今回のカスタマイズは、いつもと違います。取り扱うのはソードボット侍チームですが、パーツの加工などは一切いたしません。本日の試みは、ソードボットが発売される前からやりたいとずーっと思っていた事でもあります。
カスタマイズ内容をお話しする前に、2004年度に展開された「トランスフォーマースーパーリンク」について少しお話しします。以前も少しだけレビュー記事をアップしましたが、本カテゴリー最大の特徴は二人のサイバトロン戦士同士が上半身もしくは下半身に変形し、それぞれ合体できるギミック“スーパーリンク”でした。例えばAとBの二人がいるとします。Aが上半身、Bが下半身に変形して合体するもので、そしてその逆にBが上半身+Aが下半身の組み合わせも可能です。つまり、参乗合体またはゲッター合体の簡易版とも言える物でした。
しかし、ソードボットでも組み合わせは限定されますがこのスーパーリンク＝上下に体合体は可能なのです。何故スーパーリンクの様に自在な合体が出来ないか？それはスーパーリンク対応TFは合体用ジョイントが全て規格統一されていたのに対し、ソードボットはそうでは無い為です。よって、出来ない組み合わせがどうしても生まれてしまうのです。
ゴウケンザンを例に挙げますと、上からケンザン+ジンブ+ガンオウで合体していますね？ケンザンとジンブ、ジンブとガンオウ
はジョイントが噛み合うので合体は出来ますが、上がケンザンで下がガンオウ、ガンオウが上でジンブが下の組み合わせでは
ジョイント規格が違うので合体出来ないのです。
では、以上の点を踏まえて実際に出来るスーパーリンクをしてみましょう。
いざ！似乗合体！
まず、上ケンザン下ジンブのスーパーリンク。
何と言うか、もう少し胴体が長くてケンザンの腕が短ければ上手い具合にバランス取れたと思うんですが…惜しい感じ。
次、上ジンブ下ガンオウのスーパーリンク。こちらは絶妙なバランス感覚で、二体合体でも充分なプロポーションです。
三番手、上ガンオウ下ケンザン…これは駄目だ。ガンオウの上半身に対し、ケンザン下半身が貧弱すぎる。ケンザン下半身モードと形状
が違いますが、ケンザンだけは合体時に上下が反転する為、この向き及び形状じゃないと合体出来ないんです。
さて、3体合体のソードボットでやはり2体合体は少々無理が有った模様…。
しかし今回のカスタマイズではこのスーパーリンク、ほんの挨拶代わりに過ぎないのですよ。
もう一度お浚いしますが、ソードボットの合体は組み合わせによっては合体出来ないものがあります。
上記のスーパーリンクは可能ですが、例えば上ケンザン+下ガンオウ等の組み合わせは不可です。
そこで私は、各キャラの各モードを撮影、それらを画像ソフトで加工してみました。
これならば、ジョイント規格が合っていなくても画像内だけですが合体が可能になります。
いざ！似乗合体！
まず、上ケンザン下ガンオウの組み合わせ。
ゴウケンザンからジンブを抜いた感じですが、ケンザンの腕が長すぎる事に目を瞑れば中々いい感じです。
次、上ジンブ下ケンザン…ゴウジンブから真ん中のガンオウを抜いた状態。
悪くは無いんですが、ケンザン脚が横に広い為になんかチビデブに見えます。ジンブ兜の収まりも悪いし。
次に、上ガンオウ下ジンブ。ご覧の通り、ゴウガンオウからケンザンを抜いた感じですね。
ジンブ脚がもう少し太ければ、それなりにバランスが取れたのかも。
ここでスーパーリンクに話は戻りますが、スーパーリンクの面白い所は“ジョイント規格が統一されていた”点にあります。
これにより、上下を入れ替える事はもちろん、同キャラ同士でもスーパーリンクが可能だったのです。
では、それをソードボットでやってみましょう。
いざ！似乗合体！
上下ケンザンの同キャラ合体ですが、もう少し腕が短くスマートなら悪くない感じです。同キャラだけにカラーリングにも統一
感が有り、先の欠点が無ければかっこ良くなったかと。やっぱり上半身ケンザンの弱点は腕の長さか。
次、ジンブの同キャラ合体…こちらもなんだか上から押し潰した様な子デブの印象。あ、そう見える原因は翼で横幅
稼いでるからってのもあるんだ、きっと。
次、ガンオウの同キャラ合体…。あ、これは普通にかっこいい。
プロポーションも纏まってるし、腕の太さと下半身とのバランスも良い。
しかし、材料として用意した加工画像は全モードを撮影しております。と言う訳で、ここは夢の同キャラ3体合体にチャレンジしてみましょう。
いざ！参乗合体！
夢のケンザン3体合体、差し詰めサンケンザン！
