続いてご紹介するリンカネーション番外編、今回はこの“パワーグライド”です。
パワーグライドと言えばビークルモードは飛行機、そしてその時の翼を縦に折り畳んだフォルムが特徴でした。今回のパワーグライドもその特徴を継承しています…
が初代との共通点はそこと頭部の形状くらいで、かなりマッシブなプロポーションになっています。はっきり言って別人です。これはシルバーボルトと違い、上半身に
サウンドモジュールを搭載しているのでこうなってしまったのですが、マッシブすぎてバランスがおかしいですね。初代玩具はアニメ設定に非常によく似ていた(上半
身だけは)ので、余計にそう感じます。余談ですが初代玩具は当時のTFで最も安価な500円台でしたが、今回の物は5000円台と異例の大出世をしています。
ご尊顔拝見。
前述の通り初代に近い形状となっていますが、方耳のアンテナや両頬のスリット等とあちこちアレンジされています。頭部はクリア成型の
上から全塗装なので、くれぐれも取り扱いにはご注意ください。アニメ設定ではお調子もの、自己顕示欲が強く常に自分がサイバトロンで
数少ない飛行能力を持つ事をアピール…でも根が軽い奴なのでむしろ好かれていました。その貴重な空中戦力と言う事も有り、飛行機
部隊エアーボットが出るまでは脇役キャラ&合体能力も無いのにかなり出番が多く、知名度では上位ランクに食い込むサイバトロン戦士
の一人となりました。日本版第36話“令嬢より愛を込めて”では、デストロンに襲われたハイテクノロジー工業の若き会長にして御令嬢
“アストリア・カールトンリッツ”を保護、その道中はアストリアの我儘っぷりに手を焼きながらもささやかなラブロマンスを展開していました。
しかし時々、大きな体格差のあるアストリアを片手で振り払うわ空中に放り投げるわと、どうも女性の扱いまでは良く分かっていない模様。
とは言え、アストリアとの出会いにより彼が純情男である事が判明しました。メイン声優を担当したのはスタースクリームを演じた鈴置洋孝
氏(ご冥福をお祈りいたします)ですが、彼が登場した当初はまだキャラ作りが確定していなかったらしく、音程が高かったり逆に低かったり
(ぶっちゃけスタースクリーム声と同じ)と声質が一定していませんでした。
可動は良好で、基本的な関節はもちろん腰が回転可動します。そしてほんの少しですが足首が左右に可動、変形ギミックの都合で
首が縦方向にも可動するので細かな表情着けが可能です。ただ上半身に重心がかかっているので、せっかくの足首の左右可動も
その重さに支え切れず転倒しやすい、さらに胸板が厚すぎて腕の可動に干渉します。ああ、やっぱり胴体にギミック仕込んだのが足
を引っ張ってますな。
武器は箱の表記によるとサーマルビーム、これは初代パワーグライドの武器と同じ名称です。ギミックは通常ライフル同様にスプリングによるミサイル発射ですが、
これの場合は前後を反転すればガトリング砲になります。なんか轟々戦隊ボウケンジャーのデュアルクラッシャーみたいなアイディアですが、これはシンプルながら
中々面白いギミック。ただ、ガトリング砲の銃口も一体成型&成型色のままなので、ここは別パーツにして回転ギミックを付けて欲しかった所…差し込んだミサイル
を摘まむと銃口が回転とか。
そしてシルバーボルト同様のライト&サウンドギミック、パワーグライドの場合は背中にあるボタンを頭部後ろ側の襟パーツ(って言えばいいんでしょうか?)を押す
事で発動します。サウンドは機銃発射音、発光は両目と両胸の点滅となっています。しかし両目はともかく両胸、オレンジのクリアパーツの中で赤色LEDが発光す
るので同じ系列の色同士で相性が悪く、撮影するとご覧の通りその光りっぷりが分かりにくいんですよね…。こうしてみると、シルバーボルトとは違い発光ギミック
はロボットモードの方が派手ですね。あっちは発光箇所が隠れちゃいましたし。
そしてパワーグライドにあるもう一つの発光ポイントがココ。ケツが光っても…ホタルかお前は。
