大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

地獄の底から蘇る Dパート

2012年03月03日 08時42分37秒 | TFその他
Cパート


これまでコンバットロン部隊をここにご紹介してきたわけですが、それも前回で終了しました。さぁ、ここからが本番だ!
コンバットロン、合体開始!ユナーイト!


まずは全員ビークルモードにして、そこから始めます。取説ではロボットモードから始めていますが、実はビークルモード
から始めた方が撮影が楽なのです。恐らく、箱にはロボットモードで梱包されているので、まず最初に合体させたい層への
配慮でしょう。



では一番手はオンスロート!この対空砲車が如何様にして合体していくのでしょうか…?



対空砲基部のジョイントを外し後方に苦し、砲門のジョイントを外し左右に分割します…ビークルモードからの変形なので、
ビークル→ロボットとビークル→合体とで共通している過程は、単体レビュー時に撮影した画像を流用します。
私だって楽がしたいんです。



対空砲を後方まで逃がし、基部をジョイントで接続、砲門を完全に側面に移動させます…ここも共通です。



中央から二分割…
この部分はロボットモードと合体モードでどちらも両足になる部分なので、二分割しなきゃ話になりませんな。



内側にある鳥居みたいな形をしたストッパーを展開、ここも同様です。どのモードでもここは必ず展開しますな。


そしてガワパーツを移動させるのですが、ロボットモードでは180度後方に動かし
たのに対し、こちらは90度の所で止めておきます。ここからが新規撮影分です。


その状態から、太腿ロール軸に沿って90度回転させます。中途半端な位置でガワが浮いていますが、この位置で回転
させないと太腿とガワが干渉して回らないのです。


回転させたら、再びガワをさっきの位置に戻します。まぁ、斜め下に押し込む感じに。


それが済んだら、鳥居状ストッパーを90度倒し定位置に収めます。これでこの部分の変形は完了したので、次に移ります。



続いて運転席のジョイントを外し、後方に持ち上げます…ここからはまた流用画像が続きまーす。私だって楽がしたいんです。



中央のロボット両腕のジョイントを外し、外側に90度展開します。この部分も共通です。


そのまま運転席を後方に逃がし、タイヤの付いた側を右画像の部分に移動させます。ビークル
→ロボットだとこの後に運転席を背中のジョイントで固定しますが、今回はこの浮いた状態で止
めておきます。


次に先程展開した腕、これのジョイントを外します。ここからが新規撮影分です…まぁ、この工程はビークル→ロボット
でも共通だったんですけどね、そっちに入っていないのは撮影の都合です。


ジョイントを外したら、肩を根元から前方に90度回転させます。すると、肩の動きと一緒に腕が正面を向きました。


そこから、腕のロール軸に沿って拳が後方を向く様に180度回転させます。こうする事で、合体用
ジョイントが外側を向きました。


あとは、肩を上に90度動かしつつ肘を曲げ、胴体のジョイントに接続しこの形にします。
上下の画像を見比べると、綺麗に纏まってますねこの形。


先程の運転席を後方から撮影した画像です、左画像の手前側にある四角いグレーのパーツ…運転席天井パーツ
のヒンジを基部に、運転席そのものを手前側に90度倒します。


そして運転席を反対側から見て、中にあるグレーの板状パーツを起こします。そのパーツに何やら付いてますよ?


それが済んだら、運転席を90度倒しジョイントで接続します。尚、倒す部分は先程の天井パーツも一緒に倒します。


最後に、先程引き出したパーツに付いている黒い平たいパーツを90度持ち上げてオンスロートの変形は完了です。


正面から見るとこんな感じに…先程のパーツはブルーティカスの頭部だったのですね。初代ブルーティカスは合体用頭部
は余剰パーツで、合体時に取り付けるものでした。が、このブルーティカスの場合は合体用頭部が内部に収納されており、
進化の程が見られます。当時私は、これを見てとても感心したものです。合体用頭部が収納されていると言うのはビースト
ウォーズ時代の合体TF“トリプルダクス(海外名トライプレダカス)”と“マグナボス”も同様でしたが、初代同様の“ビークル
モチーフの五体合体TFでこれをやる事に意義が有る”のですよ。あ、TFカーロボットの新幹線三体合体の“JRX”を忘れてた。


続いてブレストオフ。
初代ブルーティカスではビークルそのまんまの形で拳だけがくっ付いていた彼ですが、果たして今回は…?


