大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

ザ・コラボレーション ①

2011年02月14日 16時49分40秒 | TFその他

今回ご紹介するのは、“TFミュージックレーベル”カテゴリーより“サウンドウェーブ”。カテゴリーについては後でご紹介するとして、
ご覧の通り珍しくG1サウンドウェーブのリメイクとなります…スタースクリームと違ってサウンドウェーブのリメイク機会の少ない事と
言ったら。初代アニメ設定と比べると下半身がやや細身で貧弱に見えますが、上半身の方はほぼ文句無し。ただ欲を言えば、アニ
メ設定通りもう少し暗いブルーが良かったのですが。御覧の通りほぼ全塗装されているので、見た目の質感は非常に良いです。


ご尊顔拝見…初代玩具を元にしたデザインを踏襲したものとなっています。しかし、私の欲しいのはアニメ設定準拠の
サウンドウェーブなんですがね…。

アニメ設定では、言わずと知れた情報参謀で実質メガトロンさまの片腕。必要な事しか喋らない無口でまじめなタイプ
ですが、同じサウンドロボットであるサイバトロンのブロードキャストを毛嫌いしているらしく、彼と対峙した時は珍しく汚
い言葉を投げかけていました。一方は無口、もう一方は口数の多い能天気ですから、一緒にされたくないという気持ち
は分からないでも無いです。

ミュージックレーベルとは一風変わったカテゴリーですが、実写映画第一弾の頃に展開された“他ジャンルとのコラボ”と
言うテーマで展開されたレーベルカテゴリーの一つで、ミュージックレーベルとはその名の通りTFと音楽のコラボ。ただこ
のレーベルカテゴリー、靴に変形するコンボイ司令官とかワケの分からんものも有りましたなぁ。サウンドウェーブの場合
はMP3プレイヤーとしても使用可能で、初代がラジカセに変形するだけにやはり音楽再生機能のあるサウンドウェーブは
魅力的に映ります。現に初代アニメの頃は、キャンペーン賞品とは言え実際にカセットテープを再生できるサウンドウェー
ブも作られましたし。ただ誤解しないで欲しいのですが、これは再生機能付きサウンドウェーブの玩具が新規に作られた
わけでは無く、サウンドウェーブの形をしたカセットプレイヤーってだけの話ですから。話をミュージックレーベルに戻します
が、このサウンドウェーブはバージョン違いが有り、この青いバージョンは“スパークブルー”と言う製品名で発売され、もう
一方はホワイトを基調とした“ソニックホワイト”。しかし、後に“ブラスターブラック”と言うバージョン違いも発売されました。


これは付属のカードですが、そこに表記されているのがそのソニックホワイト。ブルーとホワイトの清潔感ある組み合わせもそんなに
悪くは無い気がしますが、なんか微妙だ…?あ、ホワイトが多過ぎて配色バランスが悪いから微妙なのか。現にスパークブルーと
比べると人気が無く、最初に棚から無くなったのはスパークブルーの方でした。


ムービーTF第一弾の頃のアイテムにしては、可動は中々に優秀なのがこのサウンドウェーブ。MP3プレイヤー内蔵のくせに、意外
なほど良く動きます。首ボールジョイント、肩回転、脇開閉、上腕ロール軸、肘二重関節、手首ボールジョイント、股関節、太股ロー
ル軸、膝、爪先(縦方向のみ)…当時のアイテムでこれだけ動けば大したものです。しかし、可動部をアピールする為にこんなポー
ズ取らせましたけど、どうにもサウンドウェーブっぽくない。


そこで、初代アニメよりサイバトロン基地に潜入し正体を現すシーンをイメージしてみました…イマイチだ。


このサウンドウェーブで個人的に最大の欠点と思っているのが、この胸部デストロンマーク。
御覧の通り傾いてます…一番目立つ所なのに・゜・(つД`)・゜・当時店頭にあるもの全てを確認したのですが、
全てがこの有様でした。おいこら中国工場ヽ(`Д´)ノ