胸部ハッチを開けるとそこにハートマークが…。実はコレ、先のエピソード“令嬢より愛を込めて”のラスト、アストリアに恋を
したとからかわれたパワーグライドがそれを否定した後、一人になった時に胸ハッチを開けると内部機器が点滅しハートを
描いていたシーンのオマージュなんです。しかし、ただそういうディテールがあるだけなのが惜しい…ケツなんか光らせる
よりここを点滅させて欲しかったです。ただ、それと同時に機銃掃射音も一緒に鳴り響きますが(´∀`)アヒャヒャヒャヒャ
ビークルモードは箱表記だとファイタージェット…後部のタービンが特徴のいわゆるサンダーボルトタイプの飛行機ですね。初代は機首が細く尖って
いたのですが、こちらは適度な曲線がメリハリを与えていてムチャクチャかっこよく見えます、私には。機首下部にサーマルビームを付けられますが、
その後ろの機体中央にあるパーツが干渉しまっすぐになってくれません。ミサイルを外せばいいのですが、いちいちそうするのも面倒です。一応その
パーツにミサイルを挟む事も出来ますが、その際はミサイルを真横向きで挟まなきゃならないので見ためが悪いし、なにより最初からそうやって固定
することが前提じゃないので不安定です。前後を逆にしたとしても、今度はガトリング砲の銃口が干渉しまっすぐに取り付けられません…細かい所で
不満が多いですパワーグライド。
ビークルモードでのギミックは、ランディングギア展開はもちろんのことライト&サウンドギミック。こちらではコクピットとタービン後部が発光します、さっきのケツ発光は
この為だったのです。ちなみにサウンドは機銃発射音、飛行サウンド、エンジン起動音の三種類…これシルバーボルトと同じSEじゃないですか。ただ、そっちより若干
音のトーンが高い気がします。
変形シークエンス。
まず機首のジョイントを外し、中央から二分割します。次に主翼を根本から角度を変更し、機体後部の垂直尾翼を真っ直ぐに伸ばします。
そして機首下部分を後ろに180度折り曲げます。この時にスイッチが入り、シルバーボルトの時と同じ変形サウンド“グゴゲギギ”が鳴ります。ちなみにロボット→
ビークルの場合は、シルバーボルト同様に“ギゴガゴゴ”と鳴ります。次に機体後部を180度折り曲げ、本体にしっかりと固定します。この時に使用するジョイント
が固くて、固定する時も外す時も割と力が居るんですが、個体差でしょうか?そのまま余った機首パーツを、先端が筋面に付くように90度倒します。
少し分かりにくいですが、ここで腰を180度回転させます。
機首を変形させ両足にし、そのまま垂直に立たせます。そして翼の下に折り畳まれていた腕を変形させます。ランディングギアをスライドさせると、それと同時に
手首が出てくるのですがこれをオートモーフと言うにはなんとも微妙。この程度だったら何十年も前からあったし。
そして翼を折り曲げ、翼をタービンに接続します。この部分のジョイント、これムービーブロウル同様に非常に外れやすくて困ります。最後に頭部を引き出して変形完了。
補足ですが、パワーグライドは変形させる際にスイッチが暴発しやすく、しょっちゅうサウンドが暴発するので五月蠅いです’`,、( ´∀`) ‘`,、
パワーグライド:了解♪ツアーガイドはパワーグライドにお任せをー♪
総評としては、サウンドギミックが良い方向と悪い方向の両方に影響を与えてしまっています。本体に内蔵させた事でプロポーションが崩れた、しかしシルバーボルト
とは微妙に違うギミックでもある。シルバーボルトに比べたらお気に入りの部類に入りますが、転倒のしやすさや胸部の干渉具合などと、せっかくよく動くのにそれら
で相殺されていると、やや遊びにくく宝の持ち腐れ的な印象を受けました。しかし変形は最近の物にしては複雑な部類に入るので、それを楽しみたいという人になら
お勧めします。
パワーグライドと言えばビークルモードは飛行機、そしてその時の翼を縦に折り畳んだフォルムが特徴でした。今回のパワーグライドもその特徴を継承しています…
