リベンジは続くよ何処までも ⑩

今回ご紹介するのは、オートボットアライアンスよりディセプティコン兵士“ヘイルストーム”。
こちらもハイブロウやトマホーク同様、海外市場では「ハント・フォー・ザ・ディセプティコンズ」カテゴリーです。がっしりした体格に両肩のミサイルと強そうな外見で人気が
高く、今回の4アイテム中で最も早く完売したアイテムです。しかし、後方に突き出たミサイルはどうにかして欲しかった…ハズブロの安全基準でミサイルはこの長さにし
なきゃならないのです・゜・(つД｀)・゜・

→当時は確かに出荷数が少なかったのですが、二ヶ月後に再販されました。



ご尊顔拝見…角刈りにしたカメ怪人と言えばしっくりくるでしょうか？なんか緑で角刈りと来ると、マクロスプラス
のガルドみたいですな。もしくは、緑色のカメっぽいロボットだけに超電子バイオマンのジュウオウ？

キャラ設定は、サイバトロン星でも有名なガンナーで、アイアンハイドでさえ一目置くディセプティコン兵士。
ただこいつ、見た目はゴツいですけどエラい小心者らしく、後方支援に徹するもすぐ逃げちゃうらしいです。
そしてもう一つ意外なのが、こいつテックスペックによると知能9と、かなりのキレ者なんだとか。でも臆病
なので、その知性が生かされる機会は少なそうですね。


可動は中の上、首が二重関節で斜め上向き可能、肩回転、脇開閉、肘ボールジョイント、股関節ボールジョイント、肘
可動、足首が左右にのみ可動。肘と膝が二重関節になっていますが、これは変形用なのでポージングの際は活用不可。
それと、見た目では指が開閉しそうですが、実際は固定です。


武器はご覧の通り大型ミサイル。彼の名声は全てこれによるものでしょうきっと。大きくて迫力は有るんですけど、上記の
通り後ろに突き出たミサイルが美観を損ねるなんてレベルじゃ…ヘイルストーム際大の欠点。しかもスプリング式じゃ無く
て、数年前に廃れた押し出して発射する方式なのが余計に難。スプリングと同じくらい飛ぶんですけど、やっぱり後ろに
突き出ているのは如何ともしがたい・゜・(つД｀)・゜・


ミサイルポッドのフレームにC型ジョイント対応フレームがあるので、トマホークより拝借してきたミサイルポッドを取り
付ける事が出来ます。こうするとミサイル10発だ！


ビークルモードはミサイルキャリアー、戦車では無くミサイルキャリアーというのは珍しい。


問題のミサイルですが、こちらだとロボットモードよりかなりマシになります。後ろにちょっと出っ張ってますけど、
このミサイルはスプリング式では無く押し出し式なので、出っ張って無いと発射出来ないのです。


ミサイルポッドは基部から360度回転可能、ちゃんとミサイルキャリアーとしての本分を果たしています。
コレが無いと意味無いですからね。


で、ビークルモードにもC型ジョイント対応フレームに武装は可能です。


それでは変形シークエンスを。まず手始めにミサイルポッドを斜めに上げ、機体前面のジョイントを外し斜めに上げ、キャタピラを後方に180度折り曲げ
ます。そこから機体前面を真っ直ぐ伸ばし足を形成、キャタピラを折り曲げると同時に機体下面から腕を引き出します。最初ロボットモードを見た時、上
腕部のキャタピラはロボットモードのキャタピラ半分だとばかり思っていて、残り半分はどこに行ったのだろう？と思ったら、こんな風に前後のキャタピラ
を折り畳んでいたのですね。


足が出来たので直立させると、大体こんな感じになっています。


腰パーツを前方に90度折り曲げ、胸部のジョイントと接続し固定します。中央が顔に見えたりします。


ミサイルポッドの基部を180度回転させ、ミサイル先端を真上に向けます。そしてロボットモード頭部を引き出します。


ここからが面白くて、頭部をそのまま真下に押し込むと、胸部両側フレームがパンタグラフの様に折れ曲がっていきます。


そのまま押し込んでいくと、頭部下にあるジョイントと胸部の受けジョイントが接続され胸部変形が完了します。ただ頭部が移動するだけでなく、それと同時に
肩幅まで広がる変形と言うのは面白いです。今回の四アイテムはオートモーフと表記されている部分が一つも無いのですが、これはオートモーフと呼んでもい
いものか???


ミサイルポッドの蓋を開き、ミサイルを前方に傾けます。後ろに出っ張っている分、蓋を開かないと傾けられないんですよね。


最後に、ミサイルポッドを左右に広げて定位置に配置して変形完了です。パンタグラフ変形
は面白いですが、それ以外の部分はそれほど複雑ではありませんね。


ひぃぃッ！オートボットが突破してきよったッ!?ど、どないする、どないすんねん!?今から逃げたかて間に合うやろか…？ワ、ワシゃ見た目ほど強ぉないっちゅうに！
なんでこないな事になってしもたんや!?テ、テラダイブ！テラダイブ！自分、一体何処におんねん!?

総評としては、全体的にバランス良く纏まった仕上がり。
パンタグラフ変形に気を取られがちですが、全体的な変形難易度はそれほど高くなく、適度に変形過程を楽しめます。元々がガンナータイプなので、それほど派手な
アクションを決める必要も無く、踏ん張っている様な力の籠ったポージングさえ出来れば充分ですし。ただ、やっぱり後ろに出っ張ったミサイルだけはフォロー出来ませ
んわ…全体的な完成度は高いので、ミサイルが許せる人ならどうぞ。