こちらも共通過程は画像流用で行きます。ローターを畳みテールローターを下に倒し、
機体左右の細長いパーツのジョイントを外します。


その部分を後方に伸ばし、インテークを90度上げてこの形に…ここも共通です。


テール部を180度回転させる…ここも一緒です。


ですがここからが少し違います。ロボットモードでは上画像の状態で下半身は完成でした
が、今回の合体モードでは膝を180度回転させて下画像の状態にします。


続いてこちら。ロボット両腕を外側に展開するのも同様ですが、今回はそこだけで以前の様にコクピット下のカバー
パーツはそのままにしておきます。


次に、両腕を上側に回転させます。この画像にも映っていますが、単体での変形時は展開していたコクピット下のカバー、
展開せずに閉じたままでしょ?


その状態にしたらコクピットのジョイントを外し、中央の紫色をした長方形パネルごとコクピットを180度折り
曲げます。むむ!これは大胆なパーツ移動だぞ!この変形は面白い!


次にエナジーマシンガン。
これをビークルモード用からロボットモード様に変形させます、これも流用画像です。


その形にしたら、ブレストオフの足の裏にある5ミリジョイントに接続します。


これでブルーティカスの左腕が完成しました…初代ブレストオフと違い、かなり大がかりな変形をしている為にビークル
の形が完全に崩れているのが分かります。うむ、これなら形状的には合格。ただ、コクピットの位置が邪魔くさいかな?


続いてボルター、彼はブルーティカスの右足になるのですが、さてさて今度はどんな変形をするのでしょうか…?


と勿体ぶりましたが、実はブレストオフと全く同じ変形をします。形状的には全く同じ形になるので、変形は省略します。
私だって楽がry


しかしブレストオフと違う所は、エナジーマシンガンをビークル用のままにして足裏に接続する事です。
でも、こんな設置面積の小さい足の裏で大丈夫なのか…?


これがボルターの右足モード。爪先が貧弱だし、ボルターの横幅よりもエナジーマシンガン=足首が小さいし、こんなん
で本当に五体合体の巨体を支えきれるのか…?


続いて四番手、ブルーティカスの左足となるブロウル。
単体では凝った変形をしていたこのブロウル、一体どんな変形をしてくれるのか…?実に楽しみ。


まずエナジーレーザーを取り外し、レーダー部を倒し真っ平らにします。


それをひっくり返し、ブロウルの車体前面にある凸ジョイントで接続します。


これで完成、ブルーティカスの左足…
変形してNEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!


最後にブルーティカスの右腕、スィンドル…ブロウルで物凄い肩透かしを食らいましたが、こっちは大丈夫なんでしょうか…?


こちらも裏返したエナジーレーザーを、機体前方のジョイントで接続します…って、え?


そして、エナジーレーザーをヒンジに沿って折り曲げ“つ”の字型にします。考えてみれば、最初からレーダーを折り曲げ
た状態で接続していれば、銃口だけ折り曲げればよかったんだ。


これがスィンドルの右腕形態…形態…。へ…へ…。
変形してNEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!
これビークルそのまんまじゃんよ!?単体であんな変形しておいて、合体時はこれかい!?


涙を飲んで合体…まず脚部のボルターとブロウルを接続します。あ、やっぱり左右で足の太さが違ってる。特に足首の
貧弱さがはっきりと出ますなぁ。


そして両腕を接続します…それにしてもスィンドルの、ビークルそのまんまでくっ付いた形がなんとも…。ブレストオフが
先祖と違って、派手に変形していると言うのに。


そして両肩を下げます…大地割りそそり立つ巨体、その名は…?