あー…？なんか意外と悪くないですね。腕は相変わらず長いですが、この身長だとそんなに目立たなくなりますし、よく見ると
ゴウケンザン同様に胴長ですけど、色に統一感が有るせいかゴウケンザンほど目立たないし。
次、夢のジンブ3体合体、差し詰めサンジンブ！
こちらは素直にかっこよく思える奇跡のプロポーションに…目立ちませんけどちゃんと腹部モードのジンブが入ってるんですよ？
最後に、夢のガンオウ3体合体、差し詰めサンガンオウ！
あー…こりゃ駄目だわ。サンケンザンよりも胴長感がはっきり目立つし、ここまで胴長になったら太い腕も印象が薄くなる。
さて、ここでもう一度お浚い。参乗合体は特定の組み合わせが決まっていて、それ以外の組み合わせが出来ないのはご存知
ですね？ゴウケンザンは上からケンザン、ジンブ、ガンオウの順番。
ゴウジンブは上からジンブ、ガンオウ、そしてケンザン。
ゴウガンオウは上からガンオウ、ケンザン、ジンブの順序です。
では、各部の順番を入れ替えたらどうなるか？ジョイント規格が合わないので本来は合体出来ない組み合わせ、これを画像加工で再現したら
どんな姿になるか？どうせ画像加工ならいくらでも出来るんだから、行く所まで突き抜けましょう！
いざ！参乗合体！
上からケンザン、ガンオウ、ジンブ！うお！微妙にかっこいい！
ケンザンの腕がやや長すぎますが、やはり細身のジンブ脚はケンザン上半身の方が相性が良い。欲を言えばもう少し太ければ。
次、上ジンブ中ケンザン下ガンオウ！これも悪くないですね。
背中に回ったケンザンのパーツが飛行ユニットの様で、細身でこそ無くなりましたがこれはこれで充分飛び回れそう。
最後に上からガンオウ、ジンブ、ケンザン！これも意外にかっこえええ!!!
太目のガンオウ、細身のジンブ、その気になれば太くなれるケンザンの各々の特徴を活かし、太い腕と括れた胴体と太く長い脚と、
プロポーションにメリハリが付きました。なんかどの形態も、デフォよりも纏まってる気がします。
以上、参乗合体シミュレーターでした。あくまでシミュレーターなので実際には出来ませんが、誰もが見たがっていると思ったのでやってみました。結果は上々、侍チームの秘めたる力を垣間見れました。無理とは分かっていますが、これが本当に出来たらTFの、いや変形ロボ玩具の歴史に残る素晴らしい製品になれた事でしょう…。
カスタマイズ内容をお話しする前に、2004年度に展開された「トランスフォーマースーパーリンク」について少しお話しします。以前も少しだけレビュー記事をアップしましたが、本カテゴリー最大の特徴は二人のサイバトロン戦士同士が上半身もしくは下半身に変形し、それぞれ合体できるギミック“スーパーリンク”でした。例えばAとBの二人がいるとします。Aが上半身、Bが下半身に変形して合体するもので、そしてその逆にBが上半身+Aが下半身の組み合わせも可能です。つまり、参乗合体またはゲッター合体の簡易版とも言える物でした。
しかし、ソードボットでも組み合わせは限定されますがこのスーパーリンク＝上下に体合体は可能なのです。何故スーパーリンクの様に自在な合体が出来ないか？それはスーパーリンク対応TFは合体用ジョイントが全て規格統一されていたのに対し、ソードボットはそうでは無い為です。よって、出来ない組み合わせがどうしても生まれてしまうのです。
ゴウケンザンを例に挙げますと、上からケンザン+ジンブ+ガンオウで合体していますね？ケンザンとジンブ、ジンブとガンオウ
はジョイントが噛み合うので合体は出来ますが、上がケンザンで下がガンオウ、ガンオウが上でジンブが下の組み合わせでは
ジョイント規格が違うので合体出来ないのです。
では、以上の点を踏まえて実際に出来るスーパーリンクをしてみましょう。
いざ！似乗合体！
まず、上ケンザン下ジンブのスーパーリンク。
何と言うか、もう少し胴体が長くてケンザンの腕が短ければ上手い具合にバランス取れたと思うんですが…惜しい感じ。
次、上ジンブ下ガンオウのスーパーリンク。こちらは絶妙なバランス感覚で、二体合体でも充分なプロポーションです。
三番手、上ガンオウ下ケンザン…これは駄目だ。ガンオウの上半身に対し、ケンザン下半身が貧弱すぎる。ケンザン下半身モードと形状
が違いますが、ケンザンだけは合体時に上下が反転する為、この向き及び形状じゃないと合体出来ないんです。
さて、3体合体のソードボットでやはり2体合体は少々無理が有った模様…。
しかし今回のカスタマイズではこのスーパーリンク、ほんの挨拶代わりに過ぎないのですよ。