そこで、画像加工でマークを真っ直ぐにして見ました。なぜこの程度の事が出来ないんだ奴らは…_| ̄|○|||


腹部には各種ボタンが。プレイヤー時の操作に使います…が、たった5つのボタンで操作が事足りる訳も無く。
左上が前の曲、右上が次の曲、左下がボリュームダウン、真ん中が再生&一時停止、右下がボリュームアップです。この様に
、早送りや巻き戻しが有りません。しかも画面が無いもんだから、再生しないとどの曲になるのかさえも分かりません。当時の私
は初代TF主題歌その他を入れて愛用していたのですが、現在使用中の携帯電話に好きな音楽各種を入れているので、サウンド
ウェーブはMP3プレイヤーとしては役目を終えて引退しました。ちなみに音質はかなり悪くノイズが多いですが、当時はこれでも満
足していたんですよね私。音楽を再生できるサウンドウェーブってだけでも嬉しくて。尚、一応イヤホンも付属していますので、わざ
わざ買い足さなくても音楽を聴く事が出来ます。


武器はウェーブブラスター、こちらも初代サウンドウェーブの持っていた由緒正しい武器…今回は武器名まで印刷され
てます。造形的には文句無いのですが、なんのギミックも無いので物足りなく感じる人もいるかも。このサウンドウェー
ブはギミックを楽しむものでは無く、あくまでMP3プレイヤー機能を持つサウンドウェーブですから。


肩にもミサイルポッド“エレクトリックランチャー”が。これは肩に付きっぱなしがデフォですから、サウンドウェーブの
武器と言ったらこれを連想する人も多い事でしょう。


エレクトリックランチャーの取り付けジョイントはこのような形状となっていますが、これはそのままイヤホンジャックに
なっていて、音楽を聴く際はここにイヤホンを取り付けます。ロボットモードでも再生可能ですが、その際はエレクトリ
ックランチャーを外さなきゃならないのが少し煩わしい。


TFには珍しく、サウンドウェーブにはオプション手首があります。パッと見では違いが分かりにくいですが、人差し指
の形状で区別します。


まずは武器保持用、武器の形状がいつもの5ミリジョイントでは無いので、持たせる際はこの手首と交換する必要が
有ります。昨今の可動フィギュアではオプション手首など珍しくも無いですが、TFでこれやられると凄く煩わしいです。
握っている形状になっているのは魅力的なのですが…。


そしてもう一つが、肩のボタンを押して胸部ハッチを開く“イジェクトギミック”用。もちろん胸部からカセットロンを出す
シーンの再現用です。が、もちろんサウンドウェーブのイジェクト用手首を使わなくても自分の指で展開は可能です。
カセットロンは収納できませんが、ハッチ内に音楽ファイルを入れたminiSDカードを挿入し、それから再生する訳です。
上の画像では右手用もありましたが、ご覧の通りスイッチは左側にあるのだから、右手用なんか必要無いんじゃ…?


そしてお約束、
ジャガー使ってイジェクトシーンを再現して見ました。以前のヘケヘケハウンドの時と違い、今回はデバイスレーベルのジャガーを使用しました。


ほぼ真正面から撮影して見ました。これ首の根元にスプリングが入っていて、変形させる際に頭部を内部に収納し
長い間それで置いておくと、スプリングがヘタれてしまいこうなります。つまり、頭部を胸部内から押し上げているスプ
リングがしっかり伸びなくなるんですね。これは初代フレンジーからあったギミックだそうですが、正直言って
こんなもんいらん。


サイズは大体デラックスクラスに近く、正確にはそれより少し大きめ。ヘケヘケスタースクリームと比較して見ても、頭一個分大きい感じです。


忘れちゃいけない、初代サウンドウェーブのオマージュアイテムならば、やはり第一話でやった街灯モードの再現!試行錯誤の結果、大体こんな
感じで落ち着きました。なんか纏まり悪いですけど。