が初代との共通点はそこと頭部の形状くらいで、かなりマッシブなプロポーションになっています。はっきり言って別人です。これはシルバーボルトと違い、上半身に
サウンドモジュールを搭載しているのでこうなってしまったのですが、マッシブすぎてバランスがおかしいですね。初代玩具はアニメ設定に非常によく似ていた(上半
身だけは)ので、余計にそう感じます。余談ですが初代玩具は当時のTFで最も安価な500円台でしたが、今回の物は5000円台と異例の大出世をしています。
ご尊顔拝見。
前述の通り初代に近い形状となっていますが、方耳のアンテナや両頬のスリット等とあちこちアレンジされています。頭部はクリア成型の
上から全塗装なので、くれぐれも取り扱いにはご注意ください。アニメ設定ではお調子もの、自己顕示欲が強く常に自分がサイバトロンで
数少ない飛行能力を持つ事をアピール…でも根が軽い奴なのでむしろ好かれていました。その貴重な空中戦力と言う事も有り、飛行機
部隊エアーボットが出るまでは脇役キャラ&合体能力も無いのにかなり出番が多く、知名度では上位ランクに食い込むサイバトロン戦士
の一人となりました。日本版第36話“令嬢より愛を込めて”では、デストロンに襲われたハイテクノロジー工業の若き会長にして御令嬢
“アストリア・カールトンリッツ”を保護、その道中はアストリアの我儘っぷりに手を焼きながらもささやかなラブロマンスを展開していました。
しかし時々、大きな体格差のあるアストリアを片手で振り払うわ空中に放り投げるわと、どうも女性の扱いまでは良く分かっていない模様。
とは言え、アストリアとの出会いにより彼が純情男である事が判明しました。メイン声優を担当したのはスタースクリームを演じた鈴置洋孝
氏(ご冥福をお祈りいたします)ですが、彼が登場した当初はまだキャラ作りが確定していなかったらしく、音程が高かったり逆に低かったり
(ぶっちゃけスタースクリーム声と同じ)と声質が一定していませんでした。
可動は良好で、基本的な関節はもちろん腰が回転可動します。そしてほんの少しですが足首が左右に可動、変形ギミックの都合で
首が縦方向にも可動するので細かな表情着けが可能です。ただ上半身に重心がかかっているので、せっかくの足首の左右可動も
その重さに支え切れず転倒しやすい、さらに胸板が厚すぎて腕の可動に干渉します。ああ、やっぱり胴体にギミック仕込んだのが足
を引っ張ってますな。
武器は箱の表記によるとサーマルビーム、これは初代パワーグライドの武器と同じ名称です。ギミックは通常ライフル同様にスプリングによるミサイル発射ですが、
これの場合は前後を反転すればガトリング砲になります。なんか轟々戦隊ボウケンジャーのデュアルクラッシャーみたいなアイディアですが、これはシンプルながら
中々面白いギミック。ただ、ガトリング砲の銃口も一体成型&成型色のままなので、ここは別パーツにして回転ギミックを付けて欲しかった所…差し込んだミサイル
を摘まむと銃口が回転とか。
そしてシルバーボルト同様のライト&サウンドギミック、パワーグライドの場合は背中にあるボタンを頭部後ろ側の襟パーツ(って言えばいいんでしょうか?)を押す
事で発動します。サウンドは機銃発射音、発光は両目と両胸の点滅となっています。しかし両目はともかく両胸、オレンジのクリアパーツの中で赤色LEDが発光す
るので同じ系列の色同士で相性が悪く、撮影するとご覧の通りその光りっぷりが分かりにくいんですよね…。こうしてみると、シルバーボルトとは違い発光ギミック
はロボットモードの方が派手ですね。あっちは発光箇所が隠れちゃいましたし。
そしてパワーグライドにあるもう一つの発光ポイントがココ。ケツが光っても…ホタルかお前は。
胸部ハッチを開けるとそこにハートマークが…。実はコレ、先のエピソード“令嬢より愛を込めて”のラスト、アストリアに恋を
したとからかわれたパワーグライドがそれを否定した後、一人になった時に胸ハッチを開けると内部機器が点滅しハートを
描いていたシーンのオマージュなんです。しかし、ただそういうディテールがあるだけなのが惜しい…ケツなんか光らせる