もう一度お浚いしますが、ソードボットの合体は組み合わせによっては合体出来ないものがあります。
上記のスーパーリンクは可能ですが、例えば上ケンザン+下ガンオウ等の組み合わせは不可です。
そこで私は、各キャラの各モードを撮影、それらを画像ソフトで加工してみました。
これならば、ジョイント規格が合っていなくても画像内だけですが合体が可能になります。
いざ！似乗合体！
まず、上ケンザン下ガンオウの組み合わせ。
ゴウケンザンからジンブを抜いた感じですが、ケンザンの腕が長すぎる事に目を瞑れば中々いい感じです。
次、上ジンブ下ケンザン…ゴウジンブから真ん中のガンオウを抜いた状態。
悪くは無いんですが、ケンザン脚が横に広い為になんかチビデブに見えます。ジンブ兜の収まりも悪いし。
次に、上ガンオウ下ジンブ。ご覧の通り、ゴウガンオウからケンザンを抜いた感じですね。
ジンブ脚がもう少し太ければ、それなりにバランスが取れたのかも。
ここでスーパーリンクに話は戻りますが、スーパーリンクの面白い所は“ジョイント規格が統一されていた”点にあります。
これにより、上下を入れ替える事はもちろん、同キャラ同士でもスーパーリンクが可能だったのです。
では、それをソードボットでやってみましょう。
いざ！似乗合体！
上下ケンザンの同キャラ合体ですが、もう少し腕が短くスマートなら悪くない感じです。同キャラだけにカラーリングにも統一
感が有り、先の欠点が無ければかっこ良くなったかと。やっぱり上半身ケンザンの弱点は腕の長さか。
次、ジンブの同キャラ合体…こちらもなんだか上から押し潰した様な子デブの印象。あ、そう見える原因は翼で横幅
稼いでるからってのもあるんだ、きっと。
次、ガンオウの同キャラ合体…。あ、これは普通にかっこいい。
プロポーションも纏まってるし、腕の太さと下半身とのバランスも良い。
しかし、材料として用意した加工画像は全モードを撮影しております。と言う訳で、ここは夢の同キャラ3体合体にチャレンジしてみましょう。
いざ！参乗合体！
夢のケンザン3体合体、差し詰めサンケンザン！
あー…？なんか意外と悪くないですね。腕は相変わらず長いですが、この身長だとそんなに目立たなくなりますし、よく見ると
ゴウケンザン同様に胴長ですけど、色に統一感が有るせいかゴウケンザンほど目立たないし。
次、夢のジンブ3体合体、差し詰めサンジンブ！
こちらは素直にかっこよく思える奇跡のプロポーションに…目立ちませんけどちゃんと腹部モードのジンブが入ってるんですよ？
最後に、夢のガンオウ3体合体、差し詰めサンガンオウ！
あー…こりゃ駄目だわ。サンケンザンよりも胴長感がはっきり目立つし、ここまで胴長になったら太い腕も印象が薄くなる。
さて、ここでもう一度お浚い。参乗合体は特定の組み合わせが決まっていて、それ以外の組み合わせが出来ないのはご存知
ですね？ゴウケンザンは上からケンザン、ジンブ、ガンオウの順番。
ゴウジンブは上からジンブ、ガンオウ、そしてケンザン。
ゴウガンオウは上からガンオウ、ケンザン、ジンブの順序です。
では、各部の順番を入れ替えたらどうなるか？ジョイント規格が合わないので本来は合体出来ない組み合わせ、これを画像加工で再現したら
どんな姿になるか？どうせ画像加工ならいくらでも出来るんだから、行く所まで突き抜けましょう！
いざ！参乗合体！
上からケンザン、ガンオウ、ジンブ！うお！微妙にかっこいい！
ケンザンの腕がやや長すぎますが、やはり細身のジンブ脚はケンザン上半身の方が相性が良い。欲を言えばもう少し太ければ。
次、上ジンブ中ケンザン下ガンオウ！これも悪くないですね。
背中に回ったケンザンのパーツが飛行ユニットの様で、細身でこそ無くなりましたがこれはこれで充分飛び回れそう。
最後に上からガンオウ、ジンブ、ケンザン！これも意外にかっこえええ!!!
太目のガンオウ、細身のジンブ、その気になれば太くなれるケンザンの各々の特徴を活かし、太い腕と括れた胴体と太く長い脚と、
プロポーションにメリハリが付きました。なんかどの形態も、デフォよりも纏まってる気がします。
以上、参乗合体シミュレーターでした。あくまでシミュレーターなので実際には出来ませんが、誰もが見たがっていると思ったのでやってみました。結果は上々、侍チームの秘めたる力を垣間見れました。無理とは分かっていますが、これが本当に出来たらTFの、いや変形ロボ玩具の歴史に残る素晴らしい製品になれた事でしょう…。
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