変形すると昔のラジカセ型MP3プレイヤーに。初代サウンドウェーブに忠実なデザインですが、ボタンの形状とスピーカー
の有無と言った、細かい違いも有ります。尚、音楽を聴く際は上面のジャックにイヤホンを刺します。


信じられないのが背面電池ボックスで、なんと蓋がネジ止め!ストッパーで固定とかでは無くネジ止め!
つまり、電池を入れ替える際はプラスドライバーが無いとどうにもならない極悪仕様…
外出時にドライバー持ち歩けと言うのか・゜・(つД`)・゜・


サイズは意外に小さく、普通の文庫本サイズよりも小さめです。尚、比較に出した文庫本のチョイスは気にしないで下さい。


ロボットモード同様に、上面グレーのスイッチを押すとハッチ開閉。しかし…やっぱり嘘でも良いから両側面に
スピーカーのディテールが欲しかったなぁ。


変形シークエンス。側面ジョイントを外し前と後ろとに分け、前方パーツを下を起点に90度下げ、
後方パーツは上を基準に90度上げます。


下パーツを前方に90度倒し、爪先と踵を引き出します。次に上パーツ、斜め上にスライドさせ拳を出します。


股関節を90度倒し、足を真っ直ぐ伸ばして直立させます。それと同時に、脇を閉じて腕を真っ直ぐにします。


中央ハッチを後方にスライドさせ頭部を出します。ここが問題で、上記の通り頭部はスプリングが入っているので、ハッチ解放と同時にスプ
リングで飛び出す簡単なオートモーフになっています。何が問題かと言うと、サウンドウェーブの頭部は全塗装されているので、下手にハッ
チを開くとハッチに頭部が引っかかり塗装が剥げてしまうのです。このつまらんオートモーフの為に塗装剥げの危険+スプリングのヘタレ
による首のすわりの悪化と、かえって欠点を増やしているのは設計ミスとしか…。


気を取り直して変形シークエンス続行。肩にエレクトリックランチャーを取り付け…。


手首を交換しウェーブブラスターを握らせて変形完了です。
上記の通り、武器と手首核種は完全に余剰パーツなので、外出先で音楽聴きながら変形させると丸腰状態のサウンド
ウェーブにしかならないという大きな欠点が。付属品一式持ち歩けばいいのですが、そこまでして出先で変形させたがる
酔狂な人がいるのでしょうか?


口だけの、いかれサウンドがッ!

総評としては、出来はサウンドウェーブのツボを抑えた仕上がりではありますが、昨今のTFに比べるとそれらには無い大きな欠点も有りますね。見た目の質感も良し、
プロポーションもアニメ設定に近いし可動も良い方。しかし武器や手首パーツの融通の効かなさ、欠点を増やしているだけのオートモーフ…ざっとこんなものでしょうか。
ミュージックレーベルの実用面ではと言うと、音質も悪く操作の融通も聞かないと、“ただ再生できるだけ”で終わっていてMP3プレイヤーが欲しくてコレ買おうと言うの
なら、私は全力で止めるでしょう。纏めると、サウンドウェーブとして見れば出来は±評価でそこそこ、MP3プレイヤーとしては最低限ってトコでしょうか。でも、電池ボッ
クスは気が効かなすぎ!しかも定価は約一万円…この内容に見合った金額ではありません。しかし、ヘケヘケでもユナイテッドでもアニメ設定通りのサウンドウェーブは、
これが発売され四年経過した現在でも未だに発売されていません(ユナイテッド版はサイバートロンモードですから)し、仮に発売されてもこちらの方はほぼ全塗装と言う
大きな長所が有ります。現在では入手困難ですけど、定価その物も高いですがプレ値を出す程のものでもありません。そうですね…再生機能をオミットして、全塗装を考
えても定価\3000前後くらいだったら買っても良いと思うのですが…。


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