大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

時を越えていざ、参る! 15

2014年01月04日 00時05分07秒 | TFGO
今回ご紹介するのは、TFGOよりプレダコン兵士“邪鬼5体合体ゴラードラセット”。しかし、製品名通り5体セットの製品であり、私のレビューは毎度長めになってしまうので、各員一人ずつの紹介とします。ご了承下さい。


一番手は胴体担当“ドララ”。ドララララララッ!グレートッスよー!一目で胴体担当だって分かるくらいのマッシブボディ、それに反比例して細い足が特徴…足は
もうちょっと太くても良かった様な。胸部や背中が、どことなくエビ等の甲殻類っぽいのが地味に特徴的。


ご尊顔拝見…プレダコンは一応鬼型TFって設定になってますが、このドララの場合は鬼よりもオークとかそんな感じ。
よく見ると口を開けてるんですね。

玩具設定では、合体プレダコン兵ゴラードラとなるドローンTF“邪鬼”の胴体担当。邪鬼はブドーラ等の各プレダコンがコントロールしている設定ですが、このドララに限ってはプレダコンのリーダー格ドラゴトロンが直々に操ってるとか。
アニメの方だと、徒手空拳でソードボットに襲い掛かってはあっさり蹴散らされるやられ役。特にドラゴトロンが直々に操ってるとかの描写は有りません。

さて、今回のドララ…っつーかゴラードラセットは非常に特殊な立ち位置でして。海外でもプレダコンとして販売されましたが、デラックスクラス以下のサイバーバースカテゴリー内、その中でも更に低価格のリージョンクラスでの単体販売となりました。よって可動は最低限、価格も安いです。しかし日本ではセット販売されました。

で、ここからが重要なのですが…。このゴラードラ、実は初代アニメにも登場したデストロン合体兵士“オボミナス”のリメイクキャラだったのです。オボミナス=テラートロン部隊と言えば、アニメ登場を果たしたデストロン合体兵士の中で最もマイナーな存在。デストロン合体兵士はみんなそれなりに知名度が高めなのに、そんな中でもかなりマイナー格…場合によってはヘタな単体デストロン兵士よりも印象が薄いのがこのオボミナス。私の知り得る限り、リメイクされたのは今回が初。それを踏まえても、スルーする訳には行かない訳でして。

では製品仕様はどうか?海外版では初代オボミナスっぽい(完全に同じではありません)のカラーリングでしたが、日本版だと何故か日本未発売TF“モンストラクター(これのリペイント版“ダイノキング”は販売されています)”っぽい配色に変更されています。そして、海外版に付属していた手持ち武器三種類は削除されています。しかしそれらの武器三種の内2種は、単品販売されたEZコレクション版エアラクニッドとスモークスクリーンとサウンドウェーブに付属します。最後の一個のザクマシンガンっぽいのは現時点で国内未導入っぽいです。

このドララの場合、海外版の名称は“ハン・ガー”だそうで。初代オボミナス胴体TFの名前は“ハングルー”だったのですが、微妙に変更されてますね。そしてカラーリングはレッドとグレー、ハングルーはパープルとグレー、ドララはイエローと暗いグレー。カラーリングはどれも完全に違いますね。余談ですが、初代のハングルーって名称は“ハングリー=空腹”の捩りであり、ハングル文字は一切関係ありません。


プレダコン共通の特徴として、体のどこかにプレダコンマークがタンポ印刷されています。ドララの場合は胸部。


可動は…元々がサイバーバースしかもリージョンクラスなので期待するだけ無駄。
肩ボールジョイント、上腕ロール軸、股関節ボールジョイント、足首が前後にのみ可動します。尚、ドララに限らず全体的に関節が緩い
ので、中にセロハンテープを噛ませてあります。


足首が一応前後に可動するので、ご覧の通り多少は曲げられます。


国内版では手持ち武器は一切削除、徒手空拳がデフォですが腕にビーストモード用のクローがあるので、
それを展開する事は出来ます。


両方を展開するとこんな感じになります。
まぁ、こんなギミックが有るだけマシでしょう…他のキャラにはありませんので。


ここでもう一度手を見てみましょう。手の径は3ミリ、そして上腕と肩に開いた穴も3ミリ径。
手の方は上記の通り海外版にのみ付属していた武器を持つ為ですが、それ以外は合体に使用します。

さて、先程国内版では武器が付属しないと書きました。
以前のプライムで塗装オミットと同じ位私がギャーギャー喚いた武器の件ですが、ゴラードラの場合は別に良いかなー?と思ってます。
元々が大した武器じゃ無いし、それに…。


手が3ミリ径なら、ミクロマン武器でいくらでも代用できますからね。
しかも元の武器よりも自由度は格段に高いし、その気になればナンボでも派手な武器を作れますし。
そもそもオボミナスってアニメには出てこないらしいので、そのイメージが無い=尚更武器が無くてもあまり気にならないし。


ビーストモードは双頭ドラゴン、そう言えばプレダコンってビーストモードはドラゴンモチーフでしたっけ。
しかしハングルーは4足だったのに対し、ドララはご覧の通り2本足になっています。


ご尊顔拝見…はっきり言ってブドーラよりもイケメン。ストレートなドラゴン顔は文句無し。


こちらの可動も…まぁお察し。頭部が縦方向にのみ曲げ可能、首根本ボールジョイント、両腕付け根だけが可動、股関節ボールジョイント、
太腿ロール軸、爪先が縦方向にのみ曲げ可能。両腕は左右で繋がっているので、片腕だけは動かせません。
可動はお察しと書きましたが、この価格帯ならこれだけ動けば大したものか。


太ももと口に3ミリジョイントが有るので、ここにミクロマン武器を付けて武装強化も可能です。


それでは変形シークエンス。
首を前に伸ばし、頭を真上に向け、腕を股側に曲げます。ご覧の通り、ビーストヘッドがロボットモードの足になります…
これは初代ハングルーにも見られた処理です。


そこから立たせ、ビースト後ろ足を下に下ろし尻尾を後ろに折り曲げます。すると中からロボットヘッドが。
基本的に初代ハングルーの変形を踏襲しています。


尻尾を後ろに折り曲げ、完全に背中に密着させます。腕を上腕ロール軸から90度回し、爪を折り曲げて変形完了です。
サイバーバースらしいシンプルな変形ですが、両モードともにバランスよく纏まってます。


総評としては、合体ギミック抜きに考えても良好な仕上がりです。元がサイバーバース、しかもリージョンクラスなら最初から凄い出来など期待していません。特に変わった事もしていませんが、初代ハングルーを踏襲した設計は纏まりが良いし、ロボット⇔ビーストへの変形もやりやすく、かつしっかりと両立させています。4足から2本足になったのが少し残念ですけど、まぁ許容範囲かと。地味で大人し目と取るか堅実と取るか…その判断はお任せします。遊びやすい奴です。

→次回に続きます。


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