【ビジュアルは,鹿児島市内に立つ小松帯刀(こまつ たてわき)像】
NHKの大河ドラマ「篤姫」で篤姫と共に注目されているのが,俳優の瑛太さん演じる篤姫の幼なじみ肝付(きもつき)尚五郎こと小松帯刀(こまつ たてわき 1830~1878年)である。彼は,薩摩藩家老として,西郷隆盛(1828~1877年),大久保利通(おおくぼとしみち 1830~1878年)などの下級武士を登用・抜擢し,明治維新を裏面から支えた人物と評価されている。
小松帯刀は,喜入(きいれ・現鹿児島市南部地域)領主肝付伴兼の三男として,篤姫と同じ天保6年(1835年)生まれ。母は薩摩藩主島津久貴の娘である。22歳のとき島津斉彬(なりあきら)の命によって吉利(よしとし 現日置市)領主であった小松家の養子となった。
小松帯刀は西郷隆盛,大久保利通といった薩摩出身の志士の活躍を島津藩の家老という立場で支えた。また,土佐藩士の坂本龍馬とも親密になにかと支援交流し,何かと支援している。36歳で早世しなければ,明治の時代に偉業を残す人物になっていたのでは,と惜しまれている。
日置市には小松帯刀ゆかりの史跡が,いまに残る。吉利(よしとし)小学校が立つ場所には昔,小松家のお仮屋(領主館)があった。正門の横には生徒が卒業記念に作った小松帯刀像も立つ。東シナ海を望む高台にある,小松家の旧菩提寺 園林寺跡にも帯刀の墓は残り,今の時勢を見守っている。
なお,篤姫と彼との接点を示す史料は,現在の所,見あたらない。
(本稿は,5月27日掲載のリライト)
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篤姫-バックナンバー篤姫-バックナンバー(08年6月22日 ~08年8月8日)
▼ 瑛太出演のTVドラマ版
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小松帯刀は,喜入(きいれ・現鹿児島市南部地域)領主肝付伴兼の三男として,篤姫と同じ天保6年(1835年)生まれ。母は薩摩藩主島津久貴の娘である。22歳のとき島津斉彬(なりあきら)の命によって吉利(よしとし 現日置市)領主であった小松家の養子となった。
小松帯刀は西郷隆盛,大久保利通といった薩摩出身の志士の活躍を島津藩の家老という立場で支えた。また,土佐藩士の坂本龍馬とも親密になにかと支援交流し,何かと支援している。36歳で早世しなければ,明治の時代に偉業を残す人物になっていたのでは,と惜しまれている。
日置市には小松帯刀ゆかりの史跡が,いまに残る。吉利(よしとし)小学校が立つ場所には昔,小松家のお仮屋(領主館)があった。正門の横には生徒が卒業記念に作った小松帯刀像も立つ。東シナ海を望む高台にある,小松家の旧菩提寺 園林寺跡にも帯刀の墓は残り,今の時勢を見守っている。
なお,篤姫と彼との接点を示す史料は,現在の所,見あたらない。
(本稿は,5月27日掲載のリライト)
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