よりここを点滅させて欲しかったです。ただ、それと同時に機銃掃射音も一緒に鳴り響きますが(´∀`)アヒャヒャヒャヒャ
ビークルモードは箱表記だとファイタージェット…後部のタービンが特徴のいわゆるサンダーボルトタイプの飛行機ですね。初代は機首が細く尖って
いたのですが、こちらは適度な曲線がメリハリを与えていてムチャクチャかっこよく見えます、私には。機首下部にサーマルビームを付けられますが、
その後ろの機体中央にあるパーツが干渉しまっすぐになってくれません。ミサイルを外せばいいのですが、いちいちそうするのも面倒です。一応その
パーツにミサイルを挟む事も出来ますが、その際はミサイルを真横向きで挟まなきゃならないので見ためが悪いし、なにより最初からそうやって固定
することが前提じゃないので不安定です。前後を逆にしたとしても、今度はガトリング砲の銃口が干渉しまっすぐに取り付けられません…細かい所で
不満が多いですパワーグライド。
ビークルモードでのギミックは、ランディングギア展開はもちろんのことライト&サウンドギミック。こちらではコクピットとタービン後部が発光します、さっきのケツ発光は
この為だったのです。ちなみにサウンドは機銃発射音、飛行サウンド、エンジン起動音の三種類…これシルバーボルトと同じSEじゃないですか。ただ、そっちより若干
音のトーンが高い気がします。
変形シークエンス。
まず機首のジョイントを外し、中央から二分割します。次に主翼を根本から角度を変更し、機体後部の垂直尾翼を真っ直ぐに伸ばします。
そして機首下部分を後ろに180度折り曲げます。この時にスイッチが入り、シルバーボルトの時と同じ変形サウンド“グゴゲギギ”が鳴ります。ちなみにロボット→
ビークルの場合は、シルバーボルト同様に“ギゴガゴゴ”と鳴ります。次に機体後部を180度折り曲げ、本体にしっかりと固定します。この時に使用するジョイント
が固くて、固定する時も外す時も割と力が居るんですが、個体差でしょうか?そのまま余った機首パーツを、先端が筋面に付くように90度倒します。
少し分かりにくいですが、ここで腰を180度回転させます。
機首を変形させ両足にし、そのまま垂直に立たせます。そして翼の下に折り畳まれていた腕を変形させます。ランディングギアをスライドさせると、それと同時に
手首が出てくるのですがこれをオートモーフと言うにはなんとも微妙。この程度だったら何十年も前からあったし。
そして翼を折り曲げ、翼をタービンに接続します。この部分のジョイント、これムービーブロウル同様に非常に外れやすくて困ります。最後に頭部を引き出して変形完了。
補足ですが、パワーグライドは変形させる際にスイッチが暴発しやすく、しょっちゅうサウンドが暴発するので五月蠅いです’`,、( ´∀`) ‘`,、
パワーグライド:了解♪ツアーガイドはパワーグライドにお任せをー♪
総評としては、サウンドギミックが良い方向と悪い方向の両方に影響を与えてしまっています。本体に内蔵させた事でプロポーションが崩れた、しかしシルバーボルト
とは微妙に違うギミックでもある。シルバーボルトに比べたらお気に入りの部類に入りますが、転倒のしやすさや胸部の干渉具合などと、せっかくよく動くのにそれら
で相殺されていると、やや遊びにくく宝の持ち腐れ的な印象を受けました。しかし変形は最近の物にしては複雑な部類に入るので、それを楽しみたいという人になら
お勧めします。
今年もよろしくお願い致します。
私はまた変形機構のせいでオンスロートしか購入していませんが
”ハート”のやつの説明しらなかったぁ!ちょと感動!そそりましたぁ~(>▽<)
この様な更新の遅い弱小ブログで良きゃ…。
私も購入するまでは知らなかったので、ハッチ開けた時は
「…なんでハートが?…あ、そうか!そういう事くぁッッッ!!!」
ってな具合で'`,、( ´∀`) '`,、開発者グッジョブ!
それとオンスロートは私も購入済みなので…次、やりますよ?ええ。
乞うご期待!