はまたお前を倒そうとする者が出てくるのだ。

スタースクリーム:蹴散らして見せるさ!俺は長い間待っていたんだメガトロンッ!破壊大帝の椅子は俺のものだッッッ!


総評としては、マスターピースの変形を完璧に再現した事、これは非常に高評価出来ます。一万円台のものから二千円台へのダウンサイジング
は、そりゃもう並大抵の苦労ではなかったでしょう、だがその為に腕ロール軸が無くなった等の失ったものを考えると…もう1ランク上げてメガトロン
さまと同じ3000円代なら何とかなったと思うんですけど。かっこいいのに…かっこいいのにィィィィィィィッッッッッッッ!!!


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2 コメント

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スタスクの祖先は (えびとろあなご蒸し)
2008-10-25 22:57:38
言わずとしれたダイアクロンのジェット機ロボなんですが、実はこのスタスクになったヴァージョンって海外のアクロバット飛行チームのものが元らしいです。
 同じくサンダークラッカーになった方はブルーインパルスだと聞きます。
 両機ともカラーリングが派手なのはそう言う理由だったんですよ。

 この機種部の変型機構は実はジェットロン全メンバーの完全再現に一役買っています。ラムジェットの頭部変型なんか涙ものですよ。
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Unknown (ALE)
2008-10-29 22:02:08
なるほど、海外アクロバットチーム…だから現行機には無い派手なカラーリングだったんですね。元々玩具用にデザインを起こすんだから、請求力の高い派手な色彩を選ぶのはむしろ自然な流れだったんですね。サンダークラッカーがブルーインパルスとなると、スカイワープは何だったんでしょうねぇ?まぁ、ブラックって大抵のものがかっこよく見えちゃうから、特にモチーフは無いかもしれませんね。スラストなんか、あれは完全に架空のものでしょうねきっと。

機首の変形ギミック、私は未レビューとは言えこれに最初に触れたのはMPスカイワープだったんですがあれには感動しましたわー。元々、第二期ジェットロン展開も踏まえての設計だったのかもしれませんね…それがヘケヘケという形でようやく実を結んだと。いや、単なる憶測ですが。ラムジェットは未購入ですが、個人的にはスラストかダージだったら購買意欲が増すんですけどねぇ?
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