デストロン軍事合体兵、“ブルーティカス”!これが約20年の時を超えて(当時換算)復活した、完全新規造型の五体合体兵士!うーん、スィンドルとブロウル
がビークルそのまんまの形でくっ付いているし、左腕のブレストオフはともかく右足のボルターの貧弱さ、あの頃の技術でもこれが限界だったのでしょうか。もう
少し上手く纏まると当時は期待していたんですけど。あと、予想していたより全体的に細身なのが気になります。ミリタリー系TFだから、もっと太目と思ったのに。


ご尊顔拝見…なんか初代ミクロマン時代にいたロボット“マシーンZ”にそっくりな顔で、初代ブルーティカスには全く似て
いない別人です。ブルーティカスは人気キャラなんだから、もっと似せたデザインをして欲しかったです。

アニメ設定では、セイバートロン星の地下に眠っていた合体TFの一人で、相棒の重機合体TF“ビルドロン”と共に眠りか
ら目覚めデストロンに参加。デストロンでは珍しく合体機能を持たせる能力“コンビネーションスパーク”を持ち、ビルドロン
同様に今回のデストロンで合体能力を持っているのは彼らだけでした。ビルドロンが威勢の良い乱暴者だったのに対し、
ブルーティカスは落ち着いた物腰のクールな兵士。今回の合体TFは胴体を構成するTFが本体で、手足は意思を持たな
いドローンと言う設定。つまり、ブルーティカスと胴体のオンスロートの人格は同じものです。サイバトロンの合体戦士“ス
ぺリオン”相手に常に二体一で戦いを挑んでいましたが、その最終決戦でビルドロンを失い、それと引き換えに手足を損
傷し身動きの取れなくなったスぺリオンに止めを刺そうとしましたが、機転を利かせたスぺリオンは手足を戦死したビルド
ロンの物と交換、ブルーティカスはスぺリオンに奪われた“相棒の手”に掛かり、皮肉な最期を遂げたのでした。


現代のTFですから可動を期待したいところですが…両腕に肘が無いので肩以外は完全に固定です。ええええええええ!?
胴体はオンスロートなので、首が360度回転、腰も360度回転、股関節が可動します。が、オンスロートの股関節ではブル
ーティカスの巨体を支えるには役不足で、保持力は高くありません。膝関節はボルターとブロウルに設けられており、こち
らは90度可動。足首は武器を5ミリジョイントで接続しているので、無可動の固定です。せめて、せめて肘関節くらいは…。
あと、ブレストオフとボルターのローターが、体が傾くとクルクル回ってしまって煩わしい。固定出来れば良かったんですが。


胸部にはエネルゴンポケットが有り、エネルゴンスターを取り付ける事が出来ます。外すと中にデストロンマークが…ビ
ークルモードでは逆さになっていたこの部分ですが、合体状態だとちゃんと正位置に配置されます。なるほど、ロボット
モードと合体モードを優先し、ビークルモードでは諦めていたわけですね。


ロボットモードでは背中、ビークルモードでは車体の底で見えなくなっていたデストロンマークですが、ブルーティカスに
なると今度は逆さになってしまいます。一番目立つ位置なだけに、これは本当に勿体無い。


武器は両手首を成しているエナジーマシンガンとエナジーレーザー、それぞれがマニュピレーター式と手刀式になって
いて、ちゃんと手に見える上に指先が銃口にも見える、それぞれを両立した見事なデザイン。スぺリオンなんか、その辺
が絶望的に駄目だったからなぁ…ドローンの4人中一方は足にするならいいけど腕にしたら腕には見えない、もう一方は
腕も足も両方駄目だったし…。


左足にブロウルの砲塔が付いてますが、これは砲身を前方に向けたり回転させたりして発射姿勢を取らせる事が可能
です。当然、右腕のスィンドルの砲塔も同様。


しかし、ブロウルは兎も角ボルターのこのほっそい足、ただでさえ股関節が弱いのにこんなんじゃブルーティカスの巨体
を支えるには無理が有りますよ…。


そして腕、ブレストオフは兎も角スィンドルはビークルの形そのまんまですから、見栄えが悪いったらありゃしない。
ブロウルは見た目ではさほど問題無いので、スィンドルは足にした方が向いているでしょう。むむ?そう言えば、スィンドル
とブロウルはエナジーレーザー以外は全く同じ形状、ブレストオフとボルターも同じです。つまり、こういう事が可能です。


ブレストオフとボルターを両腕に、ブロウルとスィンドルを両足に!両足が足に向いてるブロウルとスィンドルですから、安
定性は格段に上がりました…両腕もビークルそのままの形じゃないし、これが一番纏まりが良いですね。それによく考え
てみると、各配置も初代ブルーティカスと同じになってます。箱にはこの状態を“火力型”と記載されています。どうも、各
部を入れ替える事でスペックが変化すると言う設定らしいです。


で、手足を入れ替えたもう一種のバリエーションがこのスピード型。機動性に富んだブレストオフとボルターが脚部に移動
する事でスピード型に変化…つまり誰が足になるかでスペックが決まるみたいですね。つまり、デフォ状態はバランス型っ
て事ですか。でもこれ、足に向いていない二人が足になってるもんだから全形態で最も不安定だし、しかも両腕がビークル
そのまんまなので、見た目的にも実用性も最悪です。


しかし、この状態だとブロウルとスィンドルが側面を向くので、砲塔を回転させて発射姿勢をとれるのが唯一の利点。


手足をデフォ状態に戻しまして…せっかく現代の技術(2004年当時)で五体合体を実現させたとは言え、やっぱり腕が
肩以外は実質固定なのは非常に残念です。なんとかオレ変形でどうにか出来ないものか…?


まずブレストオフとボルター、画像の様にオレ変形してロボット腰と脚部関節を使えば、上腕ロール軸と肘関節を持たせ
る事は可能です。ただ、ビークルのコクピットの位置がデフォ状態よりもさらに邪魔くさい所に…。


なら、ブロウルとスィンドルならどうだ!やってみるとこんな風になりました。変形には使わないのに回転する腰関節、こ
れと膝のおかげでロール軸と肘関節を確保出来ました!しかも、デフォ状態と違い全体的に大幅に変形しているので、
形状的な不満も解消されました!おお!グレイツ!やれば出来るじゃないかお前ら!やっぱり今回のコンバットロンは、
お前らが最高だぜ!


総評としては…もう少し纏まった出来を期待していたのですが、当時の技術力では期待し過ぎていたのでしょうか?合体状態でデフォで肘が動けば素晴らしかったの
ですが、現実の壁は厚かったみたいです。オレ変形で肘関節を持たせる事は可能ですが、やっぱりデフォで出来る様にして欲しかったです。ブレストオフの腕モードの
形は、コクピットの位置以外は好みなんですよ。そのブレストオフも、腕にするならいいけど足にしたら問題が出てくるし。これを書いている途中で気付いたのですけど、
“だったらブレストオフかボルターにスィンドルのエナジーレーザー付ければ良いんじゃね”と思いやってみましたが、ジョイントの位置が合わないので無理です。これは
他の2004年度合体TFもそうですが、プロポーションも細身で華奢に見えるし、もう一度言いますが当時の技術ではまだまだ課題が多かった模様です。纏めると、“合
体させるより単品で遊んだ方が楽しめる出来”になったって所でしょうか…特にブロウルとスィンドルが。合体TFとしてそれはどうなのか?とも思いますが、考えてみれ
ば初代ブルーティカスもそんな感じでしたわ。つい最近発表された新生ブルーティカス、それにこのブルーティカスの欠点、そして得られたノウハウが活かされていると
良いのですが。


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