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篤姫⑤ 小松帯刀-2

2008-06-03 22:58:43 | 小松帯刀
【ビジュアルは,鶴丸城跡近くに建てられている小松帯刀の銅像】


 NHK大河ドラマ『篤姫』で,瑛太さん演じる篤姫の幼なじみの肝付尚五郎は,のちの小松帯刀(こまつ・たてわき)である。薩摩出身で,いまに名を残しているのが西郷隆盛や大久保利通らである。西郷や大久保が表舞台に立てるよう支えたり,薩摩と龍馬を結びつけたりと,大政奉還から明治維新にいたる,舞台裏でキーマン役を果たしたという彼の名は広くは知られてはいない。それは,彼が1870(明治3)年36歳で早世したことにある。

 小松帯刀は,下級武士であった西郷や大久保らを登用・抜擢し,中央で活躍すべく支援したといわれている。彼は,21歳のとき江戸で奥小姓として第11代藩主島津斉彬(なりあきら)に仕えた。斉彬亡き後は,後継者の島津久光にも重用され,その側近となった。
 久光が上洛の折には同行し,側詰・側役として朝廷や江戸幕府,諸藩との折衝役を勤めた。その後,28歳で家老職につき,藩の財政・商工業・軍事・教育などを担い,久光の懐刀として藩政を切り盛りした。

 京都で奔走する中で,土佐藩士の坂本龍馬とも交流を持つようになり,後,龍馬の亀山社中(のちの海援隊)創設,龍馬とお龍との結婚の際などに,なにかと面倒をみている。         (続く・本稿は,5月30日のリライト)

篤姫-バックナンバー篤姫-バックナンバー(08年6月22日 ~08年8月8日)





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原口 